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運が悪くても勝てる!シティーリーグベスト8!ドラパルトデッキの薦め


「まずは自己紹介から」


はじめまして、“きゅる”と申します。
大切な人生の時間を私の拙い文章のために割いていただき恐縮です。
私はポケモンカードを始めて、1年半くらいの社会人ですが、このたび2/15(土)に“竜星のPAO大宮店”にて行われた、“ポケモンカードゲームシティリーグ2020(シーズン3)”において、“ドラパルト”をメインに用いたデッキでベスト8、CL宮城への優先権をGETすることができました。
自分のキャリアでは一番の成績であること、目標に据えていた優先権を得られたこと、周りの知り合いからおめでとうと言われて気分がいいこと、そして何より、“ドラパルト”を使ったデッキをもっと他の人たちにも使ってもらいたい、その楽しさと強さと“ドラメシヤ”の愛らしさを知ってほしい(そして環境を滅茶苦茶にしてほしい)という気持ちから、今回、恐れ多くもこのような記事を書かせていただいた次第です。
初めて書く記事のため、情報に過不足や、いやそれはちげーだろーよって点もあるかとは存じますが、何とぞご容赦を。

※前半は主に“ドラパルト”デッキを使うに至るまでの経緯や理由を振り返った自己満ブログとなっており、無料で読むことができます。
後半はデッキの構築内容や使い方についての詳細で、こちらは有料となっておりますが、頂戴したお金はすべて責任を持って私が、贔屓にしている飲み屋でのシャンパン代にあてさせていただきますのでご安心ください。
ありがとうございます。乾杯。



「どうしてドラパルトを使おうと思ったの?」


今回のシティリーグで何を使うか、ちゃんと考えだしたのは本番の1週間前位でした。
週末に朝まで飲み過ぎたせいで具合が悪く家に引きこもるしかなかったのと、月曜日に有給を取っておりウキウキの4連休がスタートしていたからです。
twitterやyoutubeを漁り情報収集。
結果、なんとなく“ピカチュウ&ゼクロム”主体のデッキと超エネルギータイプの“ミュウツー&ミュウGX”のデッキが多いっぽい感じがしました。そのとき私は絶望したのを覚えています。なぜなら大好きなインテレオンVとVmaxのSRを発売早々に買い揃えてしまっていたから。

“ピカゼク”がはびこっていては“インテレオンV”はまだ時期尚早だ。
そう感じ、かねてから使い続けている相棒デッキとかもこれといってない私は最早どうしていいかわからなくなり、二匹目のどじょう狙いだけど、前回のシティリーグ(シーズン2)で使用し運良く決勝トーナメントに上がれた“三神ザシアン”を、多少アップデートして出る他ないかなぁ、という後ろ向きな選択肢にすがるのみでした。
しかし大して新しいアイディアも無かった。
なんかテキトーに1枚抜いてVmax対策の“ザマゼンタV”を挿しとくくらいのアイディアしかないんじゃ、自分で納得できない。イノベーションの無いデッキはきっと使ってもつまらない…

そこから月曜日、火曜日と、トーナメントセンターバトロコ高田馬場店のジムバトルなどに足を運び、ちょっと他に気になっていたデッキなどを使ってみました。
①「モルペコV+ガラルサニゴーン」デッキ→上手い人はガラルサニゴーンの相手をしてくれないので没
②「どっすんフォールのハガネール+ターフスタジアム」→“ひのたまサーカス”の“ズガドーン”は“炎の結晶”でちゃんと3枚、トラッシュからダメージソースを持ってこられるのに、“ハガネール”は“ルアーボール”で不確定な枚数しか持ってこられないので弱い!と戦ってみてようやく気づいた…ので没
③まだちょっとあきらめきれなくて「インテレオンVmax(“ピカゼク”絶対潰すVer.)」→“ピカゼク”を全然潰せなかったので没
④「モクロー&アローラナッシーGX+ゴリランダーのVとVmaxとVじゃない奴」→ほぼ確実に後攻とれるのが強いけど、“エースバーンVmax”が強いとか言ってる人が多いので怖いし没
全部、没。
無駄に過ごした月曜日と火曜日(笑)
組んでいきなり勝てるとは思っていなかったですけど、自分の中でそれなりに昼間検討して組み上げて夕方のジムバトルに挑んだつもりなのに、実際対戦してみても、「こうすれば強くできてシティで勝てるぞ!」ってアイディアが出てこなかったので没でした。2日無駄にしました。
ただ、バトロコ高田馬場店で思いついた、というか、思い出したことが1つ。

「そういえばこないだ、ここのBOX争奪戦で“ドラパルト”使ってBOXゲットしてたな、俺」

忘れてました!“ドラパルト”!

2/5に同店で行われた「VmaxライジングBOX争奪戦」において、そういえば私、“ドラパルト”をメインにしたデッキで見事3勝し、景品の1BOXを頂戴していたのでした!
(当イベントはプロキシの使用が可能な大会でした)

そのとき使ったレシピがこちら

ポケカを扱ったYOUTUBEのチャンネルの中でも、強い弱いに関わらず毎回デッキのギミックにアイディアが溢れているため個人的にすごく好きなのが“もちポケチャンネル”さんです。(いつも対戦相手をされている、ばんさんの声も好き)
BOX争奪戦については、確か急遽出ようと思ったのであまり時間もなく、“もちポケチャンネル”さんで紹介されていたデッキレシピを元に自分なりにちょっとだけ改造して出場したのでした。
裏工作の“インテレオン”を使用した“ドラパルト”デッキですね。
“もちポケチャンネル”さんのデッキレシピは実際の動画でご確認ください。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=pnDtOR-MurU

“もちポケチャンネル”さんのレシピから変えた点は、後半腐って負け筋にもなりかねない(そしてあんまり持ってない)“ザシアンV”を入れず、“しあわせたまご”を採用した点と、それによって“オーキド博士のセッティング”を“ウツギ博士のレクチャー”に変えられたこと、そして、やはり三神対策に“ヌケニン”を採用したことです。
(“しあわせたまご”と“ヌケニン”の採用についてはシティリーグで使用したデッキにも活かされているので、詳細は後半で説明します)

対戦したデッキはそれぞれ、
①ザシアンV(三神型かルカリオ&メルメタル型かスピードザシアンかは不明)
②ピカチュウ&ゼクロムGX(“パルスワン”がいたかは不明)
③非GXのズガドーン(ひのたまサーカスのやつ)
でした。
なんかみんな、せっかく新しいカード使っていいのに意外と使わないんだなぁ、という印象でしたが、一番記憶に残っているのは2戦目の“ピカゼク”戦!対戦相手は名前をよく聞く有名な強プレイヤーの方でプレイングがもちろん素晴らしかったんですが、うちの“ドラパルト”がほとんど全部攻撃を避けてしまい勝ってしまいました。

「経験やスキルの差を運で凌駕してやったぜ!」

そのときは浮かれてそう思っていて、“ドラパルト”はもちろん強いけど、どっちかっていうと勝因はたまたま私の運が良かったからかなぁ、くらいの感想でした。
他にも“ドラパルト”で出場していた知り合いともレシピを交換しあって検討してみたりして、“フィオネ”あった方が良かったね、とか考えたりもしたんですが、今思い返すとこのときは“ドラパルト”の活かし方に少しも気づいてやれてなかったです。
俺って運いいな〜、会社のいつもスカしてて嫌いな後輩に、今日ちょっと優しくしてあげたからコイン表ばっか出たのかな〜なんてことばかり考えていました。
また、やっぱ非GX・Vのポケモンのデッキは先攻とってなんぼだな、なんてふうにも思ってたんですよね、このときは。プレイングを間違えていました。今は、少なくとも私のデッキでは、後攻とらなきゃ嘘だな、って思ってます。理由は後で述べます。

そんなこんなで、“ドラパルト”を思い出した私は、“ドラパルト”の楽しさも思い出し、これをシティで使いたい!の気持ちに捉われ、そこからの水曜日木曜日で“ドラパルト”の考察を延々とします。なぜ延々できたかと言うと、風邪をひいて寝込んでいたからです。(驚くべきことにこの週ほとんど仕事をしていない!笑)
金曜日には快復していたので、会社にも行き、仕事が終わってから知り合い何人かとフリーで対戦させてもらって、そして土曜日シティリーグ本番なんで、ほんと全然練習は足りてなかったと思います。でも結果を残せたのは僥倖でした。“ドラパルト”が強かったことと、デッキコンセプトが“ドラパルト”に合致していたからだろうと思います。



「シティのデッキを組む際に考えたこと、目指したこと、大事にしたこと」


風邪をひきながらもきちんと“ドラパルト”に向き合って、考えていたことは主に以下の6つ。

①「“ドラパルト”は運が良いと攻撃を避けてくれるカードではなく、2回に1回攻撃を避けるシステムのカード」

これ1番大事!!

「“ドラパルト”なんて“運ゲー”だよ」といって思考停止するのは簡単ですが、それを言ったらそもそもポケモンカードは運に左右されるゲーム、“運ゲー”です。
最初の手札に何が来るかだって、引いてくるデッキトップのカードだって、対戦するデッキとの相性だって、対戦相手が強者か弱者か臭いか臭くないかだって、言ってしまえば運に左右されています。
その線引きはどこ?
運の要素を極力少なくしながら構築してプレイすることで勝率を上げていくのがカードゲームだと誰かが言っていた気がするから、
「“ドラパルト”は、運ではなく相手の攻撃を2回のうち1回、避ける効果のカード」と規定して、これを念頭に置きながらデッキを組むことで、運に左右され難い構築ができるのではないだろうか。

②「“ミュウミュウ”多いけど“ジラーチGX”入ってる構築をあまり見ない!それなら“ドラパルト”で弱点つき放題じゃん!」

そうなんですよね、なんか“ミュウツー&ミュウGX”が多いっぽいのに“ジラーチGX”が入ってないデッキばかりな気がしたんですよね。
なんで?
私は“ミュウミュウ”を使ったことがほぼないのでよくわからないのですが、実際、今回のシティで“ミュウミュウ”に当たっても“ジラーチGX”はおろか“ウィークガードエネルギー”も出されることがなかったので、本当に疑問でした。“オーロット&ヨノワール”いるのはわかるけど“ミュウミュウ”ミラーのとき“ミュウミュウ”でスタートしちゃったらどうするんですか?

1回テキトーなバトル場のポケモンを“ドラパルト”の“ゴーストダイブ”で殴っておくと、ベンチの“ミュウミュウ”に30点分のダメカンを載せられるので、“大きなおまもり”でも付けられない限り、引っ張りだしてもう1回“ゴーストダイブ”を打てれば倒せます。
実質ワンパン!!
これってヤバくないですか?そんな奴、“ゴルーグ”以来いました?と、過去“ゴルーグ”を愛用していた私は思うのでした。

③「環境で唯一戦える非GX・Vデッキとか言われて調子のってる“ひのたまサーカス”の“ズガドーン”に有利!」

頑張って集めてきた炎エネルギーを3枚捨てて「ひのたまサーカス」って言われた後に、コイン表出して「はい、ざんね〜んwww効きませ〜んwww次回またやりなおし〜wwwwwww」って言えるんですよ?気持ちよくないですか?“ズガドーン”にストレス溜まってる皆さんは“ドラパルト”を使うべきなんですよ。

同じく以前、“ひのたまサーカスズガドーン”が流行っていた時期が一瞬あったと思うのですが、同じ“ダブルブレイズ”に収録されていた“エルフーンGX”でコイン表出して攻撃を避けられると気持ちよかったですよね?その再現です。
しかも、“ドラパルト”は倒されてもサイド1枚だし、技のエネルギー要求が少ない!
加えて“ゴーストダイブ”にはベンチにダメカンを3つ乗せる追加効果まであるのでエネルギー2つで都合150点の技なのに対し、“エルフーンGX(笑)”は5つエネルギーを付けてようやく160点出せるんです。なんか上位互換すぎて“エルフーンGX”が“GX”を名乗っているのが哀れに思えてきますよね。

“ひのたまサーカスズガドーン”のHPが“ゴーストダイブ”のダメージと同じなのも素敵ですね

④「“カラマネロ”って本当に必要なのかな?」

これは実は最後の最後まで悩みました、が、次の⑤に記載したアイディアを大事にしたい想いから削りました。結果として、必要なかったと思います。それよりも大事なカードがありました。

⑤「BOX争奪戦で使った“ドラパルト”デッキでは未完成。自分なりに納得できるアイディアとイノベーションが欲しい。これを見つけることが最優先」

これは見つけました。
後述しますが、“裏工作インテレオン”に代えて新たに導入したポケモンに対して、全く別方向から考えていたアイディアが、“ドラパルト”と噛み合うことに気づいたとき、バチバチと音を立てて脳内を太い雷撃が走るような、眠っていたニューロンが全て起きて情報を伝達しあっているような、そんな感覚がしたのを覚えています。

⑥「“ドラパルト”の弱点は2進化ポケモン故にまず場に立てられないリスクがあり安定感がないこと。逆に考えればこれを克服できれば強いデッキが作れるはず」

とにかくこれに尽きます。安定感。これをモットーにして組みましたが、どうしても枠の都合で、安定感を取るか攻撃性を取るかで何度も悩みました。
でも、そんなときは、
「どうせ安定重視なら息子への心配が過ぎてうざがられてる母親くらい、“ドラパルト”のことを心配し尽してあげたいな、“ドラメシヤ”から“ドラパルト”への成長を愛をもって手厚くフォローしてあげたいな、そんな、おふくろテイストのデッキにしようかな」と思うことにして、これを指針に組みました。


そして、できあがった構築がこちらです。


「シティリーグ使用!“ドラパルト”デッキの解説」


バトロコ高田馬場店でのBOX争奪戦のときと変わった点は、
①“インテレオン”ラインを“チラチーノ”ラインに変更
②“トレーニングコート”の採用
③“ピッピ人形”の採用
④“カラマネロ”の不採用
⑤“ズガドーン”を“ウツロイド”に変更
⑥“ソニア”の採用
⑦“カスタムキャッチャー”の採用
⑧“のろいのおふだ”の採用

以下、一つ一つについての自分なりの理由です


①“インテレオン”ラインを“チラチーノ”ラインに変更
“裏工作インテレオン”の採用は確かに、事故っているときに1枚でも“ジメレオン”“インテレオン”“しんかのおこう”のどれかを引ければ復帰できたり、今この1枚があれば、っていうトレーナーズを確定サーチできる強みがあるので、マジ毎ターンワンダータッチの上位互換打ってるようなもんじゃん!って気もするのですが、他に必須カードが多く採用数が限られてしまうデッキにおいては、更に2進化ということもあって横に複数枚ずつの採用が難しく、結果として継続的に特性を使用していけないという弱点があります。
実際、争奪戦の時のデッキは2−2−2のラインで、3回戦だったから上手く回りましたけど、シティの予選6回戦+決勝トーナメント、という試合数を考えた場合、どこかで間の“ジメレオン”がサイド落ちするなどの事故が発生する可能性が高いと感じました。
またこれは争奪戦後に指摘されて気づいたのですが、確かに“もちポケチャンネル”さんの動画でもそんなに“裏工作”が機能していなかった…。
どうしても“ドラパルト”が2進化ポケモンという点で、その進化ラインや“ふしぎなあめ”に枠を取られてしまいますので、枚数は限られてしまうんですよね。
そんな中、争奪戦後に少しtwitterのDMをさせていただいていた方から、“ピジョン”や“チラチーノ”の方が良いのでは?というアイディアをいただいていたので、その2つないし、他の方法を検討してみました。

継続的にドローしていける方が、長期的に見たときに不安定な2進化デッキを安定させられるかも、ってことは考えれば考えるほどそうなんだけど、でもやっぱ確定サーチもしたいよなぁ、と踏ん切りがつかない、決め手がない時間がしばらくありました。
ただ、そんな中、全く別の方向で以前に思いついていたアイディアがふと脳裏をよぎりました。


②“トレーニングコート”の採用
エクストラでよく使用されるカードに“ぞうしょく”という特性を持った“タマタマ”がいます。

特性:ぞうしょく
この特性は、このカードがトラッシュにあるなら、自分の番に1回使える。このカードを、自分の手札に戻す。

トラッシュに送れば、同じターンに何度でも手札に戻すことができるぶっ壊れカードです。
今回の新弾“Vmaxライジング”発売前後、肌感ですがなんとなく“ターフスタジアム”は注目されてて採用されそうなのに、“トレーニングコート”とかいうカードは影薄いなぁ、どう使えばいいカードなんだろう、と考えていたときに、あぁこれはスタンダードルールにおける“タマタマ”として使えるんだなぁと思ってたことがあったんですよね。こちらは1回限定ですが…

手札に基本エネルギーが1枚あれば、たとえば“クイックボール”のコストとしてその基本エネルギーをトラッシュした後、“トレーニングコート”の効果でまた手札に戻してポケモンにつけることもできる。その場合、“クイックボール”のコストは実質ゼロですよね。それこそ、今回採用の“チラチーノ”の特性“やりくり”のコストに基本エネルギーを使えば、トラッシュしたくない手札しかない状況でも、実質ノーコストで“やりくり”が使える。
このアイディアがあったことが今回、“インテレオン”をやめて“チラチーノ”を採用するに至った一番の理由です。進化前の“チラーミィ”も、値段高いけどHP60の子がいることで“ウツギ博士のレクチャー”で持ってこられるからシナジーはバッチリ!というか、“ウツギ博士のレクチャー”で初ターンに優先的に持ってきたいカードになりました。
“チラチーノ”はベンチの枠的に2体までしか置けないので3枚ずつで充分足りると判断。
(バトル場:①ドラパルト、ベンチ:②ドラパルトかドラメシヤ、③ピッピ人形、④ミュウ、⑤チラチーノ、⑥チラチーノ、みたいな並びが理想)
“トレーニングコート”は“トキワの森”より重要度が高いので2枚にしました。

③“ピッピ人形”の採用
“チラチーノ”の弱点は逆に確定サーチができないことですが、それもあって序盤“ドラパルト”の準備が遅くなる可能性が高いので採用しました。また、“チラチーノ”と“ピッピ人形”の組み合わせ、というと、L.O.デッキを連想される方がほとんどだと思うので、序盤に場に“チラーミィ”と“ピッピ人形”だけ見えていた場合、対戦相手はL.O.との戦いだと早合点し、“デデンネGX”や“博士の研究”“ふとうのつるぎ”などの強いカードや特性を使うのに躊躇してくれる可能性があるな、というのもありました。ありました、というか、シティの中盤で気づきました。
相手が“ドラパルト”を殴るのを嫌って“フィオネ”を使ってくる場合も想定されますが、ベンチにピッピ人形があることでこれも牽制できます。
今回このカードを採用してて一番面白かったのが、対L.O.だと思った瞬間にゆっくりプレイしはじめる方が結構いるんですよね。意図的にゆっくりプレイするというよりは、L.O.との対戦経験が少なくて考える時間が長くなっているだけかもしれないんですが…。シティ予選は時間切れイコール両者敗北のルールですしね。L.O.側が時間切れ直前に投了するものと思っている可能性もありますけど。
で、そのあと“ドラメシヤ”が出てきて、やばい、これは終わらないかもしれないぞ?と気づくんでしょうね、突然相手のプレイ速度が上がるのがとにかく面白かったです。何回かありました。
採用枚数は枠が無くて3枚にしましたが、3枚使う前にドラパルトを立てられることが多いので、結果4枚にしなくてよかったな、という感じでした。

④“カラマネロ”の不採用
これは結構大きな問題として、自分の中にずっとありました。(シティへ向かう電車の中でも、本当にいいのか?とちょっと考えていたくらいです)
ただ、これもよく見るYOUTUBEの“しんおーちゃんねる”さんで、“チラチーノ型ドラパルト”の動画を勉強させてもらっていたところ、「エネルギーを心配するよりも、“ふしぎなあめ”を引けるかを心配した方がいい」という至言をいただきまして、それと“トレーニングコート”の採用によってトラッシュに落ちたエネルギーも拾えるし“ピッピ人形”でターンも稼げるし、ということでイカちゃんたちは切りました。あった方がいいか、と聞かれるとそりゃベンチにいた方がいいけど、なきゃないで別にいいよね、進化ポケモンも減って事故が減るし、という結論です。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=KfDysAxUwbY


⑤“ズガドーン”を“ウツロイド”に変更
これは“カラマネロ”を不採用にしたことに付随して変更。1ターンで2つ以上エネルギーを付けられないデッキになったので、“ズガドーン”では攻撃に2ターンかかり急襲できないのが理由です。一瞬、“ビーストリング”を1枚採用することも検討しましたが、たぶん序盤に“チラチーノ”で切っちゃったり、そもそもそのときに山札にエネルギーあるのかな、ということで現実的ではないと判断。ウツロイドがGX技を使えるのが相変わらず強いですね。

⑥“ソニア”の採用
普通は「5枚目の〇〇」とか言うんでしょうけど、これは「4枚目の“ウツギ博士のレクチャー”」です。プレイングの項でも後述しますが、このデッキはどうしても後攻を取って、できれば“ウツギ博士のレクチャー”を1ターン目に打ちたいデッキです。展開が命!
ただ、エネルギーの採用枚数も6枚と少なく、2ターン目以降でエネルギーにタッチできない、といったこともあるだろうと思い、4枚目の“ウツギ博士”を折衷案として最適な“ソニア”に変更しました。

⑦“カスタムキャッチャー”の採用
前述した、「フィオネあった方が良かったね」の件です。やはり上手い人は、残りのHPが30以下でベンチに置いておくと倒されてしまうようなポケモンを、あえてバトル場に出してきて次のターンの総ダメージ数を減らそう、という動きに出てくるんですよね。
たとえば“ゴーストダイブ”を2回バトル場で受けた“大きなおまもり”付きの“ピカゼク”とか、“ゴーストダイブ”を1回バトル場で受けた“ミュウミュウ”とかね。そういうのをベンチに下げて、新しくバトル場に出てきたポケモンに120点を与えつつ、ベンチの瀕死ちゃんを仕留める、という動きをしたいための「“フィオネ”あった方が良かったね」だったんですが、なんかね、“マオ&スイレン”とかいう酷いカードがあるんですよ。
知ってます?“マオ&スイレン”。
“アセロラ”が消えた今、“三神”の次に非GX・Vポケモンから人権を奪っているのは、このカードだと思ってます。特に“ミュウミュウ”相手で、せっかく弱点ついて240点を与えても、“マオ&スイレン”されてベンチに引きこもられると、残りHP150を“ゴーストダイブ”で削るには5回攻撃が必要なんです。ほぼ無理なんですよね。こうなるとそもそも攻撃した意味がなくなっちゃう。他のタッグチームやV、GXでも同じで、バトル場でダメージ与えてから下がられるのはやはりきつい。ベンチでダメカンを乗せておいた御仁をバトル場にひきずりだして最後120点のダメージで落とす、という動きがしたかったための“カスタムキャッチャー”です。これを4枚採用するのに泣く泣く削ったカードがどれだけあるか…“ピッピ人形”“しあわせたまご”“しんかのおこう”など、採用枚数が3枚のカードの理由は基本、“カスタムキャッチャー”を入れるため、と思っていただいて間違いないです。

⑧“のろいのおふだ”の採用
これも“カスタムキャッチャー”を採用したから採用した感じですね。
一度“ゴーストダイブ”で30点与えておいたジラーチ(序盤に乗せる相手がジラーチしかいないことがよくある)に“のろいのおふだ”で40点与えて倒したり、先に“のろいのおふだ”の効果で40点置いておいた“デデンネGX”を後で“カスタムキャッチャー”で引きずりだして倒すなどの活用法があります。
“のろいのおふだ”を貼った“ドラパルト”がバトル場にいるせいで相手が攻撃できなかったり、逆にコインが裏出てくれればダメカンばらまいて次の攻撃で勝てるのに、表しか出ない〜、みたいなシーンがちょこちょこありました。
採用は1枚。“しあわせたまご”によって得られる安定感の方が大事だからです。



「変更点以外のカード採用枚数の理由」

①“ドラメシヤ”−“ドロンチ”−“ドラパルト”−“ふしぎなあめ”が、4-1-3-4の理由
②ヌケニン採用の理由
③メタモン、ミュウの採用
④しあわせたまご
⑤マリィ
⑥メイ
⑦超エネ6枚
⑧ふつうのつりざお

①“ドラメシヤ”−“ドロンチ”−“ドラパルト”−“ふしぎなあめ”が4-1-3-4の理由
“ドラメシヤ”は絶対に早いタイミングで置きたいので4枚。可能なら初ターンに2体置きたい。
“ドロンチ”は全く入ってない構築もときどき見受けられますが、“ふしぎなあめ”がサイド落ちした際に“ふつうのつりざお”で山札に戻して再度使うなど事故回避の為に1枚は欲しいです。あと、ベンチに置いた“メタモン”が余っているときに、やすやすと“インテレオンV”のベンチ狙撃や“のろいのおふだ”で倒されないために使いたいですね。まぁ、ここは好みです。
“ドラパルト”は4枚あると心強いですが、“ふしぎなあめ”も“ドラメシヤ”もないのに手札に来すぎることが多々あるので1枚減らしました。“ふつうのつりざお”も2枚採用しているので足りるはずです。
“ふしぎなあめ”は引けないとゲームが始まらないので最大枚数の4枚。4枚入れてても引けないときは引けない。また、個人的なこだわりを言うと、カードはサンムーン時代のものを使うのを推奨します。新しい“ふしぎなあめ”の絵の色味は“しあわせたまご”の色味と似ているからサーチしているとき間違えそうになるのです。

②ヌケニン採用の理由
これは完全に三神、“アルセウス&ディアルガ&パルキアGX”対策のカードです。いくら最近減っているとはいえ、非GX・Vのポケモンにとって天敵なのは間違いないですよね。1度“ヌケニン”をつけた“ドラパルト”が倒されておくと、三神側はサイドを2−1−2−2みたいな数で取る必要があるので、3体倒せば良かったところを4体倒さなくてはならず、1ターン猶予ができます。
しかもそれが“ドラパルト”。
仮に三神側が“カスタムキャッチャー”を上手く2回使用して、ベンチの“チラチーノ”や“ドラメシヤ”を引っぱり倒せたとしても、残りの2体は必ず“ドラパルト”と向き合わなくてはいけない。
そこで、前半に書いた「ドラパルトは運が良いと攻撃を避けてくれるカードではなく、2回に1回攻撃を避けるシステムのカード」の話に戻るんですけど、4体のうち2体は“ドラパルト”を倒さなきゃいけないと考えて計算すると、うち1体は確率的に1度攻撃をかわすわけなので、つまり相手は5回の攻撃が必須になるわけです。そこにピッピ人形が絡むともっとたくさん。それは最早、オルタージェネシス打った意味あるのかな?って状況じゃないですか?いや、厳密に言うと意味はあるんですけど、三神以外のデッキが普通の非GX・Vのデッキと戦うのとほとんど同じ必要攻撃回数にまで戻せますよね。

この“ヌケニン”の採用は、“すりぬけ”という特性を持った“ドラパルト”のデッキだからこそ輝くギミックで、正に“ドラパルト”専用の三神対策と言えます。
BOX争奪戦の時から採用している理由がここにあり、改めてシティに向けて考えたときにも“ドラパルト”をより強くしてくれるカードだと確信しました。
また、三神以外のデッキに対しても、対戦相手からすれば、ただでさえ攻撃を避ける可能性のある“ドラパルト”をせっかく倒せてもサイドが取れない、という状況はかなり精神的に厳しいものがあります。サイドレースにおいて、その得られる効果以上にプレッシャーを相手に押し付けることができるのではないでしょうか。
“ふつうのつりざお”で一度使った“ヌケニン”を山札に戻してごらんなさい。きっと対戦相手の人間味溢れる悲しい顔が拝めると思います。
またまた、事故気味のときに、生命線になっている“チラチーノ”に“ヌケニン”をつけておくことで、相手に「駄目押しの“チラチーノ”狩り」をさせない、といった使い方もできます。
あと地味に、後半腐ってコストにする以外使い道の無い“ウツギ博士のレクチャー”で“ヌケニン”を持ってこられる点がかなり偉かったと思います。
採用枚数は、“ツチニン”“ヌケニン”それぞれ1枚ずつ。三神相手には1度使うのも2度使うのも効果は一緒なので、1枚ずつで充分です。

③メタモン、ミュウの採用
進化ポケモンが多いので、状況に合わせて進化先を選べる“メタモン”はいいですね。まぁでも基本は4枚目の“チラーミィ”として使用します。
“ミュウ”については、ベンチへの攻撃が怖すぎるので必須です。今回のシティリーグ最後の試合、決勝トーナメント2回戦で負けたときは、有利をとれるはずだった“ミュウミュウ”相手に“ミュウ”がサイド落ちしていた為に、バトル場の“ピッピ人形”をすかされ続け、ベンチの“ドラメシヤ”を“アーゴヨンGX”の“ベノムシュート”で狩られ負けてしまいました。環境に“ピカゼク”も多い上、終盤ベンチに逃げた相手のポケモンにダメカンを置いて勝つプランも存在するので、2枚入れられるなら入れたいカードかもしれません。


④しあわせたまご
息子を愛し過ぎるお母さんのようなデッキを目指すには必須のカードでした。早いデッキが多い現環境で、2進化の“ドラパルト”はその起動までの遅さがネックだとわかっている以上、1ターンに2回サポートカードを打つくらいの立ち回りをしないと厳しいと思いました。これはBOX争奪戦の時から思っていたことです。そして、これを叶えてくれるのは“しあわせたまご”でした。
倒されて“しあわせたまご”からのサポートカード使用(“メイ”が最強)が、安定的に“ドラパルト”を立てることに貢献してくれます。“ドラパルト”につけておくと、倒されたタイミングで次の“ドラパルト”を準備しやすいので強いですし、“しあわせたまご”を付けた“ピッピ人形”の凶悪さといったら、もし対戦相手が半グレとかだったらブチギレ確定!私きっともう殺されてますね。


⑤マリィ
争奪戦の時は“シロナ”が入って2枚ずつでしたが、“ウツギ博士”&“ソニア”の枠を4枚にする際に、あのとき実は検討を保留していた「“シロナ”と“マリィ”一体どっちがいい女なの?」っていう問題を正面から考える必要がありました。
なにせ枠は3枚。2枚と1枚にするにしても、どちらかに優劣をつけなきゃいけない。
デッキの安定を目指すなら1枚多く引ける“シロナ”、相手への妨害も考えるなら“マリィ”ですが、“チラチーノ”の採用を決めた時点で1枚少ないドローの“マリィ”でも“チラチーノ”がフォローしてくれること、相手の手札に干渉することによって、ベンチの“ドラパルト”以外のカードを“カスタムキャッチャー”で引っ張られ辛くなることが結果としてデッキの安定に繋がると判断し、「“マリィ”の方が良い女」ということになりました。

⑥メイ
“ドラメシヤ”さえ場にいれば、このカード1枚で“ドラパルト”を立ててエネルギーも付けられるのが強いですが、序盤に多すぎると事故の原因にもなるので2枚で我慢!

⑦基本超エネルギー6枚
“もちポケチャンネル”さんで最初に6枚の構築を見たとき、これで回るの?って私も最初は信じ難かったんですが、回りますね。構築段階で増やしてみた瞬間もありましたが、エネルギーを1ターンに1枚しか貼れないデッキですし、エネルギーを持ってこられるカードも“メイ”“ソニア”“トキワの森”“トレーニングコート”と6枚もありますし、なんか大丈夫です。
なんか大丈夫でした。
これはなんか理論どうこうじゃなくて、回してみての感覚と経験則です。もちろん5枚サイド落ちとかだと泣いちゃいますけど、そういうことってほとんどないですよね?(三神ザシアンで挑んだCL愛知1回戦、三神とデデンネGXが全てサイド落ちしていた時はゲロ吐くかと思ったので、そういうことはここぞってときにあります笑)

⑧ふつうのつりざお
倒されたポケモンをまた使い回したいのでサイド落ちまで考えて2枚の採用です。“トキワの森”が場に貼ってあるときとか、“メイ”“ソニア”を使う直前にエネルギーも山札に戻すことがありますが、戻す枚数には注意が必要です。そのあと“トレーニングコート”で直接手札にエネルギーを持って来れる場合などは、トラッシュにエネルギーを残しておくことも重要だからです。




「採用を見送ったカード」


①ミミッキュ(特性:シャドーボックス)
②ニャスパー(技:ねこびよりとイヤーキネシス)
③隠密フード
④リセットスタンプ
⑤ポケモンいれかえ

①ミミッキュ(特性:シャドーボックス)
“ゴーストダイブ”のダメカンばらまきとシナジーがありますが、特性を止めたいGXが環境にあまりいなかったです。“オドリドリGX”は有利をとれる“ひのたまサーカスズガドーン”に入っているわけだし、“ミュウツー&ミュウGX”にも弱点ついて有利を取れると思っていたので。ベンチを一枠埋めてまで必要ではないな、と。

②ニャスパー(技:ねこびよりとイヤーキネシス)
“ゴーストダイブ”3回分90点のダメカンを乗せておくとベンチのタッグチームを“ニャスパー”の“イヤーキネシス”で倒すことができますが、“カラマネロ”を不採用にしたので、使えないです。

③隠密フード
対戦相手が“フィオネ”を使って、バトル場の“ドラパルト”に向き合わない戦法をとってきた場合に有効でしたが、“ピッピ人形”を出せばいいだけなので不採用。“ふわふわまくらメリープ”を採用したL.O.に対してはあれば強く出られますが、それに気づいたのはシティリーグを終えた後です(笑)

④リセットスタンプ
いい女“マリィ”を信じました。

⑤ポケモン入れ替え
“ドラパルト”は技の効果はくらってしまうので、“ライチュウ&アローラライチュウGX”に麻痺にさせられた場合に“ポケモンいれかえ”があると便利ですが、コインが表でノーダメージ&麻痺になったら、むしろ対戦相手が次に150点以上の技を打つのがカロリー高めですし、コインが裏で“ドラパルト”が倒れたならそもそも麻痺を気にする必要がないので、あまり必要性を感じていませんでした。“ドラパルト”が逃げるエネルギーゼロってこともあります。
L.O.デッキの“ふわふわまくらメリープ”に眠らされた場合に活用できると便利だと思いましたが、それに気づいたのはシティリーグを終えた後です(笑)
L.O.に対してだけは、ピッピ人形狩りまくれるし、ゆうて有利やろ、と高をくくってあまり検討できていなかったのが正直なところです。


「どうやってデッキ回すの?」


2/15のシティでの対戦結果は、途中メモするのを忘れてたのであんまり正確に覚えてはいないんですが、こんな感じでした。

1戦目:vsピカゼク 後攻スタート 0−6 負け
2戦目:vs超カラマネロバレット 後攻スタート 6−3? 勝ち
3戦目:vsピカゼク 先攻スタート 4−2(相手投了) 勝ち
4戦目:vsピカゼク 後攻スタート 6−? 勝ち
5戦目:vsピカゼク 後攻スタート 6−? 勝ち
6戦目:vs超ミュウミュウ 後攻スタート 6−? 勝ち
決勝トーナメント
1戦目:vsひのたまサーカスズガドーン 後攻スタート 4−3 勝ち
2戦目:vs超ミュウミュウ 後攻スタート 0−6 負け

ピカゼク多すぎますよね笑

気づいた方もいると思いますが、このデッキはまず、後攻を死にものぐるいでとりたいデッキです。3戦目だけ先攻なのは、じゃんけんに勝った瞬間になんか嬉しくて確か間違っちゃったんだと思います。緊張って怖いね!
なんで後攻をとるか、ですが、確かに私も進化デッキはなるべく早く進化して攻撃したいから先攻を取るべき、と思っていた時代がありました。少なくともBOX争奪戦のときまではそう思っていました。
しかし非GX・Vのポケモンだからこそ、最初のターンは確実にサポートを使いたいと思い直したのです。先攻1ターン目のサポートカードの使用が禁止されて少し経ちましたが、これによって弱体化させられたサポートカードがいくつかあって、そのうちの1枚が“ウツギ博士のレクチャー”なんだと思います。ただ、展開することが生命線のこのデッキにおいては、“ウツギ博士のレクチャー”は弱体化したとはいえ、絶対打ちたいサポートでしたし、だったら後攻をとるべきかな、と。

と、まぁカッコつけてみましたが、本当の一番の理由は、先攻を取ると怖いからです!
HP60のポケモンだらけのデッキで、ベンチに他のポケモンも“ピッピ人形”も置けずターンを渡した場合、後攻1ターン目に倒されて1ターンキルされる可能性がとっても高いです。
雷や炎タイプのデッキが相手なら尚更そのリスクは高まります。“ゲンガー&ミミッキュGX”のGX技を撃たれても負けです。

案の定、3戦目、間違えて先攻をとってしまったときは、場に確か“ドラメシヤ”1体しか置けないまま、先攻1ターン目を終わるしかなく、そして相手は“サンダーマウンテン◇”を置いた上で“エレキパワー”を1枚打ち、ベンチに“カプコケコV”を準備し、“博士の研究”からの“デデンネGX”を打ってきました。もし“カプコケコV”がバトル場に出て来れて、もう1枚“エレキパワー”があったなら、1ターンで勝負はついていました。怖い怖い怖い。

最初のね、バトル場に置いたポケモンは倒されていいんです。このデッキではいいです。それよりも、ベンチに何体もポケモンと“ピッピ人形”を展開して、バトル場が倒されたタイミングで付けておいた“しあわせたまご”が起動したり、“メイ”が使えるようになったりした方が、結果的に強い動きに繋がっていくんです。そういうデッキだと思います。

「モクロー&アローラナッシーGX+ゴリランダーのVとVmaxとVじゃない奴」のデッキを使用していたとき、先攻を取りたいデッキが大半の現環境では、ほぼ確実に後攻が取れるので、自分のやりたい動きをほぼ確実に実行できるのは強いなぁと思いましたが、私の“ドラパルト”についてもそうでしたね。サポートカードを使用することを前提に組まれているので、後攻が強いです。あと、ドキドキしないで済みます。

あとは、プレイングについて、何か語ることがあるとすれば、“ゴーストダイブ”におけるベンチへのダメカンの置き方、でしょうか。
これは正直戦況によって毎回正解が変わってくることだと思うので、私としてもこれが絶対正義!とは言い切れないのですが、サイドの取り方は3と2と1を目指すのが“ドラパルト”には向いています。4回“ゴーストダイブ”を打つと、120点、120点、120点、120点、自由に置ける12個のダメカン、で計600点のダメージを出すことができますので、3と2と1でサイドを取るのには充分です。もちろん相手のデッキタイプや戦況によって5回以上“ゴーストダイブ”を打つ必要は出てきますが、まずはあまり深く考えずベンチの“ジラーチ”にダメカンを乗せて倒して、あとはタッグチーム or Vmax1体と、“デデンネGX”を倒すプランを目指せば問題ないかと思います。


と、そんなわけで、酔っぱらいながらつらつらと書いてきたので、皆さんにどれだけ役に立ったかはわかりませんが、少しでも皆さんのデッキ構築の一助となれば嬉しいです。
そして願わくば“ドラパルト”のデッキがそれなりに環境に溢れて、それなりに環境デッキに加わってきてくれると嬉しいな、なんて、そんなふうに思っています。

もしどこかでお会いする機会がありましたら、ぜひお手合わせをお願いいたします。

それでは、長々と大切な時間を割いていただき、ありがとうございました。
また機会と需要があれば、いつか記事を書くかもしれませんが、次からはむしろデッキの構築段階で文章に起こす作業が必要だと思いました。文章にすることで、なんとなくふわ〜っと思っていた感覚がしっかり形を持って、よりデッキへの理解を進めてくれる、そんな気がしたからです。

さて、次は、どうしようかな、YOUTUBEの“【公式】ポケモンカードチャンネル”に出演している“ちゃんなつ”さんが動画冒頭で「ちゃんなつです!」って挨拶する時の手の広げ方についての考察、とか書きましょうかね、あはは

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