9月の損益と帳簿問題/Shibarium魔界
9月は仮想通貨+304万円、株-82万円でした。冬の相場という感じがしますね。
人がどんどんいなくなり、ASTARで喧嘩したり、FriendTechで喧嘩したり、IEO周りの話題で喧嘩したりと、そういう不穏なことばかりが多い気がしています。
まあ、構造に硫黄を持つチオール類はppmオーダーでも臭いのと同じで、過激な意見は少数でも目立ちますし、人がいなくなったんだなあ、ということを頓に感じます。
今月はShibariumを主に触っていました。毎日のようにチェーンが生えるバブルとは異なり、最近は有望な養分チェーンがなく、きつさとクラウド代の高さを感じています。(-5000USD)
帳簿問題
ツイートは結構消えていますが、帳簿をちゃんとつけていても、チェーンが吹っ飛んだりdAppsがなくなっていた場合に証拠を残していないと酷い課税をされる、ということが話題になりました。
私は税の専門家でもなんでもないため、解釈を全く保証しませんし、責任は一切持てませんが、危機感を感じたので共有します。
以下は、例です。
普通の課税パターン
i)ETH->魔界のBridge 10000USDC(10000USDCに対して税金はなし & ドル円利確分の税金)
ii)魔界でガチャガチャして1000USDC儲かる(その時点で課税)
iii)魔界->ETHのBridge 11000USDC(ドル円分の税金)
で、合計して1000USDCに対する課税+ドル円分の課税が起きる。
(と思っています。)
酷い課税パターン(税務調査)
魔界がラグってBlock explorerが見れなくなったとしましょう。ただし、ETHはラグらずにexplorerが見れるとします。
そうすると、
i)ETH->魔界のBridge 10000USDC(10000USDCに対して税金 45%なら4500USDCとドル円分)
ii)魔界でガチャガチャして1000USDC儲かる(証明不可)
iii)魔界->ETHのBridge 11000USDC(11000USDCに対して税金 45%なら4950USDCとドル円分の税金)
で、9450USDCとドル円分の課税が起きます。
結構ツイートも消えていますし、本当なのか信憑性が怪しいところもありますが、証明できないTXに対する課税で送金も入金も全部課税される、という可能性は看過できません。(*Bridgeに限らず、ただの送金も含む)
ただ、悲観論で備えて楽観論で行動することは大事なので、帳簿はこれまで付けていたのですが、魔界チェーンのTXをスクショすることにしました。
あと、Bridge TXの入金ー出金の整合性(どのアドレスからどのアドレスか+スクショ)もとることにしました。
あまりにも行っているチェーンが多く、資産が入っていたところで50とかありましたが、残り3つやれば終わりです。ただ、その3つが重たい・・・。
具体的なスクショ方法は以下のようにやっています。
(Debank対応チェーンのみ。それ以外の魔界は自力で実装)
i) https://debank.com/profile/ で自分のアドレスを検索する。
ii)Debank L2に課金(5USD/Month)し、Transactions のAnalysis Modeを開く。課金したくない場合はメジェメジェ君のTweetを参照
iii)落としたいチェーン(例えばETH)を選択した状態でDownload as CSVを押し、CSVでデータを落とす。
iv)以下のPythonコードを実行し、スクショを取る。
import asyncio
from playwright.async_api import async_playwright
import time
import pandas as pd
data=pd.read_csv("CSVのファイル名.csv")
for n in range(len(data)):
url=data["Link"].iloc[n]
async def take_screenshot():
async with async_playwright() as p:
# ブラウザを起動
browser = await p.chromium.launch(headless=True)
# 新しいページを開く
page = await browser.new_page()
# URLにアクセス
await page.goto(url)
dimensions = await page.evaluate('''() => {
return {
width: document.documentElement.scrollWidth,
height: document.documentElement.scrollHeight,
}
}''')
# ビューポートをページ全体に設定
await page.set_viewport_size(dimensions)
#time.sleep(30)#Scanによっては待機時間が必要。
# スクリーンショットを取る
await page.screenshot(path=f'./TX_screenshots/{url[-66:]}.png')
# ブラウザを閉じる
await browser.close()
# イベントループを実行
asyncio.run(take_screenshot())
print(f"スクリーンショットが保存されました:{url[-66:]}.png")
これに加えて、チェーンの全TXデータをDBに保存しようと思っているのですが、まだそこまではできていないです。
某所で金融庁の頭の固さについて聞いたりしたのですが、自衛するに越したことはないし、何を言ってくるかわからない相手に対抗するための武器は必要だと思っています。
問題は、何をどこまで用意すれば良いのかわからない所です・・・。
真面目に税金は払っているし、Cryptactとか使って管理しているのですが、恐怖感しか感じないので、できる限りの対策はしようと思います。
Shibarium魔界(DEX編)
今年の4月くらいからずっと来るぞ来るぞ、と言われていたShibariumですが、やっとメインネットがローンチされたので初日からINしました。原資は30BONEで、当時の価格で40USD程度です。
このチェーンはKlaytnと同様で、DEXごとにWrappedトークンのアドレスが異なる地獄のようなチェーンです。
ちゃんと解説すると、Shibariumには21個のDEXがあり、それぞれが基軸通貨のBONEトークンをWrapしてERC20にしています。
つまり、WBONE(Wrapped BONE)はDEXの数と同じ21種類あり、それぞれ違うアドレスとなっています。頭おかしい。
皆さんにも地獄さを味わってほしいので、以下に整理しました。
整理したのですがわかりにくいですね・・・。
Shibarium公式はちゃんと音頭を取っているわけではなく、DEXが勝手にWrappedトークンを上場しているのはアビトラマン的には地獄です。
なぜ地獄かと言うと、普通のチェーンではWrappedトークンのアドレスが共通であるため、USDCを原資として持って、
(DEX1)USDC->WETH
(DEX2)WETH->USDC
のようなパスでSwapすることができます。
しかし、Shibariumの場合、WBONEが共通ではないため、
(DEX1)USDC->WBONE
(DEX2)WBONE>USDC
はRevertされます。
そのため、ERC20トークンを基軸にすると、
(DEX1)USDC->WBONE(DEX1用)
(DEX1)WBONE(DEX1用)->BONE
(DEX2)BONE->WBONE(DEX2用)
(DEX2)WBONE(DEX2用)>USDC
というパスを組まないといけません。
(もちろん、USDC->BONE->USDCと書けるならいいのですが・・・callまわりが面倒だし、数量の最適化も面倒なのでERC20の方が良い)
コントラクト的にはreceive() external payable {}などを使って工夫して書く感じですね。
Shibarium魔界に入る際、以下のような手順で新規チェーン戦に取り組みました。
その結果、流動性が1USDもないDEXでBONE->ETHを100USD Swapする大切なお客様や、雑魚いサンドイッチBOTが多く、バカみたいに増える時は増えました。合計で200万円程度は取れたのでまあ満足しました。
ただ、チェーンとしては初動数十日で死んでおり、もう行っても儲からないです。撤退しました。
Meme系チェーンはDogeChain,Bonerium,PepeChain,KekChainなど色々とありますが、どこもすぐに飽きられて死にます。チェーン上場戦でスタートダッシュを決めるのがいいでしょう。
最近は大型ファンドL2系が多いのであまり新規チェーンもできず、戦略的には糞詰まり感はあります。次の戦略考えなきゃなあ・・・。
Shibarium魔界(Bridge編)
Shibarium->ETHにBridgeができないかもというFUDがあり、資産を持っていった人は肝を冷やす、という事件がありました。
こういう魔界に持っていって良い資金量は100USD以下だと思っていて、それ以上入れている人はリスクとりすぎだと思います。
さて、これがFUDかというとFUDなのですが、Bridgeに関してはかなり問題があるチェーンと言わざるを得ません。
理想的なShibarium->ETHのBridgeの仕組みは以下のようになります。
ここで、”理想的な”と書いたのは実際と異なるためです。
どこが異なるかと言うと、
c)L2チェーンなので、7日待機した後に、ETH側でNFTをBurnし、Bridgeした”自分の”トークンを受け取る。の部分です。
実際は自分のトークンではなく、他人のトークンがBridgeされます。
もちろん、他人のトークンを自分が受け取るというわけではないです。ただ、自分のトークンは受け取れず、誰かが自分の証明NFTをBurnし、c)のTXを送ってくれないと自分の資産はBridgeされません。
Shibariumで一番問題なのは、他人がc)をしてくれないと行けないところです。ちなみにですが、自分がc)(ガス代10USD)をしなくても、他人がしてくれれば自分の資産はBridgeされます。
なので、c)をやるのはガス代だけ損をするので、やる意味がないです。でも、誰かがやらないと自分のトークンがBridgeされる順番が来ないため、Bridgeに資産が凍結されてしまいます。
Shibariumが過疎り、誰もBridgeせず、c)をやらなくなった時、自分の資金は拘束されてどうしようもなくなるので、早めに抜けたほうが良いと思います。
(もちろん、L2側で自分でBridgeを複数回少額で行い、ETH側で10USD払いまくってBridgeすれば一応抜けることはできますが・・・。現状でも100くらいはStackしていると思います・・・。)
魔界のBridgeは怖いし、魔界のDEXも怖いです。気をつける以前に近づかないほうが懸命かもしれませんが、個人的には久々に触りがいのある面白いチェーンでした。
Shibarium魔界(DEX-CEX編)
Bridgeにバグがあるかも、というFUD効果もあり、BONEトークンの価値は暴落、ETHの価値が暴騰していました。余り使われてはいませんが、BONEは抹茶のPerpでヘッジ可能なので、Shibarium上でETH->BONEとし、Shibarium->ETHメインネットにBridgeをするだけで30%ずつ資産が増えていきました。まあプライスインパクトでかすぎなのですが・・・。
ステーブルコインのないチェーンはゴミなのですが、ShibariumではETHがBoneに比べてステーブルなので、ETH需要がこの上なく高かったような気がします。確かに、裸でBONEとか持ちたくないよなあ・・・。
FriendTech
界隈でこれだけ話題になっているので、捨てアカでFriendTechを始めました。と言っても上場戦なりでなにかできることはないかなあ、とかそういう検討をするのが主です。多少のオマケはありますが、買わなくて良いです。
なんとなくうまく行きそうなのは、1万フォロワーくらいのTwitterアカを用意し、同一Blockで自己Pumpをする->上場戦BOTに買わせる->Dump
の流れですが、果たしてそれはハニポトークンで儲けるのと何が違うのか?という疑問もあります。合法なのだろうか?
色々な攻略方法はありそうですし、儲かっている人は儲かっているのでしょう。もう少しなんか良い戦略はないかなあ、とか考えてみようと思います。原資もそんなにいらなそうですしね。
2023年開始のBotter
冬の相場は勉強が捗りますね。
2023年の相場環境で仮想通貨BOTを始める人は珍しく、さらに勝てているのは極めて稀です。2022年の相場ならまだしも・・・。
Defiは地獄のような争いがあるので大変なのですが、ようこそ沼へ、という気持ちで以下のスレッドを見ています。
今日の養分は明日の億り人、というのが仮想通貨の常なので、いつ誰が化けるかわからないですが、行動を起こさない人に成果が降ってくることはないので、良い試みだなあと思っています。
あとはこの人もなかなか強そうですね…。面白そう。
雑記
ついに30歳になってしまいました。仮想通貨を始めたのが24歳のときだったので、中々時間が経ったのだなあと思います。 出川組はもはや古参。
もう少し稼いで家を買いたいので、家ドロレベルの爆益を期待してサーチしていますが、最近の冬相場はかなりきつさを感じています。バブルだったら10ミリくらい落ちている機会がよくあったのに・・・。
最近神奈川に引っ越したのでワインばっかり飲んでいます。週一ペースでバーに行っていますし、P2Pあたりはよくいると思うので、FFの方はお声掛けください。
甘口ばかり飲んでいて、ソーテルヌでRP95点以上を狙っています。
お金が無限に溶けていますし、サラリーマンとして貰っている給料も普通に超えているのですが、仮想通貨で稼いだお金は泡銭なのでまあ良い使い方かな、と思っています。
いいワイン飲むためにももっと稼がないと・・・。
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