「自分」を変えてくれたTABIPPO。
noteを初めて書くにあたって、今回は自分のいちばん嫌いなところも赤裸々に文字にしてみようと思います。
2/27のBackpackFESTA2020福岡が終わって、なにをどう書けば良いかわからないままここまで来ちゃったので、ここまできたら思いつくままつらつらと書いてみます。ほぼ自分への戒めです。
TABIPPOでの活動を終えたわたしは、自分自身のことをゆっくりと考える時間を作れるようになりました。今日は「自分」について。
「理想の自分」って?
小学校のころからまわりと比べて勉強ができる子。中学に入ってからは部活に没頭しつつも定期テストでは学年上位。人生初の受験では、地元の学区でトップの、まわりでは進学校と呼ばれる高校に合格し、すごいすごいと言われながら進学した。高校でも、野球部にマネージャーとして所属しながら、定期考査では成績上位者として名前が貼り出される系のひと。当時はただ負けず嫌いで、ただただ、がむしゃらだった。やれば点数になるし、点数が出れば褒められる。これが自分自身のためだ、とかそんな深いこと考えたこともなかった。ただやるだけ。大学受験も、自分の高校の多くの生徒が目指す九州大学を第一志望にして、「親への負担が」とかカッコつけたこと言って私立は1つも受けず、後期も九大を志願した。あとは持ち前の負けず嫌い精神でただただ勉強漬けの毎日を過ごした。結果は前期で合格。安心した。「これでたくさん褒められる。すごいって言われる。誰かを落ち込ませることもない。」正直なところ自分の中ではこんなことを思っていた。
まわりがどう思うかな。すごいって思われることしたいな。とか、家族はなにを期待してるのかな。とか、先生はこれできたら褒めてくれるよな。とか、そういうのを気にする人間に、いつの間にかなってしまっていた。「自分」の思いとか意思とか、あるように見せるのが得意になって、実際のところはまったく考えられていない。そんな生き方をしていた。そして徐々に、自分の学歴と自分自身との間に何か違和感が生まれ始めていた。
わたしのこれまでの学歴は、ただの負けず嫌いで形成されてきた。でもそれがだんだんただの負けず嫌いから、成績や学歴がプライドになり、自分の肩書きのようなものになり、家族からの期待値になり、いつの間にか失敗することをとてつもなく恐れるようになっていた。大きな挫折を知らずに大学生になったわたしは、進学していくにつれて、学年が上がるにつれて、自分の身に積み上がるものが勝手にどんどん大きくなって、それが壊れる恐怖も同時にどんどん大きくなって、それに対応するように「自分」がどんどん小さくなった。
今なら冷静に言える。失敗するのがこわい。挫折がこわい。それゆえ挑戦するのもこわい。行動に起こせない。そうやって何にもできない、そこそこの学歴だけがあるただの九大生になった。自分のことが大嫌いだった。そんな大嫌いな自分を変えたいのに、勇気も度胸も行動力もなくて変われない。そしてまた自分が嫌い。そんな大学1年生だった。
そして、大学1年生の春休み、高校の時からその行動力と素敵すぎる経験に密かに憧れていた紗里に、お誘いしてもらってBackpackFESTA2019福岡に参戦した。
正直にいうと旅にはほとんど興味がなかった。1年の夏カナダに1ヶ月行ったりもしたし、海外にはそれなりに興味と憧れはあった。でも旅って何?旅行と何が違うん?参加した時のわたしはそんな感じだった。
BackpackFESTAが大きく掲げているテーマである「旅の魅力」よりも私は、自分と同世代の学生のキラキラした目に、心の底から感動した。DREAMのファイナリストなんか、こんな大勢のお客さんの前で今まさに「挑戦」してる。わたしが1番逃げ続けていて1番苦手としている「挑戦」というものを、こんなに熱くてカッコいい形で魅せてくれている。そして何よりもこのステージを学生だけで作っているらしい。心臓がバクバクした。同時に少し焦りをおぼえた。何かしなきゃ。自分も何か動かなきゃ。なんかわかんないけど焦ったのを覚えている。そしてわたしは、TABIPPOの学生スタッフをしようと決めた。
TABIPPOは、入ってみると本当に不思議な世界だった。自分の知らない世界を教えてくれた。そしてそれは自分の大好きな世界だった。
誰もが挑戦する姿勢を尊重してて、仲間に対して決して否定的にならない。でもみんなイエスマンっていうわけではない。ちゃんと意見は言う。組織全体としても個人としても成長を求めてて、立ち止まってる人がいない。いたとしても誰かが必死に引っ張ってくれている。成長するならここだ、って直感で思った。自分を変えるチャンスだ、って思った。ここにいれば失敗することや挫折することを今までみたいに怖がらずに挑戦できる、そんな気がした。
TABIPPOの活動中は、頑張れば頑張るほど自分の世界が豊かになる感覚だった。MTGに行けば行くほどスタッフとの距離が縮まる。コンテストに関われば関わるほどアツい人と繋がれる。狭かった視野が少しずつ広がる。とっても貴重な経験だった。
そしてTABIPPOは、自分の知らない価値観や選択肢を教えてくれた。こんなに身近に、不思議なくらいに、休学、留学、ワーホリ、世界一周、〇〇縦横断、バックパッカー、、などなどの単語が溢れ返っていて、たくさんの選択肢とそれぞれの価値観がまだまだ存在するんだって教えてくれた。
1年前の自分は、大学生になった意味すらわからなくなっていた。それなのに今の自分は大学生にしかできないたっくさんの選択肢を見つけられている。本当に素敵なコミュニティだと思う。
冒頭の「理想の自分」って?という質問。
自分なりの答えは、
「“自分”を好きでいられる自分」
かなって思います。
自分のやりたいことには正直に進んでみる。自分の中の違和感には自分で気付いてあげる。自分の感情にも素直になってみる。まわりの目も親の期待も気にしない。こんな自分になりたいな、こんな自分好きだな、って思う方向に進み続ける。
これが私なりの答えです。
ここまでたくさん語ってみたけど、まだまだわたしには決断力も行動力も勇気も度胸も足りていない。未だにやりたいこととやるべきことがはっきりしない。そんな自分はきらいだけど、1年前の、ただ漠然と不安と自己嫌悪感しかなかった頃のわたしとは明かに違うって、今なら自信を持って言える。今なら失敗も挫折も前ほど怖がっていない自分を好きって言える。がんばれ自分って思える。
そして最後に、わたしをこんな風に変えてくれたのはどう考えてもTABIPPOでの1年間だったな、って本気でそう思ってます。
関わってくれたすべての人に感謝しかないです。ありがとう。
この1年間の中身は、またの機会に。笑
ここまで読んでくれた人、とっても心が優しいです。
今まで書いてた下書きをガン無視して思いつきで書き始めたので、なんだよこれっていう文章だけど許してください。
せっかくこの1年で変われたのにここ1、2週間のわたしは昔の自分に逆戻りしてグダグダと4月を迎えてしまったのでこれは勢いに身を任せた戒め投稿です。
読んでくれてありがとうございました。
ではみなさん、体調にはお気をつけて。
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