chiemi

都内で子ども向け習い事の講師をしています。 理科実験やワークショップ、オンライン講座の講師や、保護者向け学習相談など、教育系のなんでも屋さんです。 出会った子どもがひとりでも多く幸せに生きられるような、そんな教育を模索中。 「本気の大人の姿を見せる」ことを大切にしています。

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都内で子ども向け習い事の講師をしています。 理科実験やワークショップ、オンライン講座の講師や、保護者向け学習相談など、教育系のなんでも屋さんです。 出会った子どもがひとりでも多く幸せに生きられるような、そんな教育を模索中。 「本気の大人の姿を見せる」ことを大切にしています。

最近の記事

エール

震災と卒業制作 もう11年前になる、東日本大震災。 私は福島県内で被災した。 自宅や室内のものが壊れていることはなかったが、ライフラインは全滅。 まだ電気だけ通っている友人宅で数日、その後友人の実家に1ヶ月ほど避難しお世話になった。 震災のあと、私は学生ボランティア団体に参加し活動していた。活動をすればするほど、のめり込んでいった。 既知の通り、福島県は震災後に放射能汚染の影響を受けた。 除染が完了するまでは子どもたちが屋外で遊べない時期があった。土遊びもできないし落

    • 将来の夢は、決めなければならない?

      社会人になってまもなく8年目になろうとしているが、私はこれまで転職を3回経験している。今は4社目。 飽き性な性格 仕事に限ったことではないが、私は基本的に飽き性だ。 同じルーティーンを2周もすれば、それから先のモチベーションを維持するのは難しい。 また、上司を必要以上にヨイショできない性格もあってか、なかなか上司と折り合いをつけられなかったことも多かった(笑) 人間関係はうまくいかないことが多かったものの、年齢を重ねるにつれて少しずつましになってきた。 ちなみに、小

      • 近くを見るか、遠くを見るか

        コロナ禍になってからというもの、ほとんど友人と会わなくなってしまった。 特に私は1人旅が好きなので、最初の方は旅行に行けないもどかしさを感じていたが、2年も経つとそんな状態にも慣れてしまった。テレワークで、丸2〜3日間外に出ない日もざらにある。 本はかろうじて読むものの、休日の情報収集も娯楽も息抜きも、ほとんどスマホに頼っている。 そんななか、『ここは今から倫理です』(雨瀬シオリ)という漫画で、こんな言葉と出会った。 「刻一刻と目は衰えていくのに…若く新しい目をケータ

        • 言いようのない恐怖と向き合う

          「もはや対岸の火事ではない」 ロシアのウクライナ侵攻が始まった。 ニュースを見ると本当に本当に苦しくて痛ましくて、自分の心を守るために、ニュースを見るのをやめた。 知らなければいけないことだとわかっていても、心が追いつかなかった。 今ではあまり日本で報道されなくなったが、昨年起きたミャンマーのクーデターのニュースを見たときも、やっぱりとても苦しかった。 昨日は北朝鮮がミサイルを発射し、韓国では未だに反日感情が根強く、中国では台湾やウイグルの問題もある。 スウェーデン

          「自分とは」を言葉にすると

          私は最近、HSPという言葉を知りました。 HSPとは「Highly  sensitive person」=「人一倍繊細な人」のことらしい。 病気ではなく、人のもつ性質のことです。 5人に1人はいるとのことで、結構あるあるなのですね。 このサイトの説明、もう本当に私が書いたんじゃないかってくらい笑 とてもしっくりきました。 たとえば ・深く考えすぎてうまく返そうとして言葉に詰まる ・自信がない ・常に罪悪感を抱きやすい ・自分の近くで他人が怒られていると、体調が悪くなる (

          「自分とは」を言葉にすると

          対話型オンライン授業の可能性

          新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインでのイベントや教材の無償配布・公開等、様々な取り組みが進められています。 今日は、私が以前からやっていたオンライン作文の授業について少し書きます。 対話型オンライン授業を始めた背景 授業で伝えている「大切なこと」 子どもたちと向き合い続けてきた結果 対話型オンライン授業の可能性 対話型オンライン講座を始めた背景 私自身ド田舎の中のド田舎の出身で、習い事が物理的にもできず、学校と家の往復(しかも自家用車での送迎がないと

          対話型オンライン授業の可能性

          WSDとこれからの私

          青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラム(WSD)を修了しました。 WSD受講生には共通言語というか、一緒に学んできたキーワードがたくさんあるのですが、敢えて今日は触れません。笑 クリスマスイブなのにGiftっぽくなく、かつかなり内輪な話その上とても感情優位ですが、この3ヶ月を内省してみようかなと思います。 思い出と振り返り①眠れない金曜日(土曜日) WSDでは、リハも合わせると複数回WSを実施する機会があります。 こういう性格なのでしょうがないのですが

          WSDとこれからの私

          お久しぶりです

          お久しぶりの投稿になります。 体調不良等紆余曲折あり、ちょっとだけ落ち着き、アウトプットしたいことが溜まってきたので、またぼちぼち始めます。 今日はコラム的な、なんてことない話です。 実は最近「ワークショップデザイナー育成プログラム」なるものに参加しています。 さすが、学びに来たいと自ら申し込む人ばかりなので、いつも沢山の刺激やらありがたい金言やらイジリやら(?)いただいています。 その中で先日、グループで新しいワークショップを作るという取り組みを行いました。 初めまし

          お久しぶりです

          おとなになってもすきなもの

          いつか欲しいと思っていたけれど、ずっと買わなかったものをついに買った。 「ダイクロイックプリズム」というプリズム。 そんなに高価なものではないけれど、光を当てるとさまざまな色の光が見え、光の当て方を変えるとまた違った色が見える。わたしは部屋を真っ暗にして、夢中になってこの不思議な光の色を見ていた。 わたしは小さいころから、光のあそびが大好きだった。 光や光るものそのものが好きなのではなく、どちらかというと影や、光が映った先を見るのが好きなのだ。 旅行先で写真を撮った

          おとなになってもすきなもの

          「イヤホン 洗った」

          つい最近、ズボンのポケットの中にイヤホンを入れたまま洗濯してしまったことがある。防水機能なんてもちろん付いていない。そして時すでに遅し。洗濯物を干した直後に気がついた。 ポケットから使った瞬間にショートしたらどうしようとか、耳をやけどするかなとかぐるぐる色々考えていたら、そのまま使ってみるのもなんとなく怖くなってしまった。 そこで、とりあえずツイッターで「イヤホン 洗った」を検索。 そうすると、私と同じようにイヤホンを洗った先人たちがたくさんいた。思ったより「そのまま使

          「イヤホン 洗った」

          間違えたくて間違えているわけじゃない

          どの年齢のどのお子さんの学習相談を受けていても、必ずといっていいほど相談されることが多いのが「ケアレスミスの多さ」。 それは、見直しが十分でないから起こっている場合が多い。 最初に言っておくけれど、今日はちょっと長い。 塾講師時代、小学生のクラスで授業の中の小テストの点数があまり芳しくないクラスがあった。 忘れ物や宿題をやってこないことも日常茶飯事で、よくよく答案を見てみると、ケアレスミスによる減点が多い子ばかりだった。 しかも、生徒たちは意に介さず、というかすでに

          間違えたくて間違えているわけじゃない

          イライラをふり返る方法

          イライラする瞬間はいつでも、誰にでも訪れる。 自分に対してイライラするときも、特定の相手にイライラするときも、テレビやSNSで流れるニュースなど社会に対してもイライラすることもある。 どうしようもないことや考える必要のないことは置いておいて、 考える必要がある時は、細分化して考えることが大切かもしれない。 私がこれまで出会った中で一番尊敬する上司は、学生時代にアルバイトしていた洋服屋さんの、女性の店長。 ある時、レジ操作で釣り銭を多く渡してしまうミスをしてしまった。

          イライラをふり返る方法

          見えぬけれどもあるんだよ

          ここ何年かで、ものづくりにはまった。 ガラス細工や染物、織物やハンドメイトアクセサリーなど。でも、私は大雑把人間だし、手先が器用なわけではない。 小学生・中学生の頃、図工や美術が大の苦手だった。 どうしてそうだったのかはぼんやりとしか覚えていないけれど、工作をしても絵を描いても人よりも終わるのが遅いし、他の子と比べて先生に褒めてもらえなかった覚えがある。 ド不器用ゆえ何度やってもうまくいかないことが度々あった。それでも一応言われた通りの流れでやり、流れからはみ出すこと

          見えぬけれどもあるんだよ

          8月31日のこと

          私には毎年、こころがざわざわする日が2日ある。 1つは3月11日。生粋の東北人なので、ね。それについてはまたどこかで。 もう1日は、8月31日。夏休みの最後の日。 ちょっとだけ昔話。 高校3年生の秋。朝、電車に乗って学校に向かう途中、電車がいきなり止まった。何かにぶつかったらしい。 「人の足のようなものにぶつかったと情報があります。現在安全確認を行っています。…」と車掌のアナウンス。しかしそこはド田舎だったので、そんな大げさな…長靴か動物の足だろう。あーあ、学校に遅

          8月31日のこと

          いちばんすきな顔

          関東は今日梅雨入りしたらしい。 道端の、咲きかけの紫陽花に目をひかれた。雨はあまり好きじゃないけれど、生き物が生きている感覚にどきっとする瞬間がある。 わたしは、完全なものより不完全なものの方が、美しいと思う。 雨のにおいには名前がついている。 ということを、おとなになってから知った。そのにおいの名前は「ペトリコール」というらしい。正確にいうと、雨自体のにおいの名前ではなく、雨が降る前に土から感じられるにおいのことだそう。 まだまだ世界は知らないことで溢れていると思

          いちばんすきな顔

          やらず嫌いの克服

          「百聞は一見に如かず」 と2000年以上前に偉人が残した言葉は、まさにその通りだと思う。 おとなであるとか子どもであるとかそういうことは関係なく、食わず嫌いならぬ「やらず嫌い」をする人は世の中にたくさんいる。 おとなであれば、今までの経験から先読みをすることができるけれど、子どもの場合はそもそもその経験自体が(物理的に)少ない。だから楽しみな気持ち以上に不安な気持ちが大きくなる。 気持ちは言葉や行動となって現れる。「無理」「できない」「やりたくない」、そして「やらない

          やらず嫌いの克服