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休学日記。#5


29日目。

朝まったく起きられなかった。一回アラームで起きたのに体が重たすぎてまた寝てしまった。起きたら9時37分。そこからも体が持ち上がらず、愛するオフトンの中で配信LIVEの映像をみた。この無駄〜な感じで過ごす午前中をわたしは数時間後に後悔しそうな気がしているのに、体は言うことを聞かない。雨のせいなのか月のせいなのか、最近ダブルワークが本領発揮してきているからなのか。先週からなにかとワタワタしていて丸1日予定がないという休みを、2週間前から取れていない。原因が何かはよくわからないけどとりあえず体が動かない。でもまあこんな日があっても別にいいかなあと、バイト時間ギリギリまで愛するオフトンのお世話になることに決めた。いつもありがとうございます、今日は長めにお世話になります、forオフトン。

今まで、太陽みたいな人になりたいと思っていた。常にまわりを明るく照らすような、いつも笑顔でポカポカした人にずっと憧れていた。でも最近、月みたいな人になりたいと思うようになった。光の部分と影の部分を持ち合わせていて、そのどちらもを含めて初めてその日限りの月としての綺麗な形を作り出している。たまに眩しいくらいに照らすけれど、無理はしていないような感じ。まわりが暗ければ暗いほどその存在のありがたさが沁みる。暗闇の中で見上げると、心が浄化される感覚になる。そんな人になりたいと、思うようになった。

明日も1日お仕事。最近なんか少しきつくて、ちょっと休みたいと思ったりもするけど、働かせてもらえることはとてもありがたいし、今しかできないことだから、明日もがんばる。頑張るから今日も温めておくれ、forオフトン。


30日目。

朝起きたら目がパンパンに腫れてた。昨日の夜はこの日記を書いた後たくさん泣いた。色々と出来事があったのはあったけど、自分でもビックリするくらい涙が止まらなくて散々泣いた。疲れているのもあるかもしれないけど、5月が不安で仕方なくなって泣いた。お風呂でも泣いて耶馬溪のマイバディとLINEして泣いて太さんと話しながらも泣いた。なんであんなに涙が止まらなかったのかわからないけど、この「わからない」が1番の原因な気はしている。
自分が幸せな状態でいられるためにどんな行動を取ればいいのかがわからない。自分のことなのに自分の力ではどうにもできない自分に腹が立って悔しくなった。なんとなく自分自身に納得いっていない状態のまま、整理できずになんとなく日々だけが進んでいて追いつかなくて苦しい。一旦整理したいけどなんだかんだで忙しくて、ゆっくり立ち止まる時間を作れていなくて、昨日はそれが限界を迎えて頭がパニック状態だったような感じがする。

そんな夜から朝を迎えて、今日も朝から運転しながら涙目になったりした。気を抜くとまた涙が出そうだ。どうすればスッキリするんだろう。とりあえず仕事がある日は頑張って働こう。力を抜いた方がいいのか気合を入れた方がいいのか。これもまたわからない。この苦しさも、単なる一時的な情緒の乱れだとは思う。急に気が沈んでネガティブ人間になることはよくあるから。またこれか〜という感じではあるけど、やっぱりこの波は苦しい。
「頑張る」と「無理をする」の境界線ってどこなんだろう。ある程度頑張ることはいいことだけど、無理をすることはよろしくない。なんてむずかしい境目なんだろ。頑張らねば!と思ってたらいつの間にか無理をしているのがわたしの典型。うーん。

今日のお仕事は楽しかった。やっぱり不特定多数とのコミュニケーションが求められる接客業はあまり得意じゃなくて、自分のペースで作業するのが好きなんだと思った。今日は化学実験みたいな作業が多くて、たのしかった。なんだかんだ理系脳なんかなと思った。研究職に就きたいかって言われたらそういうわけでもない気がするけど。

そーいえばあと数時間で4月が終わる。ありがとう4月。綺麗な景色と素敵な空をたくさん見ました。5月は緑が楽しみです。


5月1日、31日目。

5月が始まった。毎年、5月に入ると姉の誕生日プレゼントを考える。6日が姉の誕生日。4月30日と5月6日はまだ遠い感じがするのに、5月1日になった途端に急に焦る。もうすぐそこやん。今年はなにあげよう。24歳か、オトナやな。大人っぽいプレゼントは姉のお友達がハイセンスなものいっぱいあげるだろうから、あえて子供っぽくて本人が欲しいとは言い出しにくいものとかあげたくなる。これをしてあげられるのは妹である私しかいないという謎の使命感。実際のところ給料日前でプレゼントなんか買ってる場合じゃないけど。はは。

今日友達とLINEをしていて、トークを見返すと、最近ちょっとしんどい〜とか病み期やわ〜とか言ってた。でもこれを友達に言えている時点で、わりと自分の気持ちが復活気味ってことを、自分ではそろそろわかってきている。本当の限界の時期は誰にも連絡をしないという性格なことにじわじわと気付いてきた。今までも、自分の中で1回なにかが限界を迎えて爆発して、なんとなく落ち着いてから誰かに話を聞いてもらっていることが多い。今回も多分それ。我ながら扱いづらい人間だな。自分でもそう思うよ。すみません周りの方々。話を聞いてくれる人がいるだけで幸せです、ありがとう。

復活気味だからなのか、今日の晩ご飯のときはとても楽しかった。いっぱい笑った気がする。みんなでもんじゃ焼きしながら関ジャニの「もんじゃい・ビート」聞いたり、ご飯の後はそーちゃんが踊りながら鹿を捌いてたのを動画に納めたりした。家の中に鹿と猪捌ける人が2人いる状況もやばいし、鹿捌いてる彼氏の周りを彼女が踊りながら回っているカップルが目の前にいるのもやばい。今日はなんか愉快だな。いや、いつもか?鹿肉食べるのもたのしみ。そーいえばここに住んでから、猪も蛙も鯉も食べた。次は鹿か、すごいな。(引かないでね)

今日は10時間くらい働いた。初めて通しで働いた記念日。明日は久しぶりに13時までのバイトだからゴール地点にスイーツ据える作戦実行しようかなあ。本もいっぱい進むといいなあ。たのしみ。


5月2日、32日目。

最近、バッッッて朝6時前後に目覚めることがよくある。でもこれ、アラームなしで目が覚めるとは言っても「やばい遅刻!!!」って感じで覚めるから全然気持ち良くはない。むしろしんどい。全然遅刻じゃないのに。今日もそんな感じで5時56分に目が覚めた。二度寝して6時40分に動き出した。えらい。

13時まで働いた。ゴール地点にはかしわめしとナッツバターチョコレートマフィンを設定した。作ったソフトクリームが過去イチの美しさで、渡す時に心の中で喜んでたら「お!上手いね!!」ってイカつい顔の気さくなおじさんが褒めてくれたので驚いた。まさか心の中見透かされた!?一応わたしも大人なので、全力で『でしょ〜〜^^』って思いながら何食わぬ顔で「いやいやそんなことないですよ」って言った。2本目はいつも通りの微妙なフォルムだった。調子に乗るのはよくない。

家に帰って溜まってたドラマを3本全部消化した。やっぱりドラマおもしろい。成長して自分も大人に近づくにつれてますますおもしろい。溜まってたのを消化するとすごく気持ちが良くなった。気持ちがよくなってなんとなく筋トレもした。そろそろお腹まわりのお肉がやばい。ここに住み始めて、規則正しい生活になるから痩せるかな〜って思ってたけど、規則正しく爆食いしてるから普通に太る。なぜそれに今まで気付かなかったんだろう。なんとなく始めた筋トレを終えて、お風呂掃除をして、家中の掃除機をかけた。掃除機かけてるあたりでなんかルンルンな自分に気付いた。明日休みだからかな。昼間から家にいるからかな。掃除してるからかな。お気に入りのラジオ聴いてるからかな。たぶん全部が合わさってルンルンなんだと思うけど、自分の情緒の不安定っぷりに少し驚く。数日前に大号泣してた自分どこいったのよ、こわいこわい。ゆとりある生活チョー大切。

最高に気持ちいい時間のお風呂に入っていると、カレーの匂いがしてきた。なんて幸せな。最近いつも作ってもらってしまってる。ごめんなさい、ありがとう。明日は午前中に本を読んで、午後からは日田の小さな映画館に行こう。ひさしぶりにあのワンピースも着よう。晴れるといいなあ。


5月3日。33日目。

晴れた。気分が良い。目覚めは良くなかったけど。瞑想をした。初めてちゃんとYouTubeでそういう用のやつ流しながら瞑想した。想像より遥かに効果があった。スッキリする感覚をおぼえた。化粧もいつも以上に時間をかけて、髪の毛にもいつも以上に時間をかけた。お気に入りのワンピースを着た。4月の最初の日記に登場した“おニューのワンピース”から昇格したこのワンピース。朝は玄関の前のスペースでお得意の日向ぼっこをした。鳥の鳴き声と揺れる木々の音だけ聞いて、自分も光合成をした。これが結構大事な時間。私いまエネルギーいただいてます〜って感じが幸せ。

午後は映画を観た。映画館の人とたくさんお喋りできたらなあ〜って思ってたけど、オーナーさん今日もタイミングが合わなくて会えなかった。それに加えて、初めて“ひとり映画”なるものを経験した自分に、自分からお店の人に話しかけるほどのエネルギーなんぞ残っていなかった。GW真っ只中なこともあってか小さなお店の中に高校生が10人くらいいたのも、人見知り唯七に拍車をかけた。そんなこんなで、何も話せずただ映画を観て帰ってきてしまった。少しだけ後悔。
“花束みたいな恋をした”を観た。2回目。この映画の言葉選びが好きで。観ていて心地良い。後半苦しいけど。

自分は社会に対して何を思ってるんだろうって考えさせられた。
「ちゃんと楽しく生きたいよ」この台詞がすべてだなあ、と思った。この先、もしかしたらどこかで理想と現実に折り合いをつけないといけない時がくるのかもしれないけれど、可能な限りは限界まで「楽しく生きる」を追求したい。幸せになるために生まれてきてるから。
ある人が「目尻にどれだけ“笑いジワ”をつくれるかが人生のテーマ」だと言っていた。かっこいい、と思った。私の人生のテーマはなんなんだろう。考えた結果は「死ぬ時までにどれだけ自分を愛せるか」かなあ。まだまだ課題しかないけど。死ぬときには自分のすべてが大好きだったら幸せだなあと思う。自分の人生を愛して死にたい。そしたら自然と、自分の人生で関わった人も場所もモノも愛せるんだと思う。なんか話が重くなってきたのでやめます。
わたしも目尻にたくさん笑いジワ作りたいなあ。笑うとき目尻にシワできないタイプの顔だけど。


5月4日。34日目。

寝坊した。家を出る時間の7分前に起きた。なんで!!!??!とりあえず急いだ。顔を洗って着替えて歯磨きしたらもう7分。完全ノーメイクだし髪の毛もといてすらない。今日はこのまま10時間も接客をするのか。絶望。朝ご飯も食べていない。絶望。ひかりさんがお弁当を詰めてくれた。優しすぎる、ありがとう。希望が見えた。

寝坊したことへの反省の意も込めて、今日のトイレ掃除はいつも以上に念入りにした。高校2年生のとき、休み時間に携帯いじってるの先生に見つかって学校中の水回り掃除をさせられたのを思い出した。そのときのG先生には言えなかったけど、あれはいじっていたのではなくて携帯をみて勉強をしていたのだよ!!!嫌味のように毎日開催されてた小テストに備えていたのだよ!!
ちなみに私の通っていた高校は、携帯持って来るのはいいけど電源は入れてはいけないという規則だった。その規則のおかげさまで(?)携帯をポケットに入れてたわたしの友達は3階から携帯を落としてバッキバキにしたことがある。あの時はお腹がよじれるくらいに笑った。本人も涙流しながら笑ってて一緒に爆笑した。青春だな。

今日バイト中地味〜に私を苦しめてきた問題がひとつだけある。旬菜館で働くパートさんの1人がわたしのことを“クスノキさん”だと思っているという大問題。4月からの1ヶ月で何度か一緒に働いているのにクスノキさんと思われていることに一度も気付かなかった。し、そのパートさんも私がクスモトであることに一度も気付かなかったのか、という衝撃。今日「クスノキさん」って最初に呼ばれたときに訂正できなかったことが私を窮地に追いやった。今日だけで5回くらいは呼ばれた。もう訂正するタイミングを完全に見失った。もうこうなったらクスノキとして生きていきたいとまで思う。どこかのタイミングで他のパートさんとかに「いやあの子クスモトさんよ」とか言われたりしたら「なんでクスノキさんって話しかけられて返事しとんねん」って思うかなあ。とか、考えしいな私はぐるぐると考え続けた。結局クスノキユイナのまま今日を終えた。おつかれさま。

帰ってきて親子丼を作った。水も玉ねぎも鶏肉も卵も調味料も勘で分量を決めた。シェアハのみんなが美味しいと褒めてくれた。得意料理は肉じゃがと親子丼ですって言えるようになってしまった。これはモテる。知らんけど。


5月5日。35日目。

朝から昼過ぎまでバイトをして、小倉に帰ってきた。せっかく帰るし〜と、耶馬溪牛乳と甘酒と耶馬溪茶をお土産に買った。「何買ったら喜ぶかなあ」って考えながら選ぶ時間と、「これはこれでね、これはこれでね」と買って帰ったもの説明する時間がすごく好き。だから旅先では家族へのお土産を大量に買ってしまう癖がある。親の職業的にあまり旅行には行けないから、普段行けない場所のものを存分に楽しんでもらいたいなあ〜という私なりのプレゼント。喜んでくれてるといいなあ。

実家のケーキ屋に帰ると、いつも「おかえり〜〜〜!!」と全従業員が迎え入れてくれる。まるで初めて小学校に行った女の子の帰りを迎え入れるみたいに。根っからの末っ子気質の私はこうやって迎え入れてもらう瞬間が大好きで、特に用もないのに帰省のたびにお店に寄る。中には私が2歳とかの時から働いてくれている人もいて、多分その人にとってはいつまでもお店の子供って感じなんだと思う。今日も「おかえり!元気にやっとった??」ってたくさん話を聞いてくれた。嬉しくてこの環境には一生甘えていくと思う。生まれ変わっても末っ子に生まれたい。

ひさしぶりにお母さんと話して、地元の友達の話になった。あの子は今就活頑張ってるらしいとか、あの子はもう決まったみたいとか。たまに私たち同士よりお母さん同士の方が先に情報交換していたりするからビックリする。そんな話をするとき、今までだったら「そんで唯七はどこに就職するんね」って言われてただろうけど、今日はなんか違っていた。「それで唯七は就活すると?せんと?」って聞かれた。驚いた。「就活しなくてもいい」という選択肢が親の中に誕生していたし、もしかしたら私がそういう選択をするかもしれないということも考えているみたいだった。「休学」という選択が、人生で初めて親にわがままを言って自分のやりたい道を進んだ経験だったから、親の中の考えも少し変わったのかもしれないなあ、と思った。就活するかもしれないししないかもしれない、今はまだわからない。言ってしまえばふらふらしているだけなのに、「楽しそうに生きとるけ何でもいいよ」って言ってくれた。嬉しかった。帰ってきてよかった。ケーキも美味しいし幸せ。



今日は地元にいるから今からまたいつもの幼馴染と会う。家の前の公園集合な〜って言って何時からでも集合できるこの感じが懐かしくて幸せ。いつ会っても話は尽きないしいつでも話すと心が軽くなる。安心感がすごい。

てことで第5週の日記はこれにて終了。🌿

来週の目標は、
・新たに読み始めた本を読破する
・勤務日の時間の使い方を整える
・アロマセラピーの本読み進める
の3点セットです。ではまた来週〜!!

読んでくれてありがとうございました🌝

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