ガリバタの魔力

なんとなく鶏もも肉を買ってしまったものの、肝心の何の料理を作るかということを決めてない。そんな時に思いついた悪魔の案がガリバタである。ガリバタと言うワードの持つ魔力は凄まじい。ただでさえガーリックとバターが好物な私にとって、それらを一緒にしたものが美味しくないはずないのである。

そんなわけで本日の昼ご飯は鶏もも肉のガリバタ炒めであった。作り方は簡単で、①鶏もも肉を一口サイズに切り、油で炒める。②肉に焼き目がついたらみじん切りにしたにんにく(量はお好み)を加える。③それに酒、みりん、砂糖、醤油を混ぜ合わせたタレをかける。④いい感じにタレが混ざってきたらバターを加える。⑥器に盛り付けて完成だ。

今回のガリバタという発想は、Youtuberデカキンがステーキをガリバタソースにつけて食べる様子から思いついたものである。デカキンとはHIKAKINのパロディーYoutuberなのだが、彼の動画を見ることが最近増えてきたのである。これまではデカキンの動画について、「主にキッズが見るようなくだらない内容の動画」だと勝手に思っていたが、彼の動画には意外にも興味深いコンテンツがあったのだ。それは食レポである。デカキンはいかにも大食漢な見た目をしているが、事実多くの飲食系の動画を出しており、いきなりステーキはかなり常連のようである。そんな彼の飲食系の動画で彼は食レポをしていくわけだが、これがなかなか面白いのである。別に食レポがとても上手というわけではないが、彼の食いっぷりが良いというか、あまりうまく説明することができないが彼の飲食系の動画には謎の魔力があるのである。

私は人がモノを食べるところを見るのが好きなのかもしれない。この1年くらい大食いだったりの飲食系コンテンツを見ることが格段に増えたからだ。数年前から大食い系YoutuberというジャンルはYoutubeの一角を担うコンテンツに成長し、多くの再生回数が記録されるジャンルとなった。そうなっている以上、「人がモノを食べたりする様子」というのは需要があり、私以外にも多くの人がモノを食べるところを見るのが好きなのだろう。これは有名な話だが、週刊少年ジャンプで連載されたグルメバトル漫画「トリコ」は作者の島袋光年氏が『人が食べるところって地味だけど面白いよな〜』と思ったところから着想を得た作品である。

2020年は新型コロナウイルスの影響で、人と一緒にご飯を食べる機会が格段に減ってしまった。そのおかげで自炊のスキルばかりが磨かれてしまったが、やはりご飯は人と一緒に食べたいものである。

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