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頂点を極めたスラッシュ・メタルの先駆者 / メタリカ(Metallica)

2024年2月4日、ロサンゼルスで開催中の第66回グラミー賞で、メタリカが「72 Seasons」により最優秀メタル・パフォーマンスを受賞しました。彼らがグラミー賞を受賞するのは、これで9度目となるが2019年までのアルバム総売上枚数が世界中で1億2000万枚を記録するなど今や押しも押されぬヘヴィメタルという音楽の代名詞と言われるのに異論はないでしょう。

1980年初頭、アイアン・メイデン、モーターヘッドを中心に英国からHMバンドがわんさかとデビューし、このムーブメントに触発された18歳のドラムのラーズ・ウルリッヒとボーカル/ギターのジェイムズ・ヘットフィールドが出会ったことで1981年メタリカの歴史がスタートします。ギターのカーク・ハメット、ベースのクリフ・バートンのラインナップで1983年メタル界に衝撃を与えたデビューアルバム「キル・エム・オール」を発表。今までどのバンドも出し得なかった疾走感、攻撃性、重さのサウンドはたちまち若者を虜にして、世界各地のコアなメタルファンの中で話題の中心となりました。

そしてそれらのサウンドはスラッシュ・メタルと呼ばれるようになり、アンスラックス、スレイヤー、メガデスといったバンドもその流れの中で大きくなっていきました。1986年のベースのクリフのツアー中の事故死やメンバーチェンジ、成功の影につきまとう精神的な不安や葛藤、アルコール依存の問題など様々な難局を乗り越え2023年11枚目のアルバム「72 Seasons」を発表し世界中で1位記録し、その健在ぶりを示しました。


Master of Puppets

本作はメタリカ、アンスラックス、メガデス、スレイヤーのスラッシュ四天王、 いわゆるBIG4が一同に会したツアーの2010年6月ブルガリアのソフィアで行われた メタリカのライブを収録した作品です。1曲目のクリーピング・デスから、最後のMaster of Puppetsまでハイ・テンションな パフォーマンスが繰り広げられます。

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Orion Festival: Tour Through the Never

メタリカが亡きクリフ・バートンに捧げた2012年アトランティック・シティで開催されたオライオン・フェスティバルのライブを映像化。全世界で1億枚以上のアルバムを売上、ヘヴィメタルという音楽をオーバーグラウンドに押し上げた立役者メタリカ。本作ではクラシックナンバーから最新曲まで網羅されたセットリストを披露しています。

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Rock & Roll Hall of Fame 25th Anniversary Concerts

ロックンロールの殿堂の25周年を祝って行われたコンサートの模様を収録した映像作品です。 数多くの著名なアーティストが出演しており、ブルース・スプリングスティーン、U2、 アリシア・キーズ、エリック・クラプトンなど、そのラインナップは豪華絢爛。 各アーティストが演奏する曲目は、それぞれの代表曲やロックンロールの名曲が 中心となっています。メタリカは「For Whom The Bell Tolls」、「Enter Sandman」で参加。

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Bridge School Benefit

1986年にニール・ヤングが障害児学校のためのチャリティーコンサートを開催。 それ以来ライフワークとして毎年コンサートを行っています。 本作は25周年を記念して収録された映像で、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、 ジェームス・テイラー、サイモン&ガーファンクル、トム・ペティ、パティ・スミス、デイヴィッド・ボウイなど 錚々たる顔ぶれがレアなアコースティックで演奏しています。 メタリカは「Disposable Heroes」をアコースティックギターでアレンジを変えて演奏しているのは必見です。

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