ユーリンチーと三回唱えると

テキスト全消し&アンドゥ機能無しということで書き直すことになった。やれやれ。
フラれたという話だった。そしてフラれたというかとっくにフラれてはいるのだがという話だった。その子の名前は便宜上子子子ちゃん。そういうことを丁寧に書いて、そして消してしまった。やれやれ。
去年の12月に子子子ちゃんと別れた。その時点でフラれている。まあ別に喧嘩とかはしていなかったので普通に友達みたいな感じになるのかなと思っていたし、俺にとってはそんな感じだった。
子子子ちゃんのインスタグラムを見に行くのが日課となっていた。ほんの五日前も口笛吹きながら扇風機の風に吹かれて吹石一恵綺麗だなとか思いながら子子子ちゃんのインスタの投稿を見に行った。するとかなりしんどそうな内容が綴られていた。辛い、しのかな、私の話なんて誰も。800字程そういうことが書かれていた。結構辛そうだなと思った、心配だと思った。
お別れしてからというもの子子子ちゃんから連絡が来たことは一度もない。だからそんなにこちらからも気楽に連絡はしにくい。特に俺とは話したくないのだろうが投稿が投稿だし、リスクはとりあえず引き受けて電話をかけた。しかし繋がらなかった。そういうこともあるよねということで後日も電話をかけた。しかし繋がらなかった。大丈夫だろうか。
そして今日、夕飯を食べ終わり床でへたり込んでると返事が来た。
内容は、無視しているのが分からないのかということや、よりを戻すことは無いということや、SNSを監視しないでくれとのことだった。
な、な、な~!?
そういう風な気持ちだったのか、そしてそんな風に映っていたのかとびっくりしたし、普通に嫌がられててショックだった。鉛の強風という感じだった。
狼狽えながら「ひえ~」「ごめんなさい」とメッセージを送ると、ラインの友達から削除したりやり取りを消したりした。嫌な思いはさせたくないし、テンパっていたから。
そういうわけでフラれたのである。

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