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不定期刊:目についた本の写真とともに140字の文章を書くこと

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2021年7月の記事一覧

西国分寺あたり生まれの詩人小谷ふみさんによる小さな雑誌『ふみよむつきひ』お味見版で税込150円です。ミシンでの製本が可愛らしく一目惚れ。色々な媒体に載った詩をお味見できる。本『よりそうつきひ』の「わざわざ」という作品が、素朴な毎日の大切さを感じさせてくれて、とても好き。

大切な人に薦められて、読み始めてはみたものの……、む、むつかしい……。そんなときにグーグル先生が、以下のようなタイムリーな記事をオススメくださいました。ささる

「本を読んでも難しくて理解できないときどうしたらいいか」への超納得の回答
https://news.yahoo.co.jp/articles/f490de2703ba9d43426e9aec56abf1f340cc28a2

不器用ですからの高倉健さんが、器用に仲間たちに催眠をかけてみたり、脱毛クリームで後輩の眉を消したりという、破天荒なエピソードを淡々と記したエッセイ集。それでも毎年の善光寺詣りのことや送る宛もなく書いた絵葉書の話など、しみじみと良い話も多数。ああ、いいなあ、と思う。

大輝が雪乃の悩みに対して、一緒にいて楽しいかは考えるものじゃない、また明日って言うときの明日が早く来ればいいのにって思うこと、という返しをするのですが、すごいなあと。こんなにシンプルに"楽しい"を言い表せるとは。そして私も案外、また明日が早く来ればいいと思いながらすごしています。