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演劇をする

お久しぶりです。QoiQoiの吉次匠生です!
今度8月に舞台に出ることになりました!

フライヤーを貼っておくので見ていただけたら嬉しいです!

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↑ここから予約できるのでぜひお願いします!

今回は自身の団体の公演ではなく、ご縁があって俳優として客演でお芝居に出させてもらいます!

普段のQoiQoi作品とはまた違い、しっかりとした物語の中で人物を演じられればと思います!


ここ数ヶ月考えてきたこと

宣伝はここまでにして、ここからは最近考えてきたことなどを書いていこうかなぁと思います。

7月に入りオリンピックが始まり、僕は正直な気持ちとても複雑な思いで生活してきました。

大前提として少し反感を買うかと思いますが、僕はスポーツにほぼ興味がありません。スポーツというものがあってもいいし、無くてもいいくらいの温度感で生きてる感じです。これを踏まえた上で、7月に感じてきたことを書いていこうと思います。

僕はオリンピックに興味が持てなかった。開会式に大学の同期がパフォーマーとして出てたりしたのですが、今回の東京オリンピックだけはテレビを見る気になれないし、選手を応援するつもりになれませんでした。
選手たちは5年間頑張って鍛錬を積みこの日にかけてきているのはわかっています。ですので選手たちに罪はないし、頑張って欲しいと思います。

僕がこのオリンピックを熱量持って楽しめないのはやはり、アスリートのせいではなくグダグダした日本の政治のせいだと思います。

「我々はスポーツの力を信じて今までやってきた。別の地平から見てきた言葉をそのまま言ってもなかなか通じづらい」

東京五輪・パラリンピック担当、丸川珠代大臣

これは新型コロナ対策分科会の尾身会長が、新型コロナウイルスの感染が拡大するなかでの東京大会開催の意義を指摘したことに対する丸川大臣の発言です。

僕はこの言葉を聞いた瞬間とてつもない脱力感に襲われました。
今まで我々文化人(ここではわかりやすくエンタメ業界に属する人のことを指します)は散々感染拡大を抑えるため、少しでも収束に向かうために劇場の収容人数を制限したり、公演を中止したりして苦渋を呑んできました。

それも感染者を増やさない、人流を増やさない、などの具体的な数値目標やデータに基づいて我慢してきました。何もこれはエンタメ業界だけではなく20時以降の営業や酒類の提供を制限しているエンタメ業界も同じだと思います。

そな中で丸川大臣のあの発言は本当に虚しく感じます。政治家の仕事は「スポーツの力」などという抽象的なものではなく「はっきりとした行動や指標を提示して国民を導いていくもの」ではないでしょうか?

散々国民に我慢を強いておいて、データに都合が悪くなれば抽象的な言葉で逃げる政府の言動は、逆に日々本気でスポーツの力を信じて活動されてるアスリートを愚弄してるとさえ思います。

またそもそもオリンピックはスポーツの祭典だけではなく文化の祭典としての役割もあるにもかかわらず、その辺の理解も乏しいと思います。


この一年政府のずさんな対応を横目に見ながら、公演の中止などもあり自分の仕事が世の中に求められてないのではないか? 必要とされてないのではないか? という葛藤が何をやるにも身体に付き纏っていました。

それがオリンピックの開催により、より明確に可視化された気がします。



それでもスポーツの力を信じてる人

7月こんなモヤモヤした気持ちを抱えて過ごしていたけれど、吹っ切れた理由は皮肉にもオリンピックでした。
試合自体は見てないのですが、LINEニュースであがる金メダル獲得などの知らせを見て、ただただ結果を残すことだけに真剣な人たちがいるということを感じました。(アスリートなので当たり前っちゃ当たり前なのですが、、、)

僕はオリンピック選手が活躍しようがしまいがあまり興味ないですが、中には家族でテレビを見て選手の活躍に勇気をもらったり一体感を感じる人もいる。そんなもんなんだなと思いました。

僕のやってる演劇も大半の人にはどうでもいいし、必要ないものかもしれません。でも、演劇を必要としてる人も中にはいる。

大事なのは必要とされてるかどうかとか周りからどのような評価を受けるかではなく、自分の仕事を妥協せずに自分自身納得した結果を出せるかです。

そう考えるようになってから、思考がクリアになり稽古に打ち込めるようになりました。


本番まで残りわずかな稽古ではありますが、しっかりといいものを作れるように日々精進していきたいと思います!
ここまで読んでくれてありがとうございました!

QoiQoi  吉次匠生

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