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鈴木眼鏡作業日記#4(2023/08/25)

 ひさびさに日記を再開しようとしたら前回から4ヶ月も経っていてびっくりする。相変わらずものごとを継続するということができない。それでも4ヶ月ぶりに日記を書こうと思っただけでも進歩かもしれない。退化しているのかもしれない。

 『殺しのライセンス』というnoteで発表する予定の短篇小説と『東京の鱒釣り』という来月の文學界新人賞に応募する予定の中篇小説を同時並行で書いている。とりあえずの予定としては、まず8月31日を締め切りとして『殺しのライセンス』を書き上げて、その後で9月いっぱいを使ってゆっくりと『東京の鱒釣り』を書くつもり。文學界新人賞の締め切りは9月30日。

 いままで書いた二本の長篇(群像新人文学賞に応募した『日本語は絶滅しました』と新潮新人賞に応募した『新世紀探偵』)は一本のストーリーラインに従って進んでいく、一応は「物語」的な小説だったけれど、今回の『東京の鱒釣り』は散文詩というか断章形式の小説というか、タイトルからしてリチャード・ブローティガン『アメリカの鱒釣り』への直接的・間接的なオマージュとして書いているので、ちょっといままでとは書き方が変わってくるような気がしている。毎日毎日何時間かの時間をとって集中して書くというよりは、詩を書くように思いついたときに思いついたものを書きつらねていって、それを後から詩集のように編集していくというスタイルになると思う。

 ついこの間、4年ぶりに東京に行ってきました。1泊2日。Corneliusと坂本慎太郎のライブに行ったり、美術展をいくつか巡ったり、古い友人と会ったりして楽しかったです。東京紀行についてもいつか一本の文章にまとめて書きたいと思っているのだけれど、もしかしたら書かないかもしれない。日記もまともに続かない人間の言うことなのでわからない。

 ちなみにこの日記は勤務先で書きました。ろくでもない文章を書いている間にもちゃんと給料が発生している。

thx :)