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インスタで猫を描いています

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コピー用紙にサインペンとコピックで描く猫イラスト。
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#絵

インスタで猫を描いています #22

こんにちは。 春の陽気に誘われて、花見客との距離に緊張感を抱きつつ桜を見に行ったり、なんだかんだやっているうちに日数が過ぎてしまいました。 それでは、今回もいってみましょう。 こちらは先日、メイキングをアップしたときの作品。 平素、というか現在の私がどのように描いているかこちらで詳述してしまったため、正直ここではネタがありません。 私の所感ばかりを書き連ねたので、果たして絵を描いていらっしゃる方、絵の好きな方にとって楽しめる内容になっているのかどうか。 ぜひ一度ご

インスタで猫を描いています #20

手間のかかりそうなのにばかり手を出して、ずいぶん間が空いてしまいました。ですが、まだまだ描いています。それでは今回も行ってみましょう。 以前に描いたもののリメイクです。 こうして見るとぜんぜん違いますね。 前のは細部に対する理解が及んでいなかったこともあり、いつか描き直したいと思っていたのでした。 何かがおかしいと思って下描きからやり直しているうちに、想像以上の時間と手間がかかってしましましたね。 本稿ではおなじみ コピック マルチライナーSP のブラシでかすれた表

インスタで猫を描いています #19

仮眠のつもりが本気寝になりかねない春先のあたたかさ。それでは今回も行ってみましょう。 白い毛並みに黒を入れず、グレーで描くことで表現してみました。暗所で撮影された写真に手を加えて、明度をぐいと上げています。 白い毛並みとはいえ、少しは境界に黒を入れた方が引き締まるのかなと思い、慎重に描いたもの。 まったくの白と影を落とした部分とのコントラストがあったのがよかったですね。モチーフの写真に感謝。 黒でさらに描き込んだ場合はこのような感じ。 手持ち色数との兼ね合いで、赤み

インスタで猫を描いています #18

三つ描くと一つはハマるというのはどういうわけなのでしょう? まだまだ未熟者ですが、今回もいってみましょう。 以前に一度描いて納得がいかず、アーカイブ行きになったもののリテイクです。ようやくリベンジが果たせました。 前回のものは恥ずかしいのでここには掲載しませんが、そのときよりも繊細に、念入りに、丁寧に仕上げています。 白黒の毛に包まれた猫でも、照明の加減や反射光、透けている皮膚の色とうとうの影響で、赤みがかったり青みがかったりすることを意識できるようになってきました。

インスタで猫を描いています #17

上手くなろうと努力していると、どこかでハマることがあるんですよねぇ。今回はやったぜ、それがきました回です。 コピック マルチライナーSP のブラシと0.03で黒を作るのが楽しい様子が出ていますね。 問題は白で、猫の美しい白い毛並みをどのように表現するのかについて、次第に次第に考え込むようになるのです。 やはり黒で毛並みを作るのが面白い、という気分がよく分かります。 各イラストはそれほど大きさが変わるわけではないので、私の場合はこのサイズに全身を収めた方が、無用に描き込

インスタで猫を描いています #16

猫をモチーフに描きはじめてたぶん一年。もうそろそろ安定的に描けるようになってもらいたいものですが、そこは修羅道、絵描き道。 以前、おなじ子を描いたときに強く描きこみすぎてしまったことがありまして、今回は筆を変えて挑んだリベンジ作です。 それでも黒みがつよいのです。ほんとうはもっと淡い毛並みなのです。 家猫写真は撮る人の室内の日当たりや照明環境が反映されるので、私はその光をインクの色彩で追いかけているのだなあと。 冬の寒さに朦朧としながら描いてしまい、しまったと思っても

インスタで猫を描いています #15

コミッションの注文を受けていたら年を越していました。本年もよろしくお願い致します。 以前に描いたものを現在のスタイルで再挑戦してみました。あとから見返すと、原画よりもやや濃いめの仕上がりになっておりますな。 こちらがその以前のもの。スクリーンショット画像です。 これまで主線を ぺんてる 筆touchサインペン を使って筆を寝かせることで太めに描いてきたのですが、毛足の長い猫を描くのが難しかったこともあり、筆を立てて描くことにしました。 ただそれだけで情報量が上がって見

インスタで猫を描いています #14

年の瀬ですが、まだまだ描いてます。このまま年明け以降も描いていく気構えで行ってみましょう。 前回からかすれを表現する目的で、コピック マルチライナーSP のブラシを使い始めているのですが、どうも描き込み過ぎてしまいますね。 豊かにあったはずのハーフトーンが気がつけば真っ黒に。私の癖ではあるのですが、またもや気をつけておかねばならんと肝に銘ずることに。 フォロワーさんからの要望でキツネを描きました。と、ときには猫ではないモチーフもいいじゃないですか。 描き上げてから重大

インスタで猫を描いています #12

行きつ戻りつをしているうちに、いつのまにやら時間が経ってしまいました。ようやく目指すべきところが見えてきたので投稿再開です。 結局、この間に何につまづいていたかというと、補助的な役割で引く黒の細い線でどこまで描くべきか、ということでした。 どうしても毎回黒で描きこみ過ぎるきらいがあって、アクの強い仕上がりになってしまっていたんですよね。 その描き込みたい欲を抑え込んで抑え込んでバランスを整えることを念頭に置くようにすることで、なんとか現在のカタチに落ち着かせています。

インスタで猫を描いています #10

なんだか一枚一枚を描くのに重みを感じるようになってきてしまいました。さらっと描けないのはなぜなのかのう。 顔だけというのは初めての試みでしたが、毛足の長い猫ちゃんはどの辺りで切ってあげたら良いやらでした。 グレーで段階的に濃度を重ねていって、あるところ以上は黒で取り繕っています。 最初にガイドとして描いた線が、ちと攻めすぎたかなという印象があります。これをしてしまうと後から修正するのは困難なんですよね。 このあたりのさじ加減はその日の気分やコンディションに左右されると

インスタで猫を描いています #09

本日、追加購入したコピックインクが届きまして、これで白猫も黒猫も心置き無く描くことができるようになりました。がんばるぞと。 これ、最初にアップしたときは色味が薄かったんですよね。 以前にも書きましたが、写真に暗いところがあると描きづらいので、事前に写真の明度を調整したものを複数枚用意して、これを参考に描くことにしているのです。 ですが、このときは線を確認するために使っていた、強めに明るくした写真を最後まで使ってしまううっかりミス。 翌日になってもう一度上から色をのせて

インスタで猫を描いています #08

ここまで、この連載のタイトルを「描いてます」としていたのを、見出し画像と見比べてミスに気づいて驚愕し、「描いています」に改めました。 ひらがな一文字ぶんだけ丁寧な日本語になりました。 前回までの流れで、引き続き細かく斜線を刻むようにしてトーン、及び毛並みを表現するスタイルで挑んでいます。 陰影が深く入っているとはいえ、白色部分はあまりコントラストを強く描かないほうが馴染むかもしれないなあと完成後になって反省しきり。 色の薄い下地の段階から強く塗り込まないようにして、あ

インスタで猫を描いています #07

今回はゴロニャン状態の寝転がり猫を中心のセレクト。 なるべくコピックの色数を減らして、線状に描き込みを入れることで多様なトーンを作り出そうとしています。 後になってある程度のストロークの長さがないと、この技法は描き込みづらくて効果的に使えないことに気がつくことになりますね。 リファレンスとなる写真資料がやや暗かったため、明度の異なる画像を複数枚作成。 明るい資料を参考に描いてみると色味が薄く、より暗い資料を参考に変えたりしているうちにどこが着地点なのか分からなくなるト

インスタで猫を描いています #06

まだ出くわしたことのない事例をどのように解決していくか、という課題をやっているかのような気分です。 コピックで色を塗るときに、じわりとインクを染み込ませるように強く塗るよりも、サッサッと走るように軽く色をのせるようにしてトーンを作っていく描き方の方が、色数も少なくて済むし、御し易いようにも感じます。 インスタグラムのストリーム上、あるいは個別ポストで見たときと、サムネイルで見たときの印象が違う、ということがままあります。 このイラストはサムネイルで見たときに線でディティ