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グリーフケアと赤ちゃんのお葬式

私たち夫婦は、亡くなった赤ちゃんと「会わない」選択をした。


※実際に入院した病院名、利用した葬儀会社名が記事内にあります。

※画像はどちらも葬儀会社の案内で、赤ちゃんの写真は出てきません。



赤ちゃんと会わなかった理由



入院して2日目、赤ちゃんの心拍が停止した後に助産師さんがアルバムとファイルを持ってきてくれた。
アルバムはグリーフケアについて書いてあり、助産師さんは1ページずつめくりながら丁寧にこの病院でできるケアを教えてくれた。

赤ちゃんの状況次第ではあるが、抱っこしたり写真を残したりできること。
へその緒や髪の毛、爪などを残してあげられること。
手形・足形を取れること。
赤ちゃんの棺にはお手紙やぬいぐるみ、お母さんが折った折り紙、思い出の品を入れられること。

今の感じだと赤ちゃんを抱っこできそうです、ぜひ会ってあげてください。と助産師さんからは言われた。

ただこのとき初めて妊娠12週以降の死産は火葬が必要であることを知ったり、そもそも入院してからもまだ8時間ほどしか経っていなくて、次々と出される情報に全く追いつけなかった。これ人生攻略wikiに書いてあった??
アルバムとファイルをゆっくり見ながら、夫と相談しても良いですか。と言って、その場では回答ができなかった。

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