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[モンハン]いまさらアイスボーン - 武器感想編

 サンブレイクにイヴェルカーナが来たので(?)、いまさらアイスボーンを遊んでます。
 前回はサンブレイクとアイスボーンを比較していいところと悪いところを書いたので、今回は武器の使い勝手を比較していこう。僕がメインで使ってる4種だけだけど。

 ライズおよびサンブレイクはワールドのモーションが元になっているので似ているところは多いんだけど、やっぱり実際に使い込んでみると結構違う。あとガンランスは完全に別物ですね。

◆太刀
 見切りあり特殊納刀あり兜割ありと使用感としてはライズ太刀に近い。特に居合抜刀斬り(納刀からの二連斬り)の練気ゲージ上昇がライズと比べて凄まじく強く、ゲージ半分くらいから普通に大回転斬りまでいけてしまう。これは強い。
 ただ納刀術が特殊納刀にほぼ効果無しなため(3F短縮ってもう誤差でしょ)、ライズ太刀のように気軽に特殊納刀してしまうと納刀の隙に殺される。敵の隙を伺って抜刀斬りで練気ゲージをブーストし、あとは赤ゲージまで持っていって奇人兜割するというライズ時代にアホほどやったムーブを繰り返す事になる。

 ワールド太刀には当然ながら蟲技の飛翔蹴りが無い。じゃあどうやって兜割を出すのかと言うと、気刃突きというデビルメイクライのスティンガーみたいな突きが命中すると兜割りに派生する。
 これがまたかっこいいんだ。気刃を纏った太刀特有の『ヒュゥゥオオ』という甲高い音がめちゃくちゃかっこよく、これだけで太刀をブンブンする理由になる。キッズ受けも絶対いい(確信)。

 ただサンブレイク太刀に慣れた身だと防御が見切りしかないのが割とキツいですね。いや見切りはライズサンブレイクより判定ガバガバ気味でどんどん見切っていけるんだけど、アイスボーンに入ると敵の動きが速いのだ。
 多段攻撃も追加されてるし、ティガはヤバい勢いで回転突進してくるし、レウスやクシャは全然降りてこねえし(太刀関係ない)、とにかく威合がほしくなる。回避性能つけてフレーム回避してね♥って感じで、ちょっとMHFを思い出す難易度かもしれない。
 ライズ系列はころりん回避が弱体化されまくっていて回避性能なしだと4Fしか無敵時間がないので、こういうところも結構違いますよねライズとワールド。

 総合すると『派手さはないけど堅実にダメージを稼げる武器(ちゃんとゲージ溜められないとクソカス)』という、まあいつもの太刀ですね。壊れすぎず弱すぎずって感じで良い調整になってると思います。

◆ガンランス
 起爆竜杭ことハナクソにひたすら放射溜め砲撃をするゲームなのはプレイ動画を見て知っていた。知ってたけどここまでしんどいとは思わなかったよ!
 いや、そもそもまず起爆杭を作るのにスリンガー弾が必要なわけじゃないですか。キャンプからクエストスタートできればいいけど、クエスト開始と同時に敵の目の前に墜落しちゃった場合、スリンガー弾が近くにないこともあるんですよ。そうなるとまずクラッチ傷つけをしないといけないわけじゃないですか。

  1. モンスターにクラッチする

  2. 任意の場所に傷つけ(1/2)する

  3. 納刀する(ガンスは納刀が遅いので何気にここがキツい)

  4. スリンガー弾を拾う(すぐ横に敵がいるのでここも地味にキツい)

  5. 起爆杭を装填する(GP有りとはいえすぐ横に敵がいる中で隙を晒すのでキツい)

  6. ワールドの杭は砲撃2回からしか撃ち込めないため、下記(a)(b)どちらかで起爆杭を敵に刺す

(a) : もう一度手順1~4を行い、傷つけを完了させながらスリンガー弾を獲得する。更にもう一度頭にクラッチし、ぶっ飛ばしダウンさせ、起爆杭を刺す。
(b): 敵の隙を伺いつつ砲撃二回→起爆杭(完了までそこそこモーションが長い)を狙う。

 7. 戦闘開始!

 いやヤバすぎ。改めて書くと正気じゃないしこれは間違いなく儀式。儀式ですよ。
 アイスボーンをプレイした人ならわかると思いますが、『クラッチし、2回傷つけする』『頭にクラッチし、ぶっ飛ばす』がそもそも割と大変ですからね。考えなしにゴリ押しクラッチすると普通に攻撃受けてふっとばされてピヨったりするし、頭狙ったはずが翼にクラッチ吸われたりするし、初動安定のために不動転身がほしくなるし、起爆杭が外れたら手順4から再スタートだしもう糞まみれや。
 しかもここまでのプロセスだけだと全然ダメージ与えられませんからね。戦闘開始!で本当にようやく戦闘開始なわけです。で、杭は2分とか3分とかそれくらい刺さってるので、アイスボーンの隙少なすぎ動きすぎモンスター相手に食らいつきながら『杭を刺した場所に』溜め砲撃をしないといけない。ヤバすぎ。

 一応フォローしておくと起爆杭は強いんですよ。凄く強い。適当にボゴンボゴン砲撃してるだけで敵の体力がゴリゴリ減るし、砲撃は肉質無視だし、ちゃんと当てられるなら強いと思います。当てられるなら……。

◆弓
 連射拡散貫通のタイプがなくなり自由自在に撃ち分けられるようになった。これは使い勝手がいいように見えて実はあんまりよろしくない。特に貫通担当の竜の一矢はライズと同様のクソ長モーションのため、ガンナーの紙装甲で長時間立ち止まることになってしまう。

 ただそれ以外はいつもの弓だし、そもそも連射タイプが万能だから貫通と拡散は忘れても問題ないし、なによりライズでおなじみのチャージステップもあるので溜め撃ちステップ溜め撃ちもできるのが強い。
 ワールドやアイスボーンの敵は全体的に剣士殺し気味なので、ガンナー三兄弟の中でも機動力に長ける弓はアイスボーンとはなかなかに相性良いと感じた。まあ紙装甲だけど。

 ただ問題なのが地形。ワールドにはまだ乗りシステムが残っており、つまり乗りのための段差が各所に配置されている。各所に、というか基本的にワールドの戦場は段差まみれだと考えた方がいい。

 で、何が起こるかというと段差のせいで溜めが阻害されるのだ。
 『段差に気をつける』とかいうレベルではない。モンスターと段差、両方と戦わなければいけない。めちゃくちゃ疲れるし、この段差問題だけでアイスボーンで弓を使うのはやめよう……ってなるかもしれない。というかなった。
 竜結晶でブラキと戦った時なんてもう悲惨でしたね。溶岩のスリップダメージはあるし段差で溜めはキャンセルされるしブラキの年金があちこちに設置されてるし段差はウザいし段差は邪魔だし。
 乗りシステム自体は楽しいけど、乗りジャンプさせるために段差作りまくるのは絶対良くないって……!

 あと使い勝手を考慮しない場合、連射拡散貫通をその場で撃ち分けるっていうのは凄く良い設定だと思う。同じような弓なのに5WAY拡散矢しか撃てません、ってすごく不自然だしね。

◆大剣
 真溜めを叩き込む武器なのはライズサンブレイクと変わらず。ただ当たり前だけど蟲技がなく、そのくせ敵の後隙が揃いも揃って少ないため、真溜めを当てる難易度はライズ系よりだいぶ高く感じた。

 真溜めを狙う場合ライズ時代のようにタックルで溜めスキップするという手もあるんだけど、もう一個アイスボーン特有のモーションがある。それが強化撃ち。
 普段のスリンガー弾は豆鉄砲みたいなダメージしか出ないけど、攻撃の合間に強化撃ちをすると通常弾Lv2くらいのダメージが出るようになる。で、大剣が強化撃ちするとなぜか溜めをスキップして一気に真溜め斬りまで派生できるのだ。これはありがたい。

 あとはサンブレイクもアイスボーンも同じ。敵がダウンした時は強溜め経由でじっくり殴り、隙が少ない時はタックルや強化撃ちで一気に真溜めに持っていったり、普通に抜刀溜めで我慢したりする。
 大剣は動きがシンプルなだけあって、どの作品でもやることはあまり変わりませんね。すごくいいことだ。ガンランスなんかもうサンブレイクとアイスボーンで完全に別物だし。

 ガンランス同様スリンガー弾がないと大変なので、敵の前に墜落したところからクエストが開始してしまうと地味にキツい。クラッチ傷つけすればいいんだけど、この大剣とかいう武器はクラッチのモーションがアホみたいに長いのだ。
 いや本当にモーションがめちゃくちゃ長い。太刀ならもう着地してスリンガー弾拾ってるだろってところでようやくズバシャア!と傷つけしてる。遅すぎる。モーションはかっこいいんだけど……。

 クラッチの鈍臭さと、そもそも真溜めって当てるの大変じゃない?っていうところに目を瞑ればいつもの大剣ですね。繰り返しになるけど、いつの時代もやることが変わらないのは本当にいいことだ。ガンランスなんて……(以下ハナクソの愚痴になるので省略)


 これくらいでしょうか。アイスボーンとサンブレイクを行き来していると、やっぱりライズ系のゲームスピードは凄く速いなって感じますね。アイスボーンは『敵の速度5に対してハンターの速度1』って感じだけど、サンブレイクは『敵もハンターも速度5』って感じ。

 古き良きモンスターハンターをしているのはワールド系。
 ゴッドイーターみたいな高速アクションをしてるのはライズ系。
 こうして並べてみるとやっぱりジャンルが別ですね。僕はどっちも好きなので両方の路線を続けていってほしいけど、次回作はどうなるのかな。

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