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「虫コナーズ」と「虫コナーズプレミアム」の違いって何??実は同じ?

うちでは2年前から、吊るすだけの虫よけ「虫コナーズ」を愛用している。

これを網戸に吊るしていると、不思議なほどに蚊が全く入ってこないのだ。
今まで蚊取り線香を焚いたり、

ノーマットを夜通し通電したり、

毎日スプレーをプッシュしたり…

そんな日々から開放され、ただ「吊るすだけ」でワンシーズン、害虫を防いでくれるのは本当に画期的だった。


しかし、出始めの頃は「蚊に効くとはパッケージに記載されていない」ことから、効果ないんじゃないの?といった批判的な声もあったようだ。

 虫よけ剤によく使われている「ピレスロイド系」薬剤のピレスロイドとは、除虫菊に含まれる有効成分の総称。
ほ乳類や鳥類に対する毒性が弱く、昆虫には強力に作用することから多くの殺虫剤に使われる成分だ。
蚊取り線香が蚊を殺すのもこの成分のためで、蚊に効果があるのは長年の経験で実証済み。
薬理学を専門とする唐木英明・東大名誉教授は「ピレスロイドは昆虫の神経に作用する薬。
ユスリカに効けばアカイエカにも効くと考えるのが普通」と指摘する。

アカイエカなど人に害がある「衛生害虫」への効果の表示は「医薬品」または「医薬部外品」でないとできない。
医薬部外品は、人体への作用が緩和なものとして販売規制はないが、医薬品医療機器法(旧薬事法)が定める有効性や安全性の審査を受ける必要がある。
今回、措置命令となった商品は医薬品や医薬部外品ではない、いわゆる「雑貨」で、アカイエカの表示がないのはこのためだ。

とあるように、蚊や昆虫に広い種類に効く「ピレスロイド系薬剤」を使っているにもかかわらず、医薬部外品の審査を受けていないため「蚊に効く」とパッケージに記載することができない、というのが実情だったのだ。

そこで、2019年に「医薬部外品」としての申請を受け、投入したのが「虫コナーズプレミアム」なのだ。


つまり、「虫コナーズ」と「虫コナーズプレミアム」の中身は同じピレスロイド系で、効果はほぼ同じだが、「蚊に効く」とパッケージに記載するために医薬部外品の許可取りをした分のコストが「プレミアム」に乗っかっているだけのようだ。

ということで、今シーズンは虫コナーズ無印よりも高い「虫コナーズプレミアム」を買っちゃった皆さん、残念でした〜
来年の購入の参考にしてください!

(個人的には、医薬部外品でない吊り下げ虫よけは、あと数年で売り場から消える気がしている。
なぜなら、従来の蚊取り線香もノーマットもスプレーも、「蚊を対象にした製品ではない」雑貨なんて売り場に置いていないから。
吊り下げ式蚊取りもいずれ同じようになるんじゃないかな、と思う今日この頃。)

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