見出し画像

大学院が始りました!

留学にあたり本当にたくさんの方にお世話になり、絶対にいつかやろうと思っていたnoteの開設。

「一息ついたら...」と思っていたら、もうあっという間に渡米から1ヶ月が経ちそうになっていました。
この調子だと、いつになってもひと段落しなさそうなので、今日は思い切って7月末からの約2ヶ月間を振り返ってみたいと思います。

まず、1学期の終業式、子どもたちと涙のお別れ。

なかなかない夏休み前の離任式に、びっくりしていた子もたくさんいました。「大学院」という概念も低学年の子どもにはなかなか伝わりにくいので、
「先生は、秋から「1年生」になります。」
と伝え、海外では新学期が9月に始まる国もたくさんあること、また大学を出た後も、大人になっても勉強することができることを伝えました。
コロナ禍で大変な中、1学期まで学校にいさせてくれた、そして最後の最後まで色々なことにチャレンジさせてくださった先生方、子どもたち、そして保護者の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

そこから、引っ越し、ギリギリまでできなかったビザの申請、持ち物の準備、PCR検査(これもまた種類が色々あって大変でした!)...とドタバタと準備をして、なんとかハリケーンと共に渡米。

画像2


そして、9月8日からいよいよコロンビア大学のTeachers Collegeで授業が始りました。

画像3


「Teachers Collegeに行ってるよ」と話すとその名前から「卒業したらみんな先生になるの?」とアメリカ人の友達にもよく聞かれます。
しかし、これはもともとTeachers Collegeが先生を教育する学校として設立されたことに由来しており、今では教師教育以外にも100種類ほどのプログラムが行われているんです。

私が在籍しているHuman Development(人間発達)学部のDevelopmental Psychology(発達心理学)のプログラムも、先生として数年働いたことがある学生はたまにいますが、大学を卒業してすぐに入学した子や、Ph.Dを目指して勉強している子も多く、その目的や進路は様々なようです。

今学期は、Statistics(統計)やResearch Method(リサーチの方法を学ぶ授業)、そしてずっと勉強したかったCognitive Development(認知発達学)の授業を取っています。

大変なのは、数学。
数学が苦手で高校に入って選択科目を取らなかった◯年前の自分に告げたい。
「今のうちにやっておきなさい!」と。
Σすらしっかり勉強していなかったので、同じ学校で数学系の勉強をしている日本人の友達や、コロンビアのエンジニア学部で勉強している中国人のルームメイトにお世話になりながら、なんとかついていって(?)います。
しかし、内容は一回教科書読んだだけではわからなくても、リサーチをした時にどのようにデータを取るか、そしてどうやって研究を進めるか、という勉強はとても面白いし、「そういえば学校のテーマ研究で、あんなデータ取ったな...」など、小学校現場のことを振り返りながら勉強できるのが幸せです。

今学期はまだオンラインのクラスもあり、私の取っているCognitive Developmentのクラスもその一つです。
出願時にお話を聞かせてもらった先輩たちからも、「意外とオンラインの方が授業の録画を見れたり、発言しやすかった」というポジティブな意見も聞いたので、チャレンジしてみました。
まだ3回しか授業は受けてないけれど、確かにzoomを使うと発言がしやすい!これについては、また別の機会に詳しく書こうと思います。

このクラスは特に子どもの認知発達や行動について学ぶので、リーディングの題材やディスカッションなどでも、「これはまさに2年生の水のかさの学習でよくある出来事!」「あの時こう子どもに伝えたらもっとうまく伝わったかも!」と今までの先生としての仕事を振り返りながら、時に懐かしく、時に悔しくなりながら勉強しています。
早くまた子どどもたちに会いたいな。

画像6


そして、週末は、同じ学校に通う友達、同じ寮に住む友達、学部時代の友達、小学校の時からの友達、同じフルブライト奨学金で世界各国から来た友達...といろんな人に助けられ、時には自分から声をかけたりして、出かけたり一緒に勉強したりしています。

画像6


本当に一歩ずつ、ですが、振り返るとちょっと前進できたかな?
やっと1日中ひたすら勉強をする、という大学院生の生活にも慣れてきたので、10月はもう一度自分のビジョンを見直して、大学院生活のチャンスを最大限にいかせる方法を考えたいと思います。

画像7


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?