正源司が見つかってしまった!
ミュージックステーションで正源司が丹生ちゃんの代わりにセンターで歌った。
出番直前タモリに声をかけられ、声も震えるほど緊張してた彼女を後ろの小坂や隣にいたレジェが温かく見守っていたのが印象的だった。
なんて思う間もなく歌が始まったら圧巻のパフォーマンスだった。ひなあい初登場の時にカメラが近づいてきても特技だという空手の型を淀みなくやりとげた時にも思ったけど、彼女は本当に度胸がいい。16歳の時なんてもう何も思い出せないくらい昔だけど、少なくともあんなに堂々と大観衆の前で自分を出せるなんてことはなかった。すごいぞ正源司。
そして。この圧倒的な存在感でついに4期から最初に世間に見つかってしまったのが結果として正源司陽子だったというまさにその瞬間をぼくらは体験してしまう。Mステ後にネットを見たらまあ称賛の嵐。おひさまにとっては何を今更というコメントもあったけど、いずれにせよ「美少女であること」「チワワのように震えてたのに堂々とセンターを張ってやりきったこと」などがこの日初めて彼女を認識した人たちに与えた印象のほとんどだったようだ。そう絶賛が相次ぐとさて他の4期はどう感じるのかと思ったらやはりというか意外にというか、ある方面から狼煙が上がった。メッセで藤嶌果歩が「正直悔しい」とコメントしたそうだ。そうだというのは僕は直接見てないので伝聞で申し訳ないけど。ただそれに対してのネットのおひさまの反応はおおむね好意的なものが多かったようだ。そのくらい日々本気で向き合ってほしいという想いを常日頃日向坂に感じているおひさまも多いのだろう。こういうリアクションは一期以降いまに至るまで日向坂では目立つものではなかったからね。皆仲がいいし、他人と自分を比べてどうこうという人は本当に少ない(と思える)ので。ようやくガチで自己顕示欲を出せる人が出てきたということ自体はプロフェッショナルとして悪くないんじゃないかということなのでしょう。
僕は欅坂の初期メンの間で起きたとされる今泉に対してのイジメ報道や、その他もねるや長沢くんや米さんが感じてきたであろう生き辛さに対しての様々な記事や投稿を見てきては悲しい思いをしてきたり、何よりも平手の脱退前後のどんよりと暗い時期をああしんどいなと思いながら見続けてきたファンなので、もうそういうことが起きない「仲良しグループ」としてのけやき坂であり日向坂であってほしいとは思っている。とはいえ、望む望まざるに関わらず、既に日向坂も3期、4期と採用し続け、必然的に選抜制への道を歩んでいるわけで、仲良しこよしだけではいつまで経ってもフロントに立てないということもありうるわけでそういう意味では張り切って前へ前へと鼻息荒くやっていただかないといけないのも事実。なかなか悩ましい。日向坂の牧歌的な時代は終わりを告げようとしている事は間違いない。
先日のひなあいの宮崎ごほうびロケでの藤嶌果歩の存在感は素晴らしかった。「かほりんは遅刻癖がある?」との告発に対して若林氏から聞かれて「ないですよ〜」と答えた時のまさにアイドルのお手本のようなあざとかわいいリアクションとか、一転、車中での様子のおかしい姿など、その不思議な魅力を全開させていた。間違いなく今後の日向坂46を背負っていく未来のエース候補である事は感じ取れる。だからこそ潮がいないのに関わらずそこが空席のままで同期から選ばれた二人のうち一人はセンターの座になったことに関してまったく何も感じないということはさすがにないんだろうなとは想像はできる。この悔しさをバネに彼女も2024年には大きなチャンスが訪れることを心から祈ります。
いよいよ今年も残り少なくなってきた。日向坂にとってはとても象徴的な1年だった。デビュー作でいきなりトップランナーに躍り出て、順風満帆にやってきたのが少し減速したような年だった。楽曲についてあれこれ書かれたり、ライブの動員についてもあれこれ言われ、メンバーの卒業や活動辞退が相次ぎ、あげくの果てには紅白落選でまたとやかく言われ、ある意味散々な1年だったかもしれない。だからこそ、おひさまの一人としては来年が彼女たちにとってそこまで目立たなくてもいいからメンバーがみな幸福で落ち着いたいい1年を送ってもらえればと思うわけであります。
よいお年を!