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ひよっこギャンブラーの専業チャレンジ 〜1-3奮闘記・前編〜


こんにちは。ラスベガスで専業チャレンジ中のいくみんです。
今回からは、前、中、後編の3つに分けて記事を書いていこうと思います。

いざ専業チャレンジ!

軍資金は100万円、ドル換算で約7000$です。
そこからWPT primeトーナメントの参加費や生活費も捻出するので、キャッシュゲームで使えるのは5000$程度。1-3の100BBバイインで16回、2-5だと10回。

時給5BBを目指すとして、1-3で15$、2-5は25$。ポーカーで食べていくなら20$は超えたい。だけど10バイインは破産のリスクが高い...。
ということで、1-3でバンクロールを増やし、2-5に挑戦する作戦を立てました。

この作戦は、順風満帆に進んで行きました。とある落とし穴にハマるまでは...。

1-3ってどんな感じ?

まずいくつかのカジノを回り、1-3を打ってみました。数ハンドプレイした後、僕は確信します。

勝てる!!!!!!!!

アクションがめちゃくちゃ緩いのです。

リンプ!リンプ!レイズ!!
コール!コール!コール!!

事前に聞いていたのですが、これ程とは思いませんでした。テーブル差はあるものの、日本で遊んでいたポーカーとはまるで別ゲー。ポーカーはギャンブルなんだなと思い知らされます。

ポーカーのプリフロップ三原則

・リンプで参加しない
・オープンにコールしない(BB以外)
・ハンドでレイズ額を変えない

彼らは守る気が無いようなので、しっかりエクスプロイトしてプレイします。

順調に勝ちを重ね、バンクロールが増えて行きます。
僕は思いました。

ポーカーって楽しい!!!!


この時はまだ、知らなかったのです。
ポーカーの暗黒面を。

10分で飛んだWPTトーナメント

去年夏のWPTosaka、サイドトーナメント準優勝で手に入れた渡航援助費30万。トーナメント参加の名目で使う必要があるので、せっかくならと1100$のWPT primeに出場する事に決めました。

トロフィーかっこよすぎ

トナメ当日、気合いを十二分に入れてエントリー。
テーブルに着席して、ゲーム開始を待ちます。

狙いはもちろん優勝!!初トーナメントだから、少しでも長く生き残ろう...なんて考えはありません。チャンスが来たら命を賭ける覚悟を決めました。

それが仇となってしまいました。

ブラインド 100-200-200
初期スタック 30,000点→27,000点

数ハンドプレイした後、UTGの僕にプレミアハンドAKoが入りました。
3BBの600点でオープンします。

すると、

CO コール600点
SB コール600点
BB レイズ4,000点

BBから強気の3betが返ってきました。結構強そうです。AQ+、JJ+ぐらいはありそうです。

この状況でAKoをフォールドするという選択肢は無いので、

・4,000点をコールする
・10,000点にレイズする
・27,000点でオールインする

の3択を考えました。

4,000点コール→マルチウェイになる可能性があり、ヘッズアップでプレイしたい。

10,000点レイズ→コールされた時、ポットが大きすぎてプレイが難しい。

オールイン→全員降ろせれば+5,000点。コールされそうなハンドのAA、KKをブロックしている。負けたら敗退。

結果、オールインを選択しました。そう、チャンスが来たら命を賭ける!と決めていたからです。

結果、BBのKKにコールされて飛びました。

命を賭け、それで負けた。悔いはありません。


ああでも、Aが落ちればダブルアップだったのに...。
やっぱりちょっとだけ、悔いが残るのでした。

優勝するなら3割ぐらい当てないとね


人生初のジャックポット


カジノにはたくさんのスロットマシーンがあります。
その中にはハイエナが狙えるような台もあり、エナ専みたいな人達もいます。

その人達が打つラインを基準に、ポーカーの合間に打てそうな台がないか探して、小銭を稼いでいました。

そしてある日、良さげな台を見つけます。

カジノのスロットではレートを選べて、その台は1回転1$〜5$。5$のラインがかなり育っていて、出そうな気配でした。

1回転650円。日本のスロットの約10倍。射倖心が吹き飛びそうなレートですが、パチンコ屋で培った鋼のメンタルで台を回します。

当たれ...!!当たれ.......!!
祈りながら100$程投資したところで...


バッファロー!!!!!!!!!


一撃2000$。

え?2000$???

...5分で2000$????

実感が湧きません。

そりゃまあ、26万円ですから。
無理ないでしょう。
額がデカすぎると、現実味がないのです。

しかし僕は、大金を得たにも関わらずこう思いました。


日本のスロットの方が脳汁出るな...


時間を掛けて積み上げた方が楽しい


こうして順調にバンクロールを増やした僕は、レートを2-5に上げて打つ事にしました。

しかしここから、地獄の日々の幕開けとなったのです。


今回はここまでとなります!
次回は 〜中編・リバーマンが倒せない〜
をお送りします!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

現在ラスベガスにて、専業チャレンジ中です。 頂いたサポートは、全額専業チャレンジに使わせて頂きます。