見出し画像

[バイク]大型二輪教習【3・4】

前回:[バイク]大型二輪教習【2】

 大型二輪の教習は全12時間。
 うち、最初の5時間が一段階目で、次の7時間が二段階目。
 今回は『4・5時間目』と『6・7時間目』なので、一段階目の見極めを経て二段階目へ……という感じですね。


■4時間目

 今回はAT体験。中型二輪でも大型二輪でも、MT車とAT車の特性の違いを理解するため一度はAT車に乗らなければなりません。

 そう、乗らなければ『ならない』!
 僕は正直、AT車……ビッグスクーターというのが苦手なのです。理由は前回書いた通り。

 最後にビッグスクーターに乗ったのは中型二輪の教習時。
 実際乗ってみたら記憶よりラクだったりしないかな~と淡い期待を抱いていたのですが、いざ実際に乗ってみたところ、記憶以上に運転しづらかったです。
 重い! 曲がらない! ニーグリップできなくて上体がブレる!

 いや本当、AT限定で二輪免許を取る人を尊敬します。ATで一本橋とか絶対やりたくないよ……!


■5時間目

 この時間にやるのは一段階目のみきわめ
 つまり、一段階で習った事がちゃんと出来ているか? をチェックされる時間ということです。

 しかしそもそもの話、大型二輪教習の一段階目というのは中型二輪教習の総復習みたいなものでして……。すっごく大雑把に言ってしまえば、このみきわめでは『こいつはちゃんとバイクを運転できているか?』を見られるわけですな。
 普段からバイクに乗っている身なので、さすがにここは特に問題なく終了。二段階目へ進む事となりました。

 なお、このあたりから二つある検定コースのうちの片方(=1号コース)は覚えていて当然という扱いになってきます。
 幸い、僕は時間があったのできっちりコースを覚えられましたが、もう一人の方は結構苦労されているようで、開始ギリギリまでコースマップとにらめっこされてました。そうだよね……仕事とかで教習と教習の間が空いたりすると、コース忘れるんだよね……わかるわかる。

 二輪の場合、四輪と違って教官が同乗してくれないため、コースを暗記しないといけないというのはほぼ全国共通らしいです。
 検定本番でアタフタしないよう、なるべく早くに覚えてしまいたいものですね。


■6・7時間目
 ここからは二段階目。といっても特に代わり映えすることなく、コースを覚えている前提で教習が進んでいきます。

 強いて言えば、これまでと異なるのはゼッケンの色。
 教習生はバイクに乗る時にゼッケンを付けるわけですが、車種および段階によって色が違います。

 普通(中型):赤→黄
 大型:緑→青

 といった感じですね。
 一番バイクに慣れていない中型二輪の一段階目が赤で、そこから黄~緑~青とグレードアップしていく。わかりやすいものです。

 青信号と同じ青ゼッケンを身につけるということは、『こいつは安全な運転ができるよ』という証明書のようなもの。
 実際、教官から『じゃあ私は赤ゼッケンの人を見に行くので、クオンタムさんは一人で検定コースを回ってて』と言われる事も多くなりました。コース表を暗記するのと実際に走ってみるのとは結構勝手が違うものですから、こうしてコースを走るチャンスをくれるのはありがたい。徹底的に走り倒しているうちに6・7時間目も終了しました。


 わかっていた事ですが、特にアクシデントもなく淡々と進んでいるせいで教習所日記としての見どころが全く無いですね……(笑)
 しかしまあ、いいのです。大型二輪というのはバイク免許の最上位。すべてのライダーの模範となるべき存在です。
 ぶざまに転倒したり、エンストしたりするような事があってはならない。スイスイと教習が進んでいるのは良いことだと考えましょう。

■クオンタム■
神奈川県在住の双子座。ラノベ作家をやっています。
デビュー作『勇者、辞めます』一巻&二巻、カドカワブックス様より好評発売中!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?