「即動力」読んでみた
田村淳著 即動力(softbank新書 2018/11/15初版)を読みました。
作者経歴:吉本興業所属、ロンドンブーツ1号、2号、MC、ラジオパーソナリティ他各種メディアで活躍中。最近は、You Tubeや会社経営など多種多様の肩書を持つ筆者。
数年前、AbemaTVで放映していた「田村淳の青学一直線」を見て、学歴コンプレックスの私は、共感して見入っていました。
その流れもあって、たまたまメルカリで検索しているときにぽちった本なのですが、見つけた瞬間「わー、イメージ通りのタイトル。本、出してたんだー」でした。
小学生時代からの処世術が時系列に書かれていて、いかにして今の筆者が作られたのかが楽しくわかる内容です。もちろん自伝ではなく、分類としては啓発本なので、これからの時代に必要な個性。周りに流されない強さと意地を張らないしなやかさ。それを得るためのまず初めの一歩としての即動力の必要性が説かれた本です。
「今、悩みを抱えているんです」そう嘆く人がいれば、それは動いていない証拠です。-はじめに より
悩みがあるから動けないのか。動かないから悩むのか。どちらが先かはわからないけど、寝すぎて頭が痛くなったとか、だるかったけど仕事が始まったらしゃきっとしたとか誰でも経験したことがあろう、とりあえず動いたら楽になった。という経験に似た感じかな。
わかっちゃいるけどなかなか動けない。という人にも、動いた方がいい。なぜなら・・・”破壊と創造”はどのクリエイターもやっている。とかロンブーの完成形を理解するのに20年もかかっていた。など、筆者の体験談を交えて楽しく教えてくれます。
とにかく失敗して、データを取りに行く、というつもりでいいのです。たくさんの失敗のデータが成功への足掛かりとなります。ー失敗しに行け より
他人事はすぐわかるのに自分事はわからない描写などは、筆者も私と一緒だーと共感できて、サクサク読み進められます。じゃ、違いはどこか、、、それは、即動力!ここに落ち着く内容です。
私は女子の集団行動が苦手なタイプでした。学生時代の「トイレ付いてきて」ってやつ。「なんで?」とふつーに返していた空気読まない(いや、適度に付き合い適度に断っていたから、かなり空気読んでいたと思う)子どもだったので、筆者の考えはわかりやすくて、面白かったです。
ただ、全く理解できない人もいるだろうなー。もしくは、ち密に計算してきちんと行動できる人は、無駄が多い!という人もいるでしょう。
歴史に学べるひとには、向いていないと思います。でも、経験値こそ一番の学びと思える方にはお勧めです。
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