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【経営統合しました】日本発クリエイターエコノミーを創り、世界にコンテンツを広げたい

クオン(※)の水野です。

(※)株式会社クオンは2022年1月に経営統合し、株式会社Mintoとなりました。Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。

今日、クオンとwwwaapは経営統合を発表しました。2022年1月からMintoという新しい会社になります!(詳細は以下のリンクにて)

今回は、なぜ、統合したのか?どんな会社を目指すのか?何をやるのか?について、新会社Minto経営陣のクオン水野、wwwaap中川、高橋で、初めて共同作業(note執筆)しましたので、ぜひお読み下さい。


VisionやMissionは、自分達だけで実現できるか?

まず、なぜ統合したのか?という理由です。
クオンは、50億を超えるスタンプDL(世界一)を軸としたグローバルでのキャラクタープロデュース、wwwaapは、250人以上のSNS漫画クリエイターとの広告×コンテンツを主要な事業として、共にユニークなポジションで会社を成長させてきました。

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けれども、「自分達の会社だけで、自社が掲げるVisionやMissionは達成できるのか?」という想いが、双方、この数年、ずっとありました。

クオンのVisionは「創造が世界を幸せにする
wwwaapのMissionは「つくりたい人の未来を創る

それに対して、現時点で持っているクオンの強みは、自社スタジオの制作力(キャラクター)と、世界に展開する力。wwwaapの強みはクリエイターネットワーク(漫画&アニメ)と広告のコンテンツ化力。

それぞれユニークな強みは持ってはいるものの、2社が持っている強みを掛け合わせた方が、事業を成長させる事ができ、お互いの会社のVision、Missionの達成に近づけると思ったのです。

アジアを見渡せば、「漫画」「アニメ」「キャラクター」「ドラマ」などコンテンツ領域だけでも、ピッコマ(韓/日)、POP Mart(中国)、メディアリンク(香港)、スタジオドラゴン(韓国)など、グローバル展開するベンチャーが数千億円以上の時価総額で事業を広げています。日本のコンテンツは世界最高だ!って言える時間はもう少ないのではないか?という危機感も感じています。

経営統合の議論を始めたのは、今年の6月。そこから約3〜4ヶ月程度での経営統合。VCから7億円以上調達してるクオン、VC調達せずに自社の収益で急成長してきたwwwaap、ステークホルダーや会社の資本政策は大きく異なりますし、大小様々な問題はありました。

けれども、お互いの経営陣が何度も議論を重ねて、強いシナジーを確信した結果、今回の経営統合は実現しました。本当に関係各位に感謝します。

Mintoはクリエイターエコノミー会社に

YouTube、TikTok、TwitterなどのSNSを起点に、クリエイターが自らコンテンツを制作・発信・収益化するようになり、これらの流れは「クリエイターエコノミー」と、定義され、世界中で、注目を集めています。

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出典(CB insights)

Mintoは「クリエイターエコノミー」市場で、クリエイターの経済圏を作っていく会社と定義して事業を進めていきます。「漫画」「アニメ」「キャラクター」ジャンルのクリエイターには、日本のクリエイティブの才能が集まっていると信じて今迄向き合って来ました。経営統合後も注力していきます。

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クリエイターを中心に(複数)事業をつくる


Mintoは、「漫画」「アニメ」「キャラクター」を中心としたクリエイターが、収益を増やすために、世界中にファンを増やすために、新しいコンテンツを作り出すために、複数の事業を並行して進めていきます。

1)クリエイターの活動領域を広げる、テクノロジー活用
NFTの展開:Mintoは、2018年にブロックチェーンアプリ「CryptoCrystal」を開発し、今年8月には累計4億円の流通総額を記録しています(日本発のNFTプロジェクトでは2位の取引量)。今後、クリエイターのエコシステム創りに力点を置いたNFT活用に注力していく予定です。

2)コンテンツ(IP)を世界へ届ける、グローバル展開
Webtoonの展開:Mintoでは、250名を超えるクリエイターと、社内スタジオ(日本&アジア)を連携させたWebtoonの作品制作がスタートしています。2022年中に、日本のクリエイターが生み出したWebtoon作品が、グローバルNo.1ヒットする事を目指しています。

IPのライセンス展開:Facebook、WhatsApp、Wechatなど世界のチャットでクリエイターのスタンプをリリースしていきます。同時に海外支社(中国、タイ、ベトナム)を通じて、グッズ・ライセンス展開を強化します。昨年は中国市場だけで市場規模10億円を超えるライセンスビジネスが実現できており、更に加速させます。

3)創作活動の為の最大の課題、マネタイズ支援
広告のコンテンツ化:大手企業を中心にSNS上でのブランディング広告が増加する中で、広告コンテンツ開発をクリエイターと共に行ない、収益貢献していきます。既にTwitter社のコンテンツパートナーとしては世界で有数の実績を持っており、広告漫画の収入だけで年間1,000万円を超えるクリエイターも生まれています。蓄積された漫画・アニメなどの広告コンテンツ化のノウハウは、今後、様々なSNSプラットフォームや海外でも展開していく予定です。
クリエイターを中心にした複数の事業は、それぞれが別の市場を軸にしながら収益を生み出し、事業間シナジーが出せると考えています。Mintoは、クオン・wwwaapがそれぞれユニークなポジションで事業をつくって来たからこそ実現できる新しい経済圏をクリエイターに提供できると確信しています。

人材募集中

Mintoは、日本だけでなく、中国、タイ、ベトナムに支社があるグローバルカンパニーです。それでも、まだまだ全てのスタッフ合わせて70名未満の小さな組織。一方で、前項に書いたように、やるべきことは山積みです。ぜひ、我こそはと思う方は、ご応募下さい。

募集ポジション
以下からご応募をお待ちしております。

Web3関連
Web3コミュニティマネージャー
NFTプロジェクトのディレクター
メタバース制作ディレクター

・その他の職種
Minto採用総合

おまけ

最後に、社名のMinto(ミント)の由来を。

「ミント」は、葉っぱのミント🌿の意味以外に「新しい言葉を創り出す」「貨幣を発行する」という意味があります。(NFT界隈の方には、NFTをMint(発行する)という意味で馴染みがある単語かもしれません。)
私達が「Mint」という言葉を咀嚼して、社名に込めた意味は、
・新しい言葉・表現を創り出す
・クリエイターが活躍できる経済圏(エコノミー)をつくる
です。

(Mintの社名の最後にoをつけて、Mintoにしたのは、Mintだと既に同名の会社やサービスが沢山あるからです...先人の皆様への配慮も大事!)

最後に、改めまして。クオンやwwwaapと接点のあるクリエイターの方々、世界中のファンの皆様、双方の社員と家族、株主、クライアントの皆様、友人、知人、みんな、ぜひ、Mintoをよろしくお願いします!

_DSC0730(足元カット)

左から、中川、水野、高橋。

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