個展の準備
さて。ひたすらに作品を集めて並べてみました。(あ、飛行機の夜作品だけの個展でございます)ざっと180枚くらいあります。同時に見積もりの方にも入っていき、どんどん現実的な世界に入っていくことになります。30枚くらいと思っていた夢はもろくも崩れ去り、20枚かなというところに。今回の個展では、絶対に夢の全倍(900*600mm)に挑戦したいと思っていました。そうそう、そうしながらも仕掛けという言葉がよぎってきます。以前に"qchanの写真は玄人ウケする写真だよね"とクラブハウスだったかな、で言われたことがありました。その時も誰に見せるのかと言われた時に、『一般の人』という言い回しをしたように思います。そう。自分の得意とする、いわゆる流し撮りとか、超高感度の動態撮影ってのは、飛行機写真を見てる人には、なんにも関係ないわけですね。その部分をどうすれば良いか。かなりの間悩みました。10年前の小さな個展の時、作品選びの時、ある友人から”あなたの見せたい写真と人様が見たい写真てのは違うのよ”と言われた事がふたたび脳裏をよぎります。よしそれならば、"如何にも自分の写真世界"というところに知らずのうちに誘い込むような仕掛けにしてみるか。ほとんど賭けのような世界でしたが、それをやってみることにしました。その中で、何枚かの足りないピースを残りの半年で撮影して、より昇華してみようという決断に至りました。ここからは1.過去写真のRAW探しとeditのやり直し 2.足りない新しいピースを現場撮影して来ること 3.方向性の軸を定める事 この3つを同時並行で回していくという、とてつもない緊張感ある日々を、ここから10月までのあいだ経験することになります。