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エジプトに行ってミイラに逢ってきました(釣り)

 ミイラに逢ってきました。(タイトルは釣りですwww)

県立美術館エントランス
壁面案内


 美術館で開催されている古代エジプト展です。エジプト文明は紀元前3000年から約3000年ナイル川流域に繁栄した古代文明です。大きな見どころは

①ミイラのCTスキャン
②立てた状態でのミイラの棺展示です。

①はミイラの包帯を剥がすことなく医療用のCTスキャンで、死者の生前の様子を探るもの。②は棺を立てて展示することにより、棺の装飾をより間近に見ることができるというものでした。

立てられた棺とミイラ本体

 立てられた棺には、内外に一つ一つ異なる様々な装飾が施され、とても興味深いものでした。古代エジプトでは、一旦からだを離れた魂は、死者の国を旅して再び戻ってきて復活すると信じられていて(そのためのミイラづくりなんですが)、愛する人を死者の国へ送り出すため、生者が棺に込めた祈りが、現在にも通じるような切ない思いに満ちいていたのが印象的でした。

人の姿とヒエログリフ
表意文字と表形文字から構成される

 また私自身、今回始めて、古代エジプト文字であるヒエログリフ(象形文字)をじっくりと観察し、これって現在にも引き継がれてる絵文字やなぁとおもったらとてもおかしくて愛しくなり、高尚さは違えど、数千年前の意思疎通方法を今も使用してることに、ワクワクしました。

色鮮やかなネックレス

 その他にもネックレスなどの装飾品の色鮮やかさ、さまざまな動物神の造形(猫の神様!確か世界史の教科書で見ましたよね!)など興味はつきず、午後から出かけて2時間半いたんですが、時間が足りなかったです。

 一番の売りだったミイラのCTスキャンは、いざ見てみると、何だかスカートめくりというか覗き見趣味な感じがして、あんまりいい気はしなかったなぁ。今までのように、包帯越しに思いを馳せて、そっとしておいてあげたかったです。

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