見出し画像

土地家屋調査士試験で予備校を使うべきか否か!?に回答します

土地家屋調査士試験の合格に向けて、いざ勉強を始めようと思った方が、まず初めにぶつかる壁、それは「予備校の講座は価格が高い!」ではないでしょうか。
宅建やマンション管理士などの不動産系国家資格が10万円未満に対して、土地家屋調査士は20万円台と倍以上もします。

価格が高くても予備校は利用するべき

まず土地家屋調査士試験は、合格点が決まっていて合格点に達すれば何人でも合格できる試験ではなく、受験生の上位400人程度しか受からないように仕組まれている相対的評価の試験です。その為、予備校利用者が多ければ多いほど未利用者には不利になります。事実、合格者の92%が何かしらの形で予備校を利用していたというアンケート結果もあります。
※参照:東京法経学院

土地家屋調査士試験で独学が難しい3つの理由

①市販のテキストが少ない

土地家屋調査士試験は受験生が5,000人程度しかない為、市販の教材がとても少ないです。同じ出版社、同じシリーズで、全ての教材を揃えるなんて出来ません。また毎年最新版が出るわけではないので、法改正にも対応していない場合、自力で確認しなければなりません。
勉強に集中しなければならないのに、他の事に使っている時間は、とても勿体ないです。

②法律の知識は分かりにくい

土地家屋調査士試験は「不動産登記法」「民法」「土地家屋調査士法」と3つの法律分野から出題されます。その為、初見ではテキストを読んだだけでは分かりにくいかと思います。解説を読んで疑問があっても質問をすることができません。身近に土地家屋調査士の方がいれば良いですが、そうでないなら、その疑問は解消しません。
しかし予備校のカリキュラムなら、専任講師による講義動画を見ることもできますし、質問制度もあるので分からないままになることはありません。

③記述式対策を独力でやるには限界がある

土地家屋調査士試験には、作図や登記申請書の記載などを問う記述式問題があります。配点の半分は記述式であるだけでなく、記述式で基準点に到達しないと足切りにあいます。
その為、注力をしないといけないのですが、予備校が用意する答練などで解答に対する添削を受けないと合格ラインまで持っていくのは至難の技です。

通学講座より通信講座を使おう

土地家屋調査士試験予備校の講座には、ざっくり分けると、通学講座と通信講座があります。自宅で勉強するなんて絶対無理!という方以外は、通信講座を選んでください。

【通信講座をお薦めする7つのメリット】
1.開講時期が早い為、勉強時間を長く取れる(※半年早いものも)
2.自分のペースで学習できる(※開始時に全講義受講可能なものも)
3.校舎への移動時間がない
4.通学講座より通信講座の方が費用が安い
5.担当する講師が各予備校のエース講師である
6.講義を何度も見返せる(※初学者は基礎がメインの為必要)
7.質問制度が整っている

資格試験ガイド~土地家屋調査士~

土地家屋調査士試験予備校のおすすめの通信講座

これから土地家屋調査士試験の勉強を始める方におすすめの通信講座を紹介します。
※土地家屋調査士試験の午前の部とその免除資格について、まだご存知ない方は「土地家屋調査士試験の免除とは?「午前の部」を回避すべき2つの理由」をお読みください。

アガルートアカデミー
「一発合格カリキュラム」「ダブル合格カリキュラム」

一発合格、一年合格を本気で狙っているカリキュラムです。その証拠に、記述式は基準点を狙い、択一式は力を入れて合格点まで届かせるカリキュラムになっています。近年の上位合格者が択一重視で点を取っている傾向にもマッチしています。
また過去問も平成17年以降で十分な上、解説講義までついてるので万全です。
フォロー体制が万全で、質問には24時間以内に講師が返答、10万円はするが講師が1年間、毎月1回30分間も個別カウンセリングをするなど、他の予備校ない制度があります。
※アガルートアカデミーの評判や特徴はこちら

東京法経学院「新・最短合格講座」「土地家屋調査士+測量士補 超短期合格講座」

合格者数No.1の老舗予備校が出している初学者向けの通信講座になります。基礎的なインプット講座から記述式対策の答練まで充実すぎる内容になっています。学習範囲も広く知識に漏れがないので特徴です。しかし学習する分量がある為、しっかりこなせる方向きの通信講座になります。
それだけの通信講座にも関わず、割引キャンペーンの時に購入できれば、3つの予備校の中では1番安い通信講座になります。
※東京法経学院の評判や特徴はこちら

LEC「土地家屋調査士合格コース」「ダブル受験コース」

LECの通信講座はコンパクト&バランス重視です。択一も記述もしっかり勉強はします。しかし東京法経学院ほど量はありません。合格に必要な知識に絞って最短合格を狙います。
※LECの評判や特徴はこちら

ライバルに負けないためにも予備校選びは重要

他にも「日建学院」「早稲田法科大学院」などもありますが、おすすめはしません。本気で合格を狙うなら他ユーザーよりも有利な条件下で進めてください。本コラムが少しでも予備校選びの参考になれば幸いです!

土地家屋調査士試験・初学者向け通信講座ランキング


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?