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”DITTO X2 LOOPER” について

こんにちは。14日目(徳島から帰京しました)と15日目(本日)ですが、まず。

”DITTO X2 LOOPER” について。

「動きやすい!」と「創りやすい!」を求めていたら、このルーパーに辿り着きました。
今やコンパクトなルーパーも多くのメーカーがこぞって作るようになり、興味深い機種も多いのですが、
常時ツアーで持ち歩くとなると、厳選しないといけません。
私が新しいツアー機材に求めていたのは、1年中の旅移動でもストレスを感じないコンパクトさと頑丈さ、
音質の向上は言うに及ばず、1台で自発的な音世界を創造・発展出来る機能でした。
さらに、速いテンポの曲を演奏することも多いので、他メーカーがつい犠牲にしてしまう1ペダルの2度押しオフではなく、
ペダル操作が速くてせわしなくても対応可能な、従来の2ペダルの時のオンオフ(1ステップ)機能を残している点も譲れませんでした。

私は30年近く前、ルーパー機能のあるエフェクターが国内で手に入りにくかった時代から、
ホールド機能のあるディレイやロングディレイ、サンプラーを数個直列につないでのパフォーマンスを模索していました。
そこからのご縁で、20年近く前には国内で一般的になった他メーカーのルーパーの初号機の開発の協力等もさせて頂きました。
なので、当初は直列でつないだリアルタイム・サンプリング機能さえあれば満足で、
いかにそれをソツなくタイミングよく踏みこなして楽曲を組み立てていくかに重きをおいていました。
そこから前後に別のディレイなどを置いて、発展はそこにまかせていくという流れで。
当時はそれもスキルのひとつとして考えられていたわけです。
あれからルーパーも進化し、多くのペダルがついているものは、ほぼミキサーだよねと。
持ち運びが出来るフレーズレコーディング機能付きのミキサーのような役割として使用されるようになりました。
なので当然のごとく、パソコンなどからインポートした音源ソースとの共演機能や、エフェクト機能は充実してきました。
あとはそれをコンパクト化した時に、どこまで残すか、残さないか、そのさじ加減。
いい具合です。このコンパクトさでもステレオ機能は残しています。アンドゥ、リドゥ機能も残しています。
譲れなかった1ステップ機能は初代にはなかったものです。

当然不慣れな点もありました。長らく使っていた他メーカーのルーパーと比べると、
①スイッチ部分が小さく、となりとも近いので、使用する靴を考えないといけない。
②右ペダルの1ステップオフ機能はありがたいが、左ペダル2ステップでもオフになるので、
勢いで左をタンタン、とうっかり2度踏んでしまうと止まってしまう。
③レコーディング直後の再生タイミングのタイムラグが他メーカーと違う(これは当然)。
なので、この辺はやはりトレーニングの必要性を感じました。

一方、今後ますます自分自身での工夫と発展が望まれるのが、「リバース再生」及び「1/2倍速再生」エフェクトの駆使。
2フットスイッチなので、それぞれを独立して行えます。
足を多用するとこの部分の曲中での操作はしゃがんで行う場面も出てきますが、
元々はそのように作っていました。私の裁量が試される部分ですが、夢は膨らみます。
現在は”周りのテンポに自動同期してくれる”機能が追加されたものがありますが、それも改めて。
進展を楽しみにしています。
私も頑張って楽曲を作っていきます。
(現在、20枚目のアルバムを制作中です。これのツアーでもメイン使用します)

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