ニューヨークでチャンス掴めなかったのは、やってもらって当然と思ってた事だ
日本で普通の仕事を始めて分かった事があります。
ニューヨークで、奇跡としか言いようのないチャンスが沢山ありました。
そのおかげでアーティストビザを2回も取る事ができて、自分はそれが感謝しても仕切れない幸運だと思っていましたが、
思えば自分はずっと、してもらってばかりだと気付きました。
チャンスを与えてくれた人たちに対して、もっとたくさんお話をするべきだったし、仕事を調整してコンサートに行くべきだったし、してもらった事に対して何かお礼をするべきだったと思いました。
私は捻くれ者で、自分のことなど、どうせ期待はしていないのだろうなどと思い、自分から積極的に話しに行ったり、関わり合いを持とうとはしませんでした。
孤高に修行して自分のパフォーマンスで認めてもらう事しか考えていませんでした。
チャンスを与えてくださった方々は、自分が思う何倍も気にかけてくださっていたのだと思います。
自分は世界の中の歯車の一つで、自分のために動いてくれている物や、存在に気付き、それらに恩を返し続けなければ、自分が思うような結果は、やってくるわけがないと思いました。
私は普通に働く今、その事が物凄く怖かったけれども、この経験をせずに、真の野望は成し得ないと思いました。
もし今、自分の中の野望があるけれども、それとは関わりのない事で生活している方がいたら、絶対に大丈夫、それは絶対に必要な事ですから、と念を送りたいと思います。
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