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[詩] 氷柱(つらら)  第46幕

屋根の 軒先に 無数の やりが ぶら下がる

槍の 名前は 氷柱つらら

地面と 対峙たいじし 今にも 突き刺さるぞと おどかしている


お日様 目醒めざめて 明るい 光が 差し込む頃

熱で 溶かされ ポタポタと

しずくが 地面に 落ちていく

地面の 上には 無数の 穴が 

そのうち 自分の 重みに 耐えかねて

槍は 地面に 落ちていく

ドスン ドスンと 落ちていく

地面の上には 無数の 氷柱つらら残骸ざんがいが 横たわっていく

春 待ち遠しい 朝の 風景 


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