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No1キャバ嬢がラオウになった話


「セナさんご指名です!」

少し暗めのバックヤードで聞こえた声


「ご指名されたのは〇〇さんですか?」

と言って吉四六のボトルを手に取るのは

紛れもなく数年前の僕です。



僕の過去はそれはもう壮絶なもので

ド底辺の環境を変えるために

毎日会社終わりに必死に働いてました



何を隠そう、ここは日本一の歓楽街

東京の新宿は『歌舞伎町』

椎名林檎の曲にも出てくる歌舞伎町です。



そんな日本一の歓楽街の一角に在る

男性の理想郷「キャバクラ」

ここでボーイ(黒服)としてバイトしてました。



なんでここで働いているのか?というと

当時の僕は借金を重ねに重ね

借用書でミルフィーユが作れる状態

まさに首が回らない状況でした



そんな状況を少しでも好転させるべく

知人の紹介でキャバクラで働くことに。



「綺麗な女の人多いよ!」

「ボーイさん優しい人多いよ!」

なんて言葉(主に一言目)に釣られ

まんまとボーイ街道に乗ったわけです



仕事を紹介されたからには

現状を変えるためには

「まじでなんとか働きまくるしかない」

苦肉の選択ではありましたが

「綺麗なお姉さんいるのアツいな」

なんて邪な考えで面接に向かい合格

毎日仕事終わりに働いてました。



ですが合格したが最後

実際に出てきた同僚たちは

全員コワモテのお兄さんだったわけです。



ではそんなコワモテのお兄さん方を

特徴をしっかり捉えて紹介します

もう一度言いますが、特徴をかなり捉えてます。



代表

イメージとしては
『前科5個あるミキのお兄ちゃん』

正直店の中で一番怖かったです

たまに無表情で褒めてくれますが
褒めてくれても怖かったです。
いやまじで。本当に。

ちなみに余談ですが
夜のお店の「代表」とはオーナーではなく
「なんかめっちゃ偉い店長」的なイメージです。
※オーナーはちゃんと「オーナー」と呼ばれます




部長

イメージは
『絶対特殊詐欺やってた役所広司』

めちゃくちゃ優しかったです
お店の中で一番好きな方でした。

営業中に勝手にビール飲んだりして
毎度代表にバレて怒られる
ということを繰り返すお茶目な部分もあります

ちなみに歯が無いです。



スタッフA

イメージは
『闇に堕ちすぎてしまったゆってぃ』

お酒が異常なくらい弱いのに
なぜか煽られると飲んでしまうタイプです
給料のほとんどをキャバクラに使っているので
「まじで金ねぇわぁ」が口癖でした。

ちなみに部長よりも歯が無いです。




なんか小さいおじさん

とにかく小さいです
しかも歯が無いので何言ってるか分かりません
話しかけられても意思疎通が出来ないのです。



という風に

かなりキャラの濃いボーイに囲まれつつ

毎日働いてました



気になるキャストの方々は

驚くほどに美人な方が多く

しかも僕は若かったので

それはもう可愛がってもらえました



美人と言ってもジャンルがありますが

ほぼ全ての美人を揃えており

「美人図書館と濃すぎるボーイ達」

なんてよく分からない環境でした



・メンヘラっぽい子

・王道アイドル顔

・韓国系美人

・北欧ハーフ系

・とにかく色気がすごいお姉さん

などなど



働いている中で

目のやり場に困るどころか

とにかく目が泳いでしまう

そんなレベルの女性が揃っており

正直モチベをキープするのは簡単でした



ではここで本Noteのメインヒロイン

「No1キャバ嬢」を紹介します。

No1キャバ嬢
(ここでは「セナさん」と呼びます)

まじで写真通りのルックスです
意味わからないレベルの美人で
しかも身長は170cm近くあるモデル体型

僕はスパイダーマンの一作目のMJが一番好きなので
初めて見た時は正直ときめいてました

でも残念ながら性格が相当キツいタイプで
ゆってぃなんかはゴミ扱いされてました
見た目と中身の差が平屋とスカイツリーくらいあります



セナさんの最も恐ろしい部分は

初来店のお客様から指名を獲得する

その獲得率が異常に高かったです



魅せる技術に秀でており

色気凄いけど何故か近寄りがたい

そんな雰囲気を纏っているものの

喋るとフランクだし、明るく表情も豊か

だから指名率が非常に高いキャストさんでした



ただしボーイへのアタリが非常に強く

少しでも提供が遅れたりすると

覇王色の覇気を纏って睨みつけてきます



ゆってぃがセナさんのテーブルに参加し

シャンパンを開けて粗相を犯した際は

「だからお前はそんなんなんだよ」

なんて言葉を吐き捨てるくらいキツい性格で

僕もビクビクしながらサポートしてました



とは言っても僕は最年少だったので

「掛け持ち頑張って偉いね」

なんて声をかけられた時は

「俺がピーターパーカーになる!」

と言わんばかりにやる気が爆発したのを覚えています



そんな環境で働いて数ヶ月…

セナさんの生誕祭の時期がやってきます



No1キャバ嬢でルックスも超人レベル

加えて接客も120点のセナさんには

沢山のお客様がついていたので

生誕祭もレベチに盛り上がります



代表からも前持って

「酒飲める奴らは覚悟しろよ」

なんて言われる始末。



「高いシャンパン飲めるかも!」

なんて子供心を持ちつつ望んだ生誕祭…

その日は凄まじく忙しい営業でした



「忙しい」なんて考える間もなく

とにかくホールを動き続ける

生誕祭なんて煌びやかな状況かと思いきや

まさにそこは戦場でした



僕はホールに立ち、ドリンクを提供し

お客様からドリンクをいただいたら飲む

そしてまたホールへ戻る



呼び出しとドリンクの嵐の中で

シャツとベストの軽装甲で走り回り

キャストさんを監視しつつ仕事を行い

まさに戦火の中を走る補給兵でしたね



ただしこの戦争は一夜限り。

終わりが見えれば人間希望を抱くので

「今日だけ、今日だけ」

と言い聞かせながらホール業務を行いました



そんな中セナさんはというと

アルマンド、ベルエポック、ドンペリなど

バコバコシャンパンを開けていました

超高性能な迫撃砲のようなものです



でも人間の飲酒量には限界があります

しかもここにスパイダーマンはいません。

とうとうセナさんの限界が近づいていました



シャンパンを「もう飲めない」と判断したのか

お客様がトイレに行っている間に

シャンパンペールへ中身を捨てていました



ちなみに「シャンパンペール」とは

お酒を常に冷やしておく為の

お酒の氷風呂のようなイメージです



中身を捨てた後は

手元のシャンパングラスに

ジンジャーエールを注いで誤魔化す。


あの夜、歓楽街の一角で

確かに完全犯罪が行われていました



「これはヤバい雰囲気がする…」

頭の中で嫌な予感が走り出しました

とりあえずセナさんの限界が近づいているので

コワモテお兄さん達に報告しようと思い

バックヤードに向かうと…



・泥酔して床で寝ているゆってぃ

・ビール片手に怒られる役所広司

・鬼の形相で怒鳴っているミキのお兄ちゃん

がそこにいました



とはいえお兄さん達も仕事中なので

「セナさんヤバいかもです」

その一言で動き出しました

ちなみにゆってぃはピクリとも動きません



「報告したしホールに戻ろう!」

そう思って駆け出す僕の目の前には

なんか小さいおじさんがいました



「ชายผู้จะเป็นเจ้าแห่งโจรสลัด!!」

小さいおじさんが僕を見て言います

でも残念ながら何言ってるか分かりません

何か言ってるのは分かりますが

音と聞いたことのない言語しかないのです

僕は無視してホールに戻りました



そこには泥酔したセナさんが叫んでおり

「オラァ!ボーイ!飲めや!」

と生贄を探していたのです



そこで僕は気付きました

小さいおじさんは警告してくれてたのだと

今行くと飲まされることを

最年少の僕に無理させないように

警告の意図で声をかけてくれたのだと…



とは言っても足はもうホールの中に

普段のメリージェーンの片鱗はもう無い

獣のようなギラギラした目で僕を見るセナさん

もう飲むしかありませんでした



そこから先はもう地獄絵図。

荒れに荒れまくったメリージェーンは

僕に肩を組んでお酒を煽り続けます



その傍らでドリンクを持ってくる小さいおじさん

「ยผู้จะเป็นเจ้าแ!ww」

笑って何かを話していますが

何を言ってるかは伝わりません

そこにあるのは"屈託のない笑顔"だけ

言語を越えたコミュニケーションがあり

悲しいことにそのコミュニケーションは

実ることのない一歩通行な状態



続々と到着するシャンパン

拘束されて動けない状態で

「オラァ!オラァ!」なんて言葉で

大阪府警顔負けの煽りをしてくるメリージェーン

スパイダーマンに助けを求めたいのは僕でした。




そんなこんなでシャンパンの水責めを食らいつつ

なんとか営業を終えることができました

でも本当に恐ろしいのはここから。



泥酔したセナさんを介抱し

送迎まで連れて行くこと

それが僕達の最終ミッションです



燃え尽きたセナさんはソファーで爆睡

とはいえ意味わからないレベルの美人なので

寝顔は「天使か?」と思うレベルでした



「とりあえず起こして立たせよう」

代表が言います



そしてセナさんを起こすと

パッと目を開いて体を起こしました

「寝起き良いのかな?」なんて思っていると



「まだまだいくぞぉ!」

と叫び出すセナさん


なんという事でしょう

この方はまだ生誕祭を行なってました

あの日、新宿の歌舞伎町で

永遠に終わることのない戦い

を始めようとしていたのです。



「もう終わりましたよ!」

そう声をかける部長。

そこはNo1キャバ嬢、状況察知は神速でした



「ちょっとトイレ行きたいかも」

とセナさんが言い始めました

「トイレくらい良いか…」

なんて全員が気を抜いた瞬間

セナさんがテーブル上で仁王立ちし始めたのです



「危ないですよ!」

一致団結して声をかけるも

セナさんの耳に僕達の声は届きません

なんとその場所で下着を脱ぎ始めました。



「まさか」と思う暇もなく

テーブル上に撒き散らされる液体

そう、ここはセナさんにとってトイレだったのです



いつもはコワモテなお兄さん達も

言語の壁を越えられない小さいおじさんも

全員がフリーズしていました



「我が一生に一片の悔いなし」

と口に出すラオウの如く仁王立ちし

『一生の悔い』を残すメリージェーンがそこにいました。


という訳でここまで読んでいる"あなた🫵"

まだまだやる事があるんじゃないですか??



本来マーケッターのNoteは崇高なものであり

マネタイズを進めるあなたは

世間から見ると相当優秀な人材なのです



それがこんなところで

『No1キャバ嬢がラオウになった話』

なんて意味不明なNoteを読み漁っている…

ということで本Noteの本題に移ります。



本Noteで本当に伝えたかったことは

洞察力を高めましょう


ということです。



僕がなぜセールスの成約率が高いのか?

なぜコンサル生の本質を見抜いているのか?

なぜマインド部分からコーチング出来るのか?

その全ては洞察力です。



ボーイ時代の笑い話は沢山ありますが

得られたものも相当多かったので

その中の1つを本Noteでお伝えします



ボーイ時代に僕が意識した事として

キャストさんが呼ぶ前に先に動く

ということでした。



人間とは凄く面白い生き物で

何かアクションをする際に

必ずと言って良いほど予備動作があります

これは会話の中でも同様です。



思考した後に話し出す時

今欲しいものを要求する時

嫌なものに蓋をしようとした時

その全てに予備動作があるのです。



例えば何かしらの質問を行う上で

少しプレッシャーを与えて質問すると

「自分なりに考えたんですけど…」

なんて言葉が先に出てしまうのです


この場合、発言者の心境としては

「もしかしたら間違ってるかも?」

と少し不安な心境であると言えます。



自分に自信がない状態とも取れるので

セールスの場面では

▶︎キッパリ否定して正答を論理的に回答する

▶︎肯定して安心感を与える

などの選択肢が生まれる訳です



では少しXでのポストの話題に触れます

TTP(徹底的にパクる)というのは

普段の発信だけでなくオファーの方法も含め

自身のビジネスに応用することができます



応用できる。とは言っても

完全に丸々パクってるだけではダメです



パクろうとした発信者は

・どんな意図でその発信をしたのか?

・見た人にどうなってもらいたいのか?

・発信した日付や時間帯は?

という部分に注目しましょう



上記のような思考を持った上で

影響力のある発信者の発信意図を分析する

そうすると自然と本質が見えてきます



このように、洞察力というのは

ビジネスセンスを磨くための研磨剤になります

自分をレベルアップさせる為のアイテムですね



これから重要なことを話します。

そもそもビジネスという土俵の上では

▶︎成功している人

▶︎成功していない人

⬆️の2パターンの人間が存在しますが

技術的な部分においては

実は大して差は生じません。



では最も差が生まれる部分は…

・マインド

・行動力


この2つなのです



マインドと言っても様々あり

「失敗を恐れない心」や

「ハングリー精神」だけでなく


「本質を見抜く感度の高い目」や

「何でもインプットする柔軟な考え」なども

マインドという言葉でくくる事ができます。



行動力については言わずもがなですが

「発信を常日頃継続する行動力」や

「情報投資を怠らない行動力」

「覚えたことを即時に発信する行動力」など

色々な部分に影響を及ぼします



つまり成功している人とは

「めんどくさいな」と人が感じることを

平気で楽しくやってしまう人間なのです。



僕のコンテンツを見ていると

「深掘り度合いが異常」

なんて感想をくれる方もいます



そもそもコンテンツがなぜ売れるのか?

という部分に注目してみると

『コンテンツ=解決方法』

上記の式が構成されます



解決方法を探している人に対し

もっと抽象度の高いことを伝えても

その人の結果には繋がりにくいのです。



もちろん抽象度を上げることで

相談にくる人の数を増やし

最終的にコンサルを成約することも可能です


ビジネスとしては強いと思いますが

僕は単純にこの思想は好きじゃないです。



コンテンツ=解決方法

⬆️が本質であるということは

抽象的な顧客の悩みを具現化し

具体的な解決方法を伝える

これが僕の行なっていることです


なんでこんな面倒なことをするかって?

僕は凄く楽しいと感じているからです。



楽しさを感じている時ほど

人間は「もっと!」と感じるようになり

継続してその行動を行います

かっぱえびせんみたいなイメージですね。



とどのつまり

SNSでのマネタイズというのは

「どれだけ継続できるか?」

という部分が重要になってきます



本Noteを読んだあなたは

休憩がてら表情が緩み

少しでも緊張感がほぐれたと思います

その精神状態がベストなのです



「早くマネタイズしないと…」

「もっと稼がないと…」

なんて焦る気持ちは分かりますが

焦って一生空振りするよりも

何度もバットを振ってヒットを出せば良いのです



現実というのは非情なもので

結果が出ない状況に焦れば焦るほど

本来の目標から遠ざかっていきます



まずは少しずつでも続ける。

そうして発信を日々行い

着々と人を集めていくことによって

やっと結果が出るものなのです

大丈夫。

きっとうまくいきますよ。



ちなみにヒットだけでなく

個別コンサルという特大ホームランを打ち

かつバコバコ打ちまくる方法は⬇️



最後の最後にちょこっと宣伝を挟んで

本Noteを締めさせていただきます



本Noteへ「いいね」が多ければ

クスッと笑えるけど本質を知れるNote

を不定期で公開していきますね。



明るい未来へ向かうあなたの将来を

もっと良くなるように

心からお祈りしております。


それではまた近々お会いしましょう。

きゅうべえ

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