缶詰のフルーツ

缶詰のフルーツがお歳暮で届いて嬉しかった時代がありました。病気のお見舞いにも缶詰フルーツを食べる事ができた記憶があります。今は甘く煮詰めて缶に詰めなくとも、桃やパイナップル、みかんはフレッシュなまま手に入れる事ができるし、その方が健康的なイメージがあります。

でも年に数回お歳暮や、入院した時でしか手に入れられなかった人たちにとって缶詰フルーツはいつまでも特別な物です。栄養のあるものとして、体調が悪い時に食べる物だと思われる方もいると思います。それを、糖分過多だから食べない方がいいです、と、いうのは簡単だけれど、説得できるものでしょうか。

健康的な食べ物を規則正しく食べ、長生きをしようとする事が、健康的に生きる事なのかというと、違う気がしています。

好きな物を好きなだけ食べて、ある日突然亡くなる事もいいのではないかと思います。

何となく「長生き」が目的になるより、どんな風に最後を迎えたいか、もっと具体的に話したっていいのではないかと思います。

ちなみに、今朝、私が子供の頃からあった庭の木が切られました。これ以上大きくなると、処分が大変になるからと、父が決めました。こっちの都合でその木は倒されました。このような感じで自分達にも理不尽な死はやってくるのだろうし、あの木を倒してしまったんだからこれで文句は言えないなと思いました。





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