2024年東京優駿考察1

 今年から馬齢戦になったダービーの最終登録馬は19頭。どうにかフルゲートになりそうです。

 以前からメルマガやブログ等で書いていた事ですが、10年後の2034年に牡馬クラシック三冠馬が誕生する事になります。noteではまだ書いていなかったと思いますので、改めて今回書いておこうと思います。

 

グレード制導入以降の牡馬クラシック三冠馬

 1984年 シンボリルドルフ
 1994年 ナリタブライアン
 2005年 ディープインパクト
 2011年 オルフェーヴル
 2020年 コントレイル

1994年 ナリタブライアン

 グレード制導入以降という括りでの話になりますが、先ず1984年にシンボリルドルフが三冠馬になります。ダービー目線で言うと「G1」というレースの格が付いたという年で、そこを起点に10年後にグレード制以降2頭目の牡馬クラシック三冠馬ナリタブライアンが誕生します。ここまでは昔競馬番組理論をやっていた人の記憶にある通りだと思います。

2005年 ディープインパクト

 自分も含めてかなり多くの人が勘違いをしていたのがディープインパクト。当時は2000年と2001年で同じ馬齢を重ねたから1年ズレたという説があったかと思いますが、JRAがそんな面倒な事をするとは思えませんので、ここも何かの10年後という事になります。1995年に起きたのは今では当たり前の「(指定)」という記号が追加されたという事です。地方馬が地方所属のまま文字通り指定された競走に出走出来るようになったのがこの年でした。1995年が起点となり、その10年後に牡馬クラシック三冠馬が誕生するという1984年と同じ事が起きた訳です。

2011年 オルフェーヴル

 2005年のディープインパクトが仮に1年ズレたという解釈だと全く理解不能になるのがオルフェーヴルです。自分もオルフェーヴルがダービーを勝った時に「牡馬クラシック三冠馬の10年周期」の起点が何なのかをはっきり理解しました。2011年の10年前に何が変わったのか?「4歳 牡馬57キロ、牝馬55キロ」だったのが「3歳 牡馬57キロ、牝馬55キロ」と馬齢表記が変わり、そこが起点となっています。ここまで来れば次の牡馬クラシック三冠馬が誕生するのはいつか?というのを理解するのは難しくないはずです。もちろんそれがコントレイルという馬名の馬かどうかはさすがにわかりませんが...。

2020年 コントレイル

 前段までの流れて2020年の10年前の2010年を見れば「(国際)」表記が追加されたのが起点だとわかるはずです。自分が牡馬クラシック三冠馬の誕生を何年も前に「予言」出来たのは、オカルトでも何でもなく決まったルールに沿って極めて論理的な結論でした。「例外を認めない」JRA競馬だからこど、無観客ダービー馬だろうが何だろうが三冠馬になる訳です。

 何年かに一度偶然牡馬クラシック三冠馬が誕生するという話は、競馬番組理論以外の方法で競馬を見ている人には全く理解出来ない話かもしれませんが、JRA競馬はこういう決まり事に沿って行われているのだという視点はやはり面白く、その決まり事の一旦に触れたのがレース結果から分かった時の刺激感は何とも言えないものがあります。もちろんこれからもそういう競馬が続いて行くので、後はこちら側が決め事に気付くかどうかの問題だと思います(そこが難しい訳ですが...)。

2034年 次の牡馬クラシック三冠馬

 冒頭に書いた次の牡馬クラシック三冠馬が何故2034年に誕生するというのが何故なのかは理解していただけるのではと思います。もちろん馬名も厩舎も騎手も馬主もわかりませんが、未来の牡馬クラシック三冠馬に巡り合えるように厩舎関係者は努力しているのではないでしょうか。

 と、ここまでは前振りでしたが長くなったので、本筋の話である「牡馬クラシック三冠馬誕生の起点となる年のダービー馬」については次回にしようと思います。

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