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今こそ?Grass Valley

こんにちは。ご無沙汰しております。
前回書いたのって、もはや1年くらい前でしょうか?
昨年度から子どもの役員で忙しくて、文章を書く気力がない・・・のです。本当は昨年の総括だとか、ホリレコセレクトを利用した結果とか、書きたいことは山ほどあるのですが、なかなか書くことができず・・・おいおい書いていきたいです。

最近オシャレな音楽と言われる人たちが良く、シンセを使ってるなあと感じるこの頃です。90年代の邦楽育ちとしては、ギター中心の音楽を長らく聴いてきて、シーンが変わってきたのかな?という印象を抱いたりしているこの頃です。

乱痴気/BREIMEN
WATER CARRIER/Kroi
Departure/Neighbors Complain

どれもオシャレでかっこいい曲ですが、アクセントにシンセ(キーボード)の音が入ってませんか?

実はあるポストがきっかけで再度、Grass Valleyという80年代後半〜90年代初頭にかけてメジャーシーンで活動したバンドにハマり直すのです。

以前はそれでもシンセが80年代の感じだよなあ・・・って良く思ったりしてたのですが、冒頭に上げたような音楽が世の中に出てきて、私の耳を慣らしていたせいか、その感想を感じなくなり、以前より世界にどっぷり浸かるようになりました。。音がかっこいいです(衣装は時代感・・・)。

Grass Valleyは87年にCBS SONYのFitzbeatレーベルからデビューし、オリジナルアルバムは6枚残しました。各アルバムで音楽性を大きく変え、ニューウェイヴでデビューしたものの、最後は完全にロックになりました。

私がGrass Valleyを知ったのは解散後、ヴォーカルを務めていた出口さんが後のREVで活動しているときにテレビで見てREVにハマり、その後文通相手から出口さんが以前にグラスバレーというバンドで活動していたことを教えてもらったのがきっかけで聴き始め、最終的にはREVよりハマっていました。その頃はREVきっかけだったので、最後の方の曲が好きでしたが、聴き込むごとに、ブームが定期的に訪れるごとに、それより前の曲が好きになり、今回のブームではデビュー当初にハマっています。

最初に好きになったのはこの頃ですかね。
Each of Life

この曲は、「Each of Life」という言葉で、既に解散が示唆されているような気すらするのですが、新たに今回、Grass Valleyの音楽が、解散しても広がって、心に届きますようにという願いが込められているのではないかな・・・と、そんな風にも感じました。(歌詞はこちらから)

「Each of Life」が収録されている6th「at Grass Valley」の前に、目指す音楽の方向性の違いから、ドラムの上領さんが脱退されています。上領さんはドラムセットのタムを電子ドラムに置き換えて当時プレイをされていたので、ご本人のプレイ+普通のドラムでは鳴らない音が鳴り、かなり個性的でした。それもあって、その前はガラリと音が違っています。

「at Grass Valley」の1枚前、5th「瓦礫の詩人〜SEEK FOR LOVE〜」から「ドラゴン」ですが、このバンドの真髄は、メンバー全員が恐ろしいほどのリズム感を持ち、空間を表現できることにあるのではないかと思います。このアルバムは、1枚がストーリーになっていて、通して聴くことで世界に没頭できるコンセプトアルバム、感動の嵐でした。

はい、中期の名曲、「Truth」。これは4枚目のアルバム「LOGOS〜行〜」収録です。ベース根本さんのスラップがすごいのです。以前Kroiちゃんの記事でもご紹介しております。

今はセッション動画もYouTubeで多く公開されていますが、1989年にこの動画を撮ろうとしたGrass Valley、時代の先端を行ったなーと今は思います。「My Lover」(4th「LOGOS〜行〜」収録)

風景が見える音楽に定評のあるGrass Valley、こんなロマンチックな曲も良いのです。「星の棲む川」(3rdアルバム「Style」収録)

これもロマンチックで良いですね。「夕凪」(3rdアルバム「Style」収録)

元々はニューウェイヴだった彼らの、Grass Valley然とした名曲。これも楽器の重なりが間合いが空間を感じさせます。Moon Voice(2ndアルバム「Moon Voice」収録)

初期のうち、アッパーな曲。ベーシスト根本さんの高速スラップに驚きます。ドラム上領さんの「普通のドラムでは鳴らない音も良く聴こえます。Morning Pleasure(1stアルバム「Grass Valley」収録)

これも初期のアッパーな曲。ひとつ前の「Morning Pleasure」と同じ日のライブ映像です。踊りながらキーボードを弾く本田さんを画面の中に探してしまいます。SHAKE IT DOWN(1stアルバム「Grass Valley」収録)

Grass Valleyは打ち込みと同期しながらライブをしていたそうです。これに合わせて演奏するのだから、ズレは微塵も許されないし、要求される高いスキルを全員が持っているバンドだと思います。

そして、特徴的なシンセ、最近良く耳にしませんか?
また、BREIMENの「乱痴気」は、ドラムのうちタムを電子ドラムに置き換えているって、上領さんと同じことをしてますし、
最近、そんな音が巷に溢れ始めた印象を持っています。

だからこそ、今、Grass Valleyを聴いてみてほしいなと思います。

Grass Valleyをサブスクで検索すると、2019と出てくると思います。それは2019年にリマスター盤のボックスセットが発売になったからです。
なんと発案者は、L'Arc~en~Cielのドラマーのyukihiroさんで、監修も手掛けています。なぜか?yukihiroさんが上領さんをリスペクトし、Grass Valleyが好きだからです。
また、L'Arc~en~Cielのメジャー1stアルバム「Tierra」では、キーボードの本田さんが関わっていて、クレジットにも名前が載っています。
そんなことから、L'Arc~en~Cielファンの皆さまにも、Grass Valleyを紐解いてほしいなあと思うのでした。

現在は、ヴォーカルの出口さんがソロ活動とソープカービングの先生をされていて、キーボードの本田さんが聖飢魔IIのACEさんとface to aceというユニットをされていて、ドラムの上領さんが民謡ニューウェイヴユニットneo balladで活動されています。残念ながら、ベース根本さんと、ギター西田さんは検索しても現在が出てこない状態です。

私はREVからGrass Valleyを聴くようになったので、長いことずっと出口さんのファンだと思っていたのですが、、、最近、気づいてしまいました。本田さん推しであったことに。。これらYouTubeをたくさん見ていたら、踊りながらキーボードを弾く本田さんに目が釘付けになっていました。何を隠そうこのお方、楽曲の半分以上を作曲し、ミックスに立ち会ったり、立会いだけではなくご自身でもされたり、、、まあ、音の真髄を作っている方で。それを思ったらすっと納得しました。ご本人が「しっぽ」と呼ばれている長い後ろ髪がチャームポイントですが、勝手にロン毛仲間だと思ってる節が(笑)。ジャケ写だと、髪の長いことが分からないので、初めてYouTubeを見たときに驚きました。

長きにわたり、お送りして参りましたが、Grass Valleyの魅力が少しでも伝わったらいいなと思います。サブスクやYouTubeで検索すればぱっと出てくるので、是非是非もっと見て聴いていただけたら嬉しいです。

お読みくださり、ありがとうございました。
それでは(次はいつ書くんだろ・・・)。

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