伽羅の軟度
こんにちは
アメブロに書いた記事の転載です。
梅雨も明け暑い日々がやってきました
溶けちゃいそうです
さて伽羅の軟度についてです。
おそらく香木に触れる事が一般の方よりも多い私ですが
当初は全くどれがどれか分からず伽羅と沈香の区別もままならなかったことを鮮明に記憶しています。
そこで一番手に取る方法で分かりやすいのが沈香と伽羅の軟度の違いです。
簡単に申すと
沈香は削るとサラサラとした粉末に
伽羅は削るとネバネバとした粉末になります。※例外もあります。
基本的にネバネバした伽羅というのは
緑油系統のものが多いように感じられこれぞ!という王道な伽羅に多いと見受けられます。
それでも伽羅ならば少しでも粘り気があるのがほとんどで刃物で沈香と伽羅を削り比べると違いが如実に出ると思います。
なぜ伽羅はネバネバしていて沈香はネバネバしていないのかは全く分かりません。
沈香は樹脂化がどんなに進んでいようとネバネバする傾向がほとんど見受けれられない
逆に伽羅は樹脂化が進んでいなくとも粘つくような気が致します。
これは明らかに別の木であると思えるほど違います。
つまり沈香と伽羅は一緒の木か?という観点から見ると
沈香から伽羅に変わることはなく
伽羅が沈香になり得る事もない
※香道となるとおそらく話は変わってきます。(六国など)
私が軟度に着目したきっかけは中国の方と話すきっかけがありそこで伽羅は柔らかい柔らかいんだと何度も言うものですから自然と沈香、伽羅の軟度に着目するようになったのです。
昨日ご紹介させて頂いたぴのぐりさんの記事中にも中国の方はとにかく軟度を重視すると記載してあったかと思いますが、まさしくその通りで、いくら香りが優れていても軟度が低ければ購入しないなんてこともあります。
何度を重視する理由には伽羅の王様でもあるでしょう緑油伽羅の特徴でもあるからだと思います。(とにかくやらかいですw)
と言う事でどこかの香舗で伽羅を購入した事がある方はぜひ刃物で削って丸めてみてください。
ねばっとした綺麗な球体が出来上がると思います。
それでは!
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