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年齢差別って感じたことありますか?

56歳です。不思議なもので、若いときも、歳とったときも両方あるんですよね、年齢差別。僕の経験と、その結果、自分が導きだした考え方を紹介します。

50歳、部署が突然閉鎖、もう就職できない?

銀行系証券会社の自己売買部門でトレーダーをやっていたのですが、50歳ちょうどの頃に突然部署が閉鎖になってしまいました。

他の若いトレーダーと一緒に転職活動をしたんですが。若い人達と比べて面接が入らなかったりして、状況が明らかに違うんですよね。中堅だったら入れるかと思ったらそこさえも連絡来なかったりして。

年下の同僚の紹介で転職

結局、就職はあきらめて、自営業でもトライしようかと準備していたら、同僚だったトレーダーが違う中堅証券会社を紹介してくれて、そこでまたトレーダーをやることに。

ただそこはいろいろ問題あって結局1年強で辞めてしまいました。次に就職したのが、閉鎖のときに、面接に行って連絡が来なかった別の中堅証券会社。

こちらは年下の同僚のトレーダーが二人転職してて、二人がかなり実績を上げてたので、その紹介で転職できたんです。若い人に助けられまくったわけです。歳をとると若者との付き合いも大事なんですよ!

役員面接で言われたのは 「60歳になると・・・ 」

入社したときの役員面接で言われたのが年齢のこと、「歳取ると60過ぎたら使い物にならなくなる」とか、結構失礼なこと言われたりして、でもそういう考えの人ってかなり多いのだと思うんです。

その会社ではアナリストとして採用されて、そのあと部長にまでなったんですが、その管理職があまりに肌に合わず、「部長辞めてトレーダーとして再契約して欲しい」と言ってトレーダーに。

結局、成績は悪くはなかったのですが、1年たって契約更新はなしで、会社都合での退職ということになりました。なので4月から無職なんです。

想定内ではあるんですが、「今年はだいぶ期待できるかも」くらいの成績だったので、会社ってそういうとこだな。くらいの軽い失望感はありました。

56歳、年齢が関係ない世界で楽しくやろう

結局、他の会社に就職しても、同じようなことは絶対あると思うのです。幸運なことに、やる気も体力もまだまだあるので、あと10年は勢力的にまだ働く自信はあります。だけど年齢で差別されるのは嫌なんです。

本当に人生100年時代だと信じているのなら70歳くらいまで元気に働くのが自然だし、働いてる間に年齢差別を感じてるなんて最悪ですよね。

ということで、1年間は失業保険をもらいながら、新しい自分に向けてひたすら勉強しつつ、組織生活からの自立を図ることに決めたのです。

これからも攻める人生でいたい。目標は大きいです。「1日3時間の労働でそれなりに稼ぐ仕事」です。

やってみてダメでもいんです。そういうふうに考えるだけで楽しくなると思いませんか? 生きてる間はずっと充実していたいんですよね。

でも若い時もいろんな年齢差別ありました

会社で活躍されている若い人にとっても年齢差別は大きな問題。「ずっと高い給料もらっているのに、全然働いているように見えない先輩や上司がいるのは、年齢差別だ」という感覚だと思います。僕も若い頃はよく感じました。

そうは思ってたんですが、所属してた山一證券が廃業になったとき、「尊敬する年上の上司がなかなか就職先が決まらない一方で、若いというだけで、いろいろな転職先がある」のは、社会的な年齢差別だと思いました。

組織に所属すると避けられない?

運、不運もあると思うのですが、会社という組織に所属すると、どうしても年齢差別的なものは避けられなくなると思うのです。

自分で上手く立ち回っていくか、その影響がない仕事を探してみるかのどちらかだと思うのです。年齢差別がなくなる世の中を待つのは受動的、不確定すぎて、僕には現実的だと思えません。

インターネットのおかげで、今は自分さえしっかりしていれば、組織に所属しなくても、いろいろな働き方ができる時代です。

年齢差別で苦しむくらいなら、バカみたいに、新しいこと試していいのかもしれないと思うのです。まずは自分で実験。

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