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私の好きなPlaywright

前回の記事でも記載しましたが、Playwrightレーベルが好きであります。このレーベルは、設立から10年、ディレクター谷口慶介さんが選んだ音楽が続々とリリースされてきました。最初はfox capture planとbohemianvoodooから始まりました。
さてさて、せっかくなので、色んな音楽を味わっていただこうと思い、この稿では、YouTubeから動画をたくさん貼り付けたいと思います。

◆疾走する閃光/fox capture plan

3rdアルバムの「WALL」より。シンプルにトリオで、fox capture plan然とした曲を選んでみました。現代版ジャズロックというキャッチフレーズが見事にハマる、ジャズだけど縦の線がしっかりあって、タイトル通り疾走している感じが非常に心地よい。ちなみに2017年度にFM YOKOHAMAでfox capture planがパーソナリティを務めた、女子ジャズRadioのオープニング曲であったため、良く耳にした楽曲であります。個人的には「ダークマター」も載せたかったなぁ。。。

◆Magnoria/bohemianvoodoo

fox capture planと並んで、Playwrightのもう一つの看板バンドbohemianvoodooより、最新ミニアルバム「Bouquet」より、リード曲「Magnoria」。foxが縦ノリの気持ちよさなら、bohemianvoodooは横ノリの心地よさ、そう、この2バンドがPlaywrightの「糸」なのであります。全体的にロマンチックなところが魅力です。

◆Parallel Tripper/tsukuyomi

bohemianvoodooのピアニスト、木村イオリさん繋がりで、tsukuyomi。サックスプレイヤー庸蔵さんが中心となっているバンドから、2ndアルバムのタイトルチューン「Parallel Tripper」を。フロントがサックス+バイオリンという珍しい編成となっていますが、この2者の溶け合いがとても素晴らしく、また、ブレイクを全体でガッツリキメてくるところ、ジプシーっぽいところ、大好きな1曲であります。

◆Dance'em All/TRI4TH

今はPlaywrightから移籍して、SONY JAZZで活躍する、TRI4THのPlaywright時代の楽曲「Dance'em ALL」を。今はヒップホップだったり色んなことにチャレンジしている彼らですが、この時のアグレッシヴでPE'Zの遺伝子を継ぐようなサウンドも素晴らしいです。今はどうか分かりませんが、この時はライブで必ず「踊ろうぜー」と煽ってまして、まさしくこの曲はその「踊ろうぜ」であります。

◆HORNS RIOT/TRI4TH&Calmera

TRI4THから繋げて、私の投稿を読んでくださる方には、毎度お馴染みすぎる名曲「HORNS RIOT」なので、今回はライブヴァージョンを貼り付けたいと思います。なんて楽しくて、賑やかで幸せなセッションでありましょう。原曲とライブで大きく変わるところが、ジャズの魅力、熱く魅了してくれる1曲であります。

◆m'n'dass/POLYPLUS

上記で既に紹介しております、Calmeraから、サックスのTSUUJIIさんがリーダーを務め、fox capture planから、キーボードのMELTENさんが参加している、インスト界のオールスターバンドの1stアルバム「Debut」のリードトラックとなった「m'n'dass」を。この曲のスピード感とベースがたまらなく好きであります。ベースはイントロからもう打ちのめされる感じです。

◆Vermillion/辻本美博

先程のPOLYPLUSのリーダーであります、TSUUJIIさんですが、実はサックスとクラリネットの二刀流プレイヤーでありまして、こちらはクラリネットでのソロ作品、1stアルバムの「Vermillion」よりタイトルチューンを。サックスでは強い音色が特色ですが、クラリネットでは美しさで聴かせてくれます。ラジオ出演した時、稲垣吾郎さんにも大絶賛されていました。異なる音色を是非ご堪能くださいませ。

ここまでは色々芋づる式に紹介して来ましたが、以下は順不同で行かせていただきます。。

◆Paradox/橋本芳

Playwrightに突如、彗星のように現れたピアニスト、橋本芳さんの1stアルバム「Paradox」からタイトルチューン。この複雑なリズムとスピード感は大好物、一瞬にして掴まれましたね。。

◆Cats in Boots/Alter Ego

先ほどの橋本さんも福岡の方のようなのですが、こちらのAlter Egoは、瀬戸内、岡山県や広島県で活動されている、ドラム・ベース・ピアノのトリオであります。本業が別にあった上で地元を中心に活動をする、現代的な形態のアーティストであります。最初は広島限定でのCDリリースでしたが、全国展開され、今に至ります。

◆線路に咲く花/YoYo the "Pianoman"

ヒップホップユニットSOFFetのYoYoさんのソロで作品で、こういったゆるやかなスウィングが聴けるという意外性。心地よさがアルバム全編漂うので、激しいのはちょっと・・・な方でも楽しむことができると思います。カヴァー曲のセンスに意外性があって、これもまた好きです。

◆Mbakh dou Mbakh/Afro Begue

Playwrightには、こういった民族的な音楽もあります。2000年前後だったと思いますが、元THE BOOMの宮沢和史さんがブラジルで作った「Afrosick」という作品がとても好きだった私としては、こういう民族的なグルーヴも非常に心地が良いです。

◆Blessing from the wind/木村イオリ×森田晃平DUO

Playwrightにはこういった、クラシック音楽に近いものも存在します。木村イオリさんと森田晃平さんは、TRI4THの伊藤隆郎さんと一緒にPrimitive Art Orchestraというトリオでも活動していますが、デュオでも作品を作っていまして、リラックスタイムとして癒やされる楽曲の数々をリリースしています。

◆Core/Gecko & Tokage Parade

一旦はギタリストが脱退して、G&TPの最もな個性である部分が失われると危惧しましたが、新ギタリストが加入して、バンドのアンサンブルとしては統一感が出て、グルーヴが強固なものになった印象があります。ちょうどこのメンバーチェンジがPlaywrightファミリーへの加入と同時のことでした。

◆pray feat.木村イオリ/Apneumo

bohemianvoodooに憧れたバンドが同じレーベルのPlaywrightに所属し、そして憧れのbohemianvoodooの木村イオリさんが参加するという、胸アツストーリーがある本楽曲。bohemianvoodooの横の心地よさにグルーヴがプラスされて、新世代の物語が紡がれて行きます。

◆All of you/Liquid Stella

これはこないだも取り上げているので、詳細は割愛しますが、Playwrightの新星、平均年齢21歳だそうです。これからが楽しみです。

◆手紙/CONNECTION BLUE

Playwrightはインストの宝庫なんですが、そればかりではないのです。fox capture planのカワイヒデヒロさんとbohemianvoodooのbashiryさんが、インスト界隈のプレイヤーを集めて作った歌モノアルバム「CONNECTION BLUE」のリードトラックは、こんなにもドラマチックで涙腺が緩む楽曲なのです。歌もしっかりあるのです。

◆Sakura Call/Massan×Bashiry

こちらも歌モノであり、ヒップホップである作品。春になると聴きたくなる、というか、一年中いつ聴いても、メロディーに歌詞に涙腺が緩みっぱなしの楽曲。コロナ禍が歌詞のテーマにあるのですが、最後の

枯れたって散ったっていいから 折れなければ花は必ず咲く

Sakura Call/Massan×Bashiry

という部分がもう号泣ものです。
折れないで頑張ろうという気持ちになれます。

Playwrightには、もっともっとたくさんの作品があり、あれがないじゃないかと言われそうなのですが、自分のフィルターを通して紹介できる作品について触れてみました。是非、YouTubeチャンネルを覗いて、他のアーティストや、ここに載せていない曲についてもふれてみていただければ幸いです。

それでは、本日もお読みくださり、ありがとうございました。
(すごく遅い時間の投稿・・・)

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