コンプレックスと付き合う秘密の魔法(エッセイ#5)
コンプレックスというのは、誰でもご存じのとおりやっかい極まりないものである。
私には年の離れた兄がいるのだが、そやつに対して感じることが多々ある。
長年の鬱積を一言にまとめてしまおう。
ヤツに対して「勝った!」と感じれることがほとんどないのだ。
運動にしろ、勉強にしろ、趣味娯楽にしろ、父母からの愛にしろ、人格にしろ。
向こうがどう感じているかは知らないし、周りにどう見えているかもわからないが、私自身はそう思っている。
しかしながら、それが理由で一人悶々するわけでも