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データ通信の歴史#29

5-7 伝送速度が遅い原因としての他からの負荷とは

 伝送速度が遅くなる原因となる「他からの負荷」には、大きく分けて以下の3種類があります。

  1. ネットワークの負荷

 ネットワーク帯域幅の不足: 複数のユーザーが同時にネットワークを使用している場合、ネットワーク帯域幅が不足し、伝送速度が遅くなる可能性があります。
 ネットワーク機器の故障: ネットワーク機器に問題が発生している場合、伝送速度が遅くなる可能性があります。
 ウイルス感染: コンピュータやネットワーク機器がウイルスに感染している場合、伝送速度が遅くなる可能性があります。

2. コンピュータの負荷

 CPU使用率の高さ: CPU使用率が高い場合、コンピュータが処理に追いつかなくなり、伝送速度が遅くなる可能性があります。
 メモリ使用量の高さ: メモリ使用量が多い場合、コンピュータがデータ処理に十分なメモリを確保できなくなり、伝送速度が遅くなる可能性があります。
 ハードディスクのアクセス速度: ハードディスクのアクセス速度が遅い場合、データの読み書きに時間がかかり、伝送速度が遅くなる可能性があります。

3. アプリケーションの負荷

 ファイルサイズ: 送受信するファイルサイズが大きい場合、伝送速度が遅くなります。
 アプリケーションの設定: アプリケーションの設定によっては、伝送速度が制限される場合があります。
 サーバーの負荷: サーバーの負荷が高い場合、伝送速度が遅くなる可能性があります。
 これらの負荷を軽減することで、伝送速度を改善することができます。

具体的な対策例

ネットワークの負荷を軽減する:
ネットワーク機器を最新のものに交換する
ネットワーク帯域幅を増やす
ウイルス対策ソフトを導入する
コンピュータの負荷を軽減する:
CPU使用率やメモリ使用量を監視し、必要に応じて対策を取る
ハードディスクをSSDに交換する
アプリケーションの負荷を軽減する:
ファイルサイズを圧縮する
アプリケーションの設定を変更する
サーバーの負荷を分散させる
 これらの対策を試しても伝送速度が改善されない場合は、インターネットサービスプロバイダやネットワーク管理者に問い合わせてみてください。

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