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男が妊娠するドラマを見て思った事


『ヒヤマケンタロウの妊娠』というドラマを見た。
ネタバレも何も無いが、男が妊娠して出産する話だ。


バリバリ仕事をしていた男がある日突然吐き気に見舞われる。長引いたので病院に行ったら妊娠が発覚する。


印象に残ったのは、主人公と同じく妊娠していた男性が流産してしまったシーンだった。

少し前までベビーグッズやマタニティーグッズの話で主人公と盛り上がっていたのに、胎児はあっけなく死んでしまった。死産の場合も供養が必要と初めて知った。


私の名前にある『遥』という字は遠い所という意味があって、私が生まれるまでに長い時間を要したのでその字を使ったと聞いた。母は少なくとも3回の流産を経験している。人口受精で受精卵を子宮に戻した時、受精卵は四つだったらしい。それでもなお私しか残らなかった。卵の頃から横暴だったみたいです


死んでいったわたしの兄弟達には名前があったのだろうか、どこかに供養されているのだろうか、凄く知りたいけど流石に聞けないそんな事


私が生まれるまでの間母はどれほど苦しみ泣いたのだろうかと考えた。考えたところで正解が出せるわけでもないのに


不妊治療が保険適用になったらしい。
母の体質を考えるに私も不妊治療を受ける可能性がある。
私が出産をする頃に、体外受精だけでなく胎内に入れずに子が生を宿せる技術があればいいのにと思う。

私は自分の腹の中に赤ちゃんが出来たとしたら、きっとあれこれ心配して疲れ切ったり、イライラして仕事やプライベートに影響しかねない。
つわりで苦しんでいる時に確実に支えてくれるような男性を見つけ出せる自信もない。

子を作るか、と思った時に、知り合いでも知り合いでなくてもどこかで子種を得て、体外で受精していただいて、子が自分で呼吸するようになった時にこんにちは、母ですという顔をして抱き上げたい。


子はペットでも無いしそんな都合良い親がある訳もないのは分かっているけど、それができれば『あの時お前を妊娠していなかったら私の人生はもっと違っていた』とか言う親になる事はないと思う。

論点がフワフワしましたが、ドラマは良かったです。出産は絶対に大変だけど、子ができたらきっと愛おしく思うだろうなと考えました。

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