言葉はどこからやって来たのか(そしてどこへ行こうとしているのか)

言葉を言葉で疑いながら
やはり言葉を信じているのだと
21世紀の詩人の端くれとして
私は感じずにはいられない

日本語に寄りかかりすぎてはだめだ
イルクーツクの老夫婦や
ティンブクトゥの若者にこそ
我々は語りかけなければならない

同人どうしの狭い世界で
馴れ合っているだけではいけない
インターネットをテレビをラジオを雑誌を
あなたの詩で爆発させてやるんだ

「コスモロジーとソシオロジーの両立を
現代詩人は目指すべきなのだ」
広大な宇宙と狭隘な社会の間で
今日も我々は言葉をつらねる

それがどれだけ無意味な営みでも
きっと意味があるはずだと信じて

thx :)