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休学日記。#2


8日目。

休みの日。晴れ。6時半に目が覚めた。え、まじ?目覚まし無しで6時半に目覚める体になった!?革命。寒すぎてモコモコの服を羽織った。靴下を履いた。布団の中でポカポカしてたら二度寝してしまった。革命じゃなかった。でも8時に起きれた。良い滑り出し。今日は寝癖もついていない。順調。ひさしぶりにキラキラのアイシャドウもしたしマスカラもした。順調。今日こそ、おニューのワンピースを着る。

散歩をした。今までずっと、イヤホンをせずに歩いたり電車に乗ったりするのが苦手だった。雑音が多くて気になって疲れちゃうから。でも今日の散歩はイヤホンしたくなかった。ウグイスの鳴き声が綺麗だったから。
歩きながら考えた。今の自分って何が足りてないんだろう。わかんないけど、努力?熱?エネルギー?なんかそういう類のものが足りてないのかも。「これのためならどんな努力でも苦痛じゃない」と思える“なにか”に今のわたしはまだ出会えていない。
中高のときのテニス部やマネージャー業務は、今考えたらキツイことだらけだったかもしれないけど、苦痛ではなかった。楽しかった。なんなら受験勉強も楽しかった。頑張ることに夢中で、充実してたから。(自分の選択で生きられていなかったのに充実してたっていうのはちょっと矛盾かもだけど。この辺は一旦置いておく。)
わたしの中で「楽しい・充実」と思える条件は
・一緒に頑張るヒトがいること
・がむしゃらに、夢中になっていること
この2つなんだと思った。今の自分には夢中になれる“なにか”がない。
人と人の出会いも偶然の重なり合いであるように、人と“なにか”の出会いもタイミングとかがあるのかもしれない。だからその偶然を掴めるように、アンテナだけは立てておこう。力は入れすぎない。

太さんに誘われて木造の船を見に国東半島まで行った。ドライブ。ずっと山に囲まれてたからひさしぶりに海に行って気持ちがよかった。空が綺麗だった。ヨットかっこよかった。ヨット乗りのおじちゃんと話した。(というか、捕まった、が正しい。)50歳のときにヨット乗り始めたらしい。なんでも始めるタイミングに遅いとかないんだなあ。わたしまだまだ21歳じゃん。めっちゃ若いわ、なんでもできちゃう。
朝の私ウキウキでワンピース着たくせに、家のまわりの散歩しかすることなかったからお出掛けできてよかった。いっぱい見せびらかした、つもりで一応歩いた。

明日もおやすみ。でも早く起きる。そして今日習得したギターのコードの復習をする。明日はおニューのロンTを着よう。


9日目。

7時半に起きた。靴下を履いて、寝て、9時に起きた。二度寝しない体って気合い次第で手に入ったりするもん?気合い入れてみようかな。でも二度寝の瞬間の幸せを味わえないって考えたらそれは捨てがたい。人生には板挟みがいっぱいあるらしい。
朝ごはんを食べておニューのロンTを着てもろもろの準備をして本を読んでたら昼寝してた。今日は珍しくずっと眠い。
日常から離れて非日常の中で暮らして、その非日常が今日常になろうとしている。その過程って実は「楽しい!」だけでは乗り越えられないのかもしれない、とか考えてみている。非日常のうちはすごく楽しいんだけど、それが日常になる過程にはやっぱり慣れないことが沢山あって、その慣れないことに順応していくのには毎日少しずつエネルギーがいるのかもしれない。生きていく上で必要なエネルギーだし、ストレスというほどの大きなものでもないんだけど。一生今と全く同じ環境では生きていけないし。少なくともわたしの場合はね。だからこのエネルギーをどれだけ楽しい方向に持っていけるかだな、きっと。

そういえば、昨日行った雑貨屋さんで見つけたピアスが頭から離れない。すごく惹かれるピアスに出会った。ひさしぶりに欲しいと思えるアクセサリーに出会った。欲しい。買うか?ご褒美。まだ1週間しか経ってないのにもうご褒美買うのか?どうする唯七、悩め悩め。悩んでもなお欲しいものはずっと大切に使うだろうから存分に悩め。しばらく経っても頭から離れなかったら買おう。この日記に書いてる時点で頭から離す気ないけど。

あと、雑貨屋さんいいよなあって思った。小学生の頃から雑貨屋さんが好きってよく言ってたな。母親に連れられて頻繁に行ってただけやけど。でも行くの大好きだったな。エッフェル塔の雑貨集めてたりもしてたな。可愛いな。そーいえば前にねーちゃんと、カフェと雑貨屋さんやりたいね〜とかお風呂場で語り合ったの思い出した。いつか、叶ったらおもしろそうだなあ。いつか。

お気に入りの珈琲屋さんに行った。3回道を間違えた。お気に入りの場所なのに。間違えて山の奥に入って行ってしまってドキドキした。生きて珈琲飲めてよかった。ブラック飲めないけど。ひさしぶりに行ってもやっぱり好きな空間だった。カフェラテ飲みながら小説読んでたら町に鳴る17時の音楽が聞こえた。慌ててお店を出た。時間を忘れるってこういうことか、と思った。幸せな時間だったな、とも思った。帰りは道に迷わなかった。こうして人間は少しずつ物事を覚えていくのだね。

休みの日は時間がありすぎて日記長く書きがち。考え事も多くしがち。でもバイトがある日はそれで結構頭引っ張られてしまうからちゃんと思考する時間も大事。先週はこのnoteと自分の手書きのノートで分けて書いたりしてたけどめんどくさくてこっちに全部書いちゃってるからすんごい量になりそうだな今週。どうしようこれから。どうでもいっか。はは。


10日目。

ひさしぶりに早起き。昨日の夜は眠れなかった。布団に入っても眠れない夜は嫌いだ。自分の生活は基本的に好きなもので溢れているし、苦手なものはあっても嫌いなものはあまりないと思っているけど、眠れない夜は嫌い。寝たいのに、布団に入って目を瞑っても眠れないあの状況は、人間の生活の中で数少ない「自分の意思や気合いじゃどうにもならないこと」な気がする。どうにもならなすぎて嫌い。昨日は多分1時間くらい眠れなくて苦しかった。小学5年生のころ友達の家に泊まりに行った時、友達は寝たのに自分だけ夜眠れなくて泣きながら母親に電話したことを思い出した。10年経っても眠れない夜は嫌いらしい。結局いつのまにか寝てるんだけどね。

今日も朝は寒かった。昼間はあんなにも暖かくて気持ちがいいのに、放射冷却という現象が憎い。朝が寒ければ寒いほど昼間が気持ちいいなんて、地球もずるい法則を身につけたもんだな。でもこの寒暖差がお米を美味しくしてくれているらしいので嫌だなんて言えない。美味しいお米をありがとう。
福岡の昼間しか知らなかったわたしは薄着しか持ってきていない。むしろ持ってきた服の1/3は半袖、気が早すぎた。4月のこの気温は知らない世界だった。凍えながらバイトに行ったけど、旬菜館でトイレ掃除をしてたら温まった。トイレの神様を歌いながらトイレ掃除をした。べっぴんさんになりたい。

小説をひとつ読み終えた。本を読み終えた瞬間の達成感が好き。読み終えた本から次の本に、お気に入りの栞を移す瞬間が好き。この瞬間のために本を読み進めてる自分も少なからずいる。読み終えた小説の第二篇を買いに行ってみたけど、まだ文庫版がなかったからやめた。文庫本が出ることを祈りながら待つ。すなわち今のわたしは、“花束みたいな恋をした”の菅田将暉みたいなことをしている。映画の半券、栞にしようかな。

シェアハウスメンバーと居酒屋さんに行った。耶馬溪は何度も来てるけど、今日初めて飲みに行った。食べ物めちゃめちゃ美味しかった。日本酒も美味しかった。とっくりがお洒落だった。日本酒を好きになれて本当によかった。旅がさらに楽しくなるし、大人の嗜みを楽しむ自分に少し酔える。


11日目。

よく晴れた日曜日。今日も朝早く起きた。
ここに来て10日が経った。10日も経った。福岡に住んでるよりも耶馬溪に住んでる方が、毎日がしっかりしてる気がするし、ゆったり時が流れてる感じがするんだけど、心はなんか焦っている。きっと学びに焦っている。自分に焦っている。焦っているけど今日はずっと眠い。ゆっくりしたいけど焦っている。心の本音はどこなんだろう。

お金に関する本を読み始めた。わたしはお金のことを何も知らない。恥ずかしいくらいに知らない。お金のことは、大人になるにつれて勝手に習得できるものだと思っていた。んなわけなかった。遅いなんてことはないと信じて、少しずつ勉強してみようと思ってみている。小学校の頃から理系脳で、社会科が苦手で、政治も経済もよくわからないまま大人になってしまった。いつまでも子供ではいられない。ちゃんと社会のことを勉強する。賢い大人になりたいから。知識が豊富な大人はかっこいい。これは自論。でもきっと世論。

お金に執着がないっていう話はいつかのnoteで書いた気がするんだけど、未だにあまり執着がない。お金を稼ぎたい!!という感情がまだあまりわからない。甘えて生きている証拠な気もするけど。でもただただお金をたくさん稼ぎたくて稼いでる人って実はあまり多くはないんじゃないかなとも思ったりする。生きていくために必要だから、という人のほうが多いんじゃないかな。わたしも、死にたくはないからお金を稼ぐ。生の世界でやり残したことがまだたくさんある。
大学を出たらもっと稼がないといけない。ただ、驚くほどにストレス耐性がないから、なるべくストレスが少ない場所に身をおきたい。(誰だってそうだよなあ。)仕事としてやりたいことは今は特にないけど、働いている時間も幸せだと感じながら働けたらそれ以上に求めることは何もない。綺麗事なのかもしれないけれど、自分の未来に求めることは結局それしかない。24時間幸せだと感じていたい。できることならストレスフリーに生きたい。自分の選択次第で限りなくストレスフリーには近づけると、わたしは思っている。


12日目。

今日は曇り。最近くしゃみが止まらない。花粉なのかアレルギーなのか風邪なのかよくわからないけど、くしゃみが止まらない。ちなみに食欲は相変わらず止まらないからきっと風邪ではない。鼻をかみ過ぎて鼻が痛い。鼻セレブ欲しい。

昨日バイト帰りにご褒美に買ったいちご大福を食べた。大好きないちご大福。まず「いちご大福」という文字列が可愛い。そして美味しい。フォルムも可愛い。天はいちご大福に二物も三物も与えているのかい。大福の中にいちごを丸ごと入れようと最初に閃いた人はどこの誰なんだろう。わたしもそういうクリエイティビティ(?)がほしい。そういう意味ではわたしのお父さんの脳みそはクリエイティビティの塊なのかもしれない。いくつもの美味しいケーキをこの世に生み出している。そんな父の子なのに、私にいつまで経っても何かを生み出す力に欠けてるし、バカ舌だし、遺伝してると言えば指の形と手の長さと身長の伸び方くらい。親から貰うDNAを選別したの誰?いじわる。いや、ないものねだりはやめよう。私にだっていいとこはきっとある。きっと。

友達と電話をした。たくさん話した。たくさん笑った。たくさん悩んだ。時を忘れて話した。自分の「やりたい」に素直に生きるって決めたんだった、って思い出した。自分の脳みそでたくさん考えてるつもりなんだけど、人と対話すると一気に思考が深まる。深まると楽しい。楽しいを共有できると嬉しい。楽しいと嬉しいが同時に味わえるから人との対話が好き。地元の友達にも、大学の友達にも、みんなに会いたい。絶賛フレンドシック。体が3個くらいあればいいのに。1つの体でも面倒みきれてないのに3個あっても困るけど。(なんの話)


13日目。

早く起きて外に出たら雲の上だった。自分の住んでる家よりも下に雲があるって、普通に信じられなかった。綺麗だった。おもしろかった。ここではこれが当たり前のようにあるのか〜と、またひとつ当たり前が壊れた。当たり前が壊れるのは、時には少しこわいけど私は好き。世界が広がる感覚がする。

わたしは今、新しいことを始めようとしている。ふとし師匠に教わりながら、ひとつ、今までやったことないことをやってみようと思っている。できることはひとつでも多いほうが良いと私は信じているし、もしかしたらそれが自分の才能を開花させてくれるかもしれないという期待も抱いている。まあ、そんな馬鹿デカイ挑戦ってほどのものでも全然ないんだけど、少し、新しいことに手を出してみるっていう感じ。ワクワクしている。こんだけ焦らしたけど別に隠したいわけでもないのよ、ホームページを作ってみるっていうお話。ちなみに今日はホームページどうこうの前に私がパソコンに関してポンコツすぎて何も進まなかった。機械オンチも卒業したい。スマホポチポチよりパソコンカタカタの方がかっこいい。

お風呂の中で考え事をした。自分に出来ることって何なんだろう。わたしは欲張りな人間だから、物知りにもなりたいし、何でもできる人にもなりたい。ここに来て明日で2週間。しょうもないことばかりかもしれないけど、できるようになったことはいくつかある。初めて知ったこともたくさんある。こんな感じで、ゆっくり熟成した大人になりたい。熟成という言葉が適切かどうかはさておき。


14日目。

もう2つ目のnoteを出す日になった。なんか今週あっという間だった。でも1週間なんていつもあっという間だよなあとも思う。わたしの人生の中ではきっと、あっという間じゃなかった1週間の方が少ない。だから今週も通常運転だったしそれなりにいろんな経験もしたのかもしれない。あれ、この段落なにが言いたかったんだろ、ごめんなさい。

今日は朝からクッキーを焼いた。とてもとてもとても良い休日。8時に起きれたしね!(大声)
高校時代を思い出した。よくクッキー焼いてたしよくお菓子作ってたなあ。ほとんど差し入れ用だったけど。今考えたらすごいよなあ。年に5回くらい?20人分のお菓子作ってたんだもんね、偉いぞJK唯七。めっちゃ楽しかったしすこぶる喜んでくれるの嬉しかったんだけどね。もう少し技術的な部分が身に残ってたら文句なかったな、わりとなんも残ってないや。ブランクってこわい。だってオーブンが家になかったもん。これは言い訳。
久しぶりにお菓子作りしたらおもしろかった。自分の手で1からなにかを作り出すっておもしろいな。あの頃はレシピの通りに作るのに必死だったけど、これ入れたらもっと美味しいかもとか、この分量変えてみたいかもとか、工夫したくなってしまってるからこれからクッキー研究が始まりそうな予感。激ウマなの作れるようになったら報告します。お父さんの力を借りないのが目標。

サウナに行った。岩盤浴もあった。地方の老舗スーパー銭湯、すごく良い雰囲気だった。人生で初めてちゃんっっっっとサウナを楽しんだ。ととのった。たぶん。あれはととのった。知らない感覚を知った、ふわ〜ってやつ。あれはととのってるよね?お風呂上がりはビン牛乳を飲んだ。これはお決まりのコース。牛乳はビンで飲むのがいちばん美味い。そしてお風呂上がりがいちばん美味い。異論は認めない。というか異論はない。

今日の休みは充実だった。今までバイトというものがあまり好きじゃなくて、週1とかでしか働いてなかったけど、今月に入ってから週5とかで働いている。これはもはや革命。たくさん働くと、休みの日の大切さを知る。たのしさを知る。明日はゆっくりだからあれをしようとか、今日の夜はゆっくり出来るからこれやっちゃおうとか、時間の使い方が少し上手になった気分になった。でも週5半日ずつ勤務が今のわたしには限界の勤務時間だということも知った。自分は、仕事は仕事だからと割り切れるタイプじゃ無さそうな感じだから、何時間でもできることを仕事にしたい。好きなこと、夢中になれることを。今のところはそれを仕事にできたらいいなあと思っている。


ということで、今週はこんな感じでした。
どんな感じでもなかったですね。
先週、たくさんスキとかコメントとかメッセージとか貰っちゃって、気合い入れたりしてみたんだけどな。そういえば中村倫也のエッセイ読みたいんだった。すご〜く好き〜な感じのエッセイだったのよ、わたしも目指すはこれだなと思ったエッセイ。はやく全部読みたい。積ん読えぐい。

それでは、また来週!👋🏻(唐突)

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