七夕坂夢幻能の考察と感想

※CDブックレットのネタバレがあります※

考察

起こったことを簡単に記すと

①メリーが7/7 9:55に神隠しに遭う
②蓮子が2週間後に見つけ出す
③メリーにとっては7/7 10:00ぴったりになった途端、蓮子が霧の向こうから現れた

かつ、二人は「蓮子が捜索に出なければ何事も起こらなかったはず」で意見が一致している。作中ではこれはあくまでも二人の意見として書かれているが、真実だと思う。

2週間後の未来における蓮子の行動が、7/7のメリーに神隠しを起こした、と私は解釈する。つまり神隠しの犯人は蓮子ということになる。文章が蓮子の一人称に変わるページが紫の曲だったのとも繋がってくる。蓮子が故意に起こしたわけではない以上特殊能力でもないのだろうが。エンタングルメントというサブタイのキーワードのとおり、運命?因果?のもつれか何かだろう。未来が過去に干渉しているわけだし。そういえば蓮子の能力は時間を視るものだった。

恐ろしいのは、隠岐奈と二童子と思われる会話。「不死の人間だと思っていたのか」「そんなわけはないのに」これは異界(まあ後戸の国だと思う)に迷い込んだメリーについての言葉であるはずだ。メリー、死んだのか?

と思わせておいて、最後に蓮子は「私達と幽霊って何が違うの」と突きつける。もしかしたらメリーは本当に死んでしまっていて、蓮子はそれに気付いたがゆえに救いを見出そうとしてこんな問いを投げかけたのかもしれない。

感想

メリーの家を家探しする蓮子のBGMがクレイジーバックダンサーズなのかなりおもろい。割とパニック状態でガサゴソしてたのかな。

メリーに論文読んでもらえて嬉しくなってる蓮子、かわいいね。

最後の方、メリーのことフルネームで呼ぶの激アツすぎる。

そして結局ジャケットのメリーのリボンなんだったの〜!?

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