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不定期刊:目についた本の写真とともに140字の文章を書くこと

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2021年2月の記事一覧

私がさだまさしと出会ったのは、10年位前の学生時代。『鴨川ホルモー』(万城目学)の主人公である安倍が、大のさだまさしファンであり、興味を持ったのだ。登場人物や歌い手の心情が素直に表現される、美しい詞や曲はもちろん、NHK「今夜も生でさだまさし」等でのトークも、さだの魅力である。

断言するが、これほど可愛らしい本を見たことがない。ブルーのカバーとピンクの栞、表紙には作中人物や京都の町並みがちまちまと描きこまれている。前身の四畳半神話体系を読んだのは10年以上前。当時から何ら成長せぬ己が姿から目を背けるべく、可愛らしきことは良きことなり、と呟く私であった。

伝統芸能フォーラム http://www.cbs.or.jp/zaidan/perfomance_info/events/210223/index.html の下見で千葉県文化会館に行った折、お隣の千葉市郷土博物館(千葉城)にて求めた。千葉市内各所の今と昔が写真で対比されている。私よりもアラ還の母が喜んで眺めていた。自分の住む街が歴史を重ねてきたことは嬉しいものである。

日本人は今日も朝の満員電車に揺られて職場へ。コロナによる緊急事態宣言が発令中であることもあり、社としても在宅勤務が呼びかけられているが、社の施設への来客がある以上出勤せざるを得ない。午後4時頃には仕事も一段落するが、定時である午後6時までは残らねばならない。日本人はなぜ……?