蘭奢待について
こんにちは
「麒麟がくる」というNHKの大河ドラマで
蘭奢待が出てくるようですね!
なので今日は現在蘭奢待が展示してある
永青文庫にお邪魔させて頂きました。
「新・明智光秀論
―細川と明智 信長を支えた武将たち―」
3階でしたでしょうか
展示スペースのど真ん中と言える場所に
蘭奢待は展示されていました。
見た感じ正倉院の蘭奢待で間違いないかな
樹脂化はほとんど進んでおらず見るからにただの木w
香りがするとは到底思えないような見た目です。
ほぼ断定的に伽羅や沈香ではないと言える品でやはり黄熟香でしょう。
(個人的にですが切り取られた一片は白檀にも見えるくらい白い)
で、本題なのですが
おそらく正倉院の蘭奢待以外にも蘭奢待って存在するようなのです。
徳川美術館所蔵の蘭奢待を図録で拝見させて頂きましたがなにやら様子がおかしい。
こちらは明らかに伽羅で正倉院の蘭奢待とは形態が違うのが見ればわかります。
一体どういうことなのか全くわかりませんw
そのほかにも勉強しているうちに複数の蘭奢待があるそうでどれも素晴らしい伽羅なのだとか、、、
つまり、天下の名香は複数どこかしこで伝来していることになります。
ない知恵を振り絞った結論
・正倉院の蘭奢待
実はそんなに香らない。
香木そのものの大きさや伝説が先走り神格化しているだけ
・そのほかの蘭奢待
おそらく正倉院の蘭奢待が思っていたよりも微妙だったので
素晴らしい香気を放つ伽羅に付銘された
まあ実際に正倉院の蘭奢待を聞いたことはありませんし
ただの憶測ですし何より無礼者ですが、こんな気がしてなりません。
余談
香木といえば一木四銘(一木三銘)という言葉も有名ですよね
・藤袴(蘭)
・初音
・白菊
・柴舟
上記の名香たちもなんだか複数伝来があるっぽいような感じですw
明らかに木が違うのでw
それでは!
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