2024年東京優駿考察2

 前回の続きになります。まだ読んでいない方はそちらも是非読んでみてください。

 今年は牡馬クラシック三冠馬誕生の起点となる年ではないか?という観点から、今年のダービー馬を見付けてみたいと思います。

 グレード制以降という括りなので先ずはその初年度が起点になりますが、シンボリルドルフ自身が三冠馬ではありますが、それと同時に10年後の起点となる年のダービー馬でもあります。シンボリルドルフがその年kら2000mになった弥生賞馬ですが、それは要するにグレード制以降初のG3弥生賞馬のダービー馬だという事です。

 次の牡馬クラシック三冠馬の起点は1995年。その年のダービー馬はタヤスツヨシ。タヤスツヨシは元々は牝馬限定戦だったラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークスから大会回数を引き継いだラジオたんぱ杯3歳ステークス馬として初めてのダービー馬になります。

 同じように2001年は札幌3歳ステークス馬として初めてジャングルポケットがダービー馬になり、2010年は京成杯馬として初めてエイシンフラッシュがダービー馬になります。

牡馬クラシック三冠誕生の起点年のダービー馬

  1984年 シンボリルドルフ G3 弥生賞馬
  1995年 タヤスツヨシ G3 ラジオたんぱ杯3歳ステークス馬
  2001年 ジャングルポケット G3 札幌3歳ステークス馬
  2010年 エイシンフラッシュ G3 京成杯馬

 では今年は?となる訳ですが、初めてに該当するのは2頭。

  ジュガークン G2 青葉賞馬
  (外)シンエンペラー G3 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス馬

 過去4頭に共通しているのは、

  1.  皐月賞トライアルより前の重賞馬である

  2.  その重賞が自身の重賞初出走だった

  3.  皐月賞でダービーの優先出走権を獲得している

 という点から、(外)シンエンペラーが浮かび上がります。

 もちろん他の重賞馬が初めてダービー馬になった年というのもあるので、そこはどうなんだ?という話にもなりますが、そこは仮説を立てて調べてみると発見があるかもしれません。

 (外)シンエンペラーについてもう一つ。(外)馬がクラシック一冠目で優先出走権してを獲得して二冠目に出走して来たという点。これが初めて...と言いたい所ですが、2頭目になります。1頭目は牝馬で2007年の(外)ローブヴデコルテ。

  2007年 (外)ローブデコルテ G1 桜花賞 4着

 当時は4着までに桜花賞の優先出走権が付与されていましたが、(外)ローブデコルテはその4枚目の切符を手にした最初の(外)馬でした。一方牡馬では皐月賞で優先出走権を獲得した馬が今までいなかったのですが、今年初めて(外)シンエンペラーが皐月賞5着で優先出走権を獲得しました。

 また、(外)馬で皐月賞トライアルで優先出走権を獲得し、皐月賞の連対枠(1着枠)を経由してダービーに出走して来たのが2007年の(外)フライングアップル。そして2着アサクサキングスと同じ色の帽子を被っていました。(外)シンエンペラーはフライングアップル同様に皐月賞の連対枠(1着枠)を経由した上で優先出走権までも持っている馬になります。(外)フライングアップル同様にダービーで皐月賞馬と同枠になるかどうかはわかりませんが、仮にそうならなくとも期待したいと思います。坂井、矢作、藤田のケンタッキーダービーに挑戦したトリオが日本ダービーでリベンジとなればソシャゲ界隈(自分は全く興味ないですが)も盛り上がるかもしれませんね。

  ◎(外)シンエンペラー

 皐月賞馬ジャスティンミラノ無敗の二冠馬になるかも?という事も少し考えましたが、もしそれが起きるなら18頭立ての7枠14番に入った時かな?と思います。明日の枠順発表を待ちます。

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