超絶変身

早朝(ほぼ夜)、グレゴール・ザムザが気になって飯も食えないほど気がかりな夢から目を覚ますと、じぶんが東京ドーム1兆個分ほどのベッドの中で1匹のキモすぎるデカい虫に変ってるのを発見した。彼は超合金でできた鎧のように堅い背中を下にして、仰向けに横たわっていた。頭をすこし持ち上げると、何もしなくても今にも割れそうな風船ぐらいにふくらんだ褐色の腹がみえる。腹の上には横に死ぬほど筋がついていて、俺は飽きた。

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