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”やっと一つの線でつながった”マルチキャリアを経験したからこそ気づけたこととは?

こんにちは!QualiArts(クオリアーツ)note編集部です。
このnoteでは、QualiArtsでは、どんな人が働いているのかも紹介していきたいと思っています!

第1回目は、クリエイティブディレクター兼UIデザイナーリーダーを務める筒井を紹介します!!

元々デザイナーとして入社した筒井さんですが、入社以来、様々なキャリアにチャレンジしています。なぜ色々な職種に挑戦したのか、また目指していることなどについてお話を聞きました。

実は、大学では国際文化を選考。大学3年生の時にドイツに留学したことをきっかけにウェブサービスに興味を持ちデザイナーになることを決意。就職活動に挑むも、全敗。未経験でもいいというバイトからキャリアをスタートさせたというお話まできけました。

プロフィール
筒井 豊 (Yutaka Tsutsui)
2012年サイバーエージェントにデザイナーとして中途入社。QualiArts設立タイミングで出向。新規タイトルの開発運用に携わったのち、3Dディレクター、モーション、ADVリーダーなどを経て「オルタナティブガールズ2」のクリエイティブディレクターに。現在は、新規タイトルのUIデザインリーダーを兼任。


ーサイバーエージェントに転職した理由は?
元々は、ウェブ業界でデザイナーとして働いていました。ただ、昔から、ゲームが好きだったので、エンターテイメントができる会社に就職したいと思い転職活動をして、サイバーエージェントに入社を決めました。

ー入社してからはどんなキャリアを?
最初は、新規タイトルのUIデザイナーとして開発と運用を経験しました。その後、新しいタイトルの開発が始まるタイミングで異動し、最初はデザイナーとして制作に携わっていたのですが、3Dで作ることが決まり、3Dができる人がまだ会社にいなかったので、誰もやらないのであれば僕がやりますと3Dディレクターを希望しました。

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絵の表現の幅が広げられると思った

ー3Dの経験はあったのですか?
その時はなかったです。当時はパートナー会社の3Dディレクターの方と一緒に3Dの仕様を決めていたのですが、その方と二人三脚で行っていくなかで技術を習得していきました。もちろん本やソフトを使って自分で制作もしましたが、実践で学んだことが多いですね。

ーなぜ、未経験なのに3Dディレクターをやろうと思ったのですか?
3Dを知れば、デザイナーとしてより表現の幅が広げられるのではと思ったからです。無知だったからこその少し甘くみていたというのもあると思うのですが(笑)未経験で3Dはやはり相当大変でした。

ー3Dディレクターとして経験を積んでいた中、「オルタナティブガールズ2(以下、オルガル2)」ADVチームのリーダーに。その時のキャリアチェンジはなぜ?

当時関わっていたタイトルがサービス終了になってしまい、リリースから半年ほどたった「オルガル2」で3Dモーションへチャレンジのため異動しました。その1ヶ月後に、ADVチームを立て直すために、ADVチームのリーダーをやって欲しいと言われたんです。その時はかなり悩みました。3Dの時とは違い、ADVを専門にやるイメージもなかったですし、表現の幅が広げられるイメージもなかったんです。なので、自分のキャリアのためにというよりは、会社的に困っているならやろうという気持ちで受けました。

ー実際やってみてどうでしたか?
2Dゲーム時代のADVのイメージが強かっただけで、「オルガル2」は3Dかつカメラの概念があったので、やってみたらやれる幅も広く面白くて、勉強にもなりました。ストーリーを3Dで組んでいくのが仕事なので、シナリオライターさんとシナリオの意図について、こういった表現はありかなどすり合わせながら作業することも多く、シナリオライターの方とも接点を持てるようになったのはよかったです。


やっと一つの線でつながった

ー現在は、「オルガル2」のクリエイティブディレクターをしていますが、どういった経緯でクリエイティブディレクターに?           今まで、「オルガル2」のクリエイティブのディレクションは、シナリオ、2D、3Dに分けて3名で担当していましたが、3名が新規タイトルの開発に携わることになり一気に抜けることが決まりました。そんなときに、筒井なら一通りやったことがあるからできるのではと、クリエイティブディレクターを3名から任されました。

ー任されてみてどうでしたか?
クリエイティブディレクターをやってみて、今までやってきたことが1本の線でつながった気がしました。幅広く経験してきた分、器用貧乏になってしまっているのではという悩みも正直あったのですが、やってきたことがこうやって最終つながるんだと実感しました。

ークリエイティブディレクターとして意識していることはありますか?  クリエイティブディレクターをするようになって、一人でものづくりはできないということを痛感しました。いかにチーム一丸となれるかが重要で、意識していることは2点あります。

まず基本的なことですが、情報の共有です。特に3Dのゲームは多くの職種の方が関わる&状況に合わせて施策もどんどん変わるのでしっかり伝えて納得して仕事をしてもらえるように意識しています。そしてメンバーの早めの巻き込みです。多くのメンバーがこうしていきたいという意見を持っており、企画段階から早めに巻き込んでいくことで、熱量高く仕事ができ、結果いいものに仕上がることが多いと感じています。

QualiArtsは、本人がやりたいということは基本的には任せてくれる会社で、もし企画をやりたいとなったら、職種関係なく企画に携われます。私自身も、クリエイティブディレクターをやりながら、VRコンテンツを考えて、プランナーとしてそのコンテンツをリリースしたこともあります。アイデアは、タイトルメンバー全体に募集をして、よさそうなものをピックアップして内容を詰めていきます。しっかりとプロジェクトのことを自分ごととして考え、積極的に発言していく人は、上流から関わりやすい環境でもあると思います。

ー様々なキャリアにチャレンジしたからこそよかったことなどはありますか?                                2つあります。1つ目は3D等の知識が増えたからこそ表現の幅が広がり、コンテンツの企画からディレクションまでやれるようになったことです。2つ目は様々な職種の状況が理解できるようになり、プロジェクトを俯瞰して見れるようになったことですね。制作フローの中で、誰が何に困っているのかをキャッチアップできるようになり解決できるようになりました。どんな経験も無駄にならず、全てつながる瞬間はあるので、これからもチャンスがあれば様々なことに挑戦していきたいと思っています。

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多くの人に受け入れてもらえる作品を生み出し続けたい

ー現在は、新規タイトルのUIデザイナーにも挑戦していますが、その理由は?
クリエイティブディレクターの立場はメンバーと協力して大きなコンテンツを作れるという魅力があるのですが、自身で手を動かすことはあまりなく、やはり自分も手を動かしていきたいという思いがずっとありました。クリエイティブディレクターをやりつつではありますが、このタイミングでまたデザインリーダーとして現場に戻れたのはよかったですね。今のチームでも、デザインチームのあり方をちゃんと定義して、自分たちが作っているものを誇れて、周りからみてもこのチーム良いよね、入りたいと思ってもらえるチームを作っていきたいと思っています。また、UIデザイナーは、ハブになる職種なので、いろんなセクションの方と絡みながらプロジェクトをどんどん推進していきたいと思っています。

ー今後の目標を教えてください。                   まずは今関わっている開発に向き合うことですね。デザインだけではなくこれまでの経験を生かすことで、以前自分がデザイナーをしていた時よりももっといい物づくりができるのではと考えていますし、多くの人に受け入れてもらえる作品を生み出し続けていきたいです。

また、自分を含めてクリエーターが成長していける環境作りにも興味があるので、組織作りという面でも積極的に関わっていけたらと思います。

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