10月の損益とRWAと盆栽
10月は仮想通貨 + 145万円、株 -111万円でした。株がやべえ。
前半は帳簿をつけたりスクショ取ったり色々なことをしていた結果、bot活動はお休み、中盤から後半は娘の風邪を思いっきりうつされて死んでいました。
過労所得系botter(DeFi修行僧)なので、botを作れば作るだけ儲かる可能性が高いのですが、帳簿/風邪というどうしようもない理由で時間が取れませんでした。
基本的に魔界チェーンはすぐ死ぬ(~1週間)ので、不労所得みたいな理想とは程遠く、風邪が治るまでほとんど収益がありませんでした。
家を買いたいので50ミリくらいさっさと稼がないといけないのですが、このペースは良くない・・・。
盆栽NFT
Cryptobar P2Pのワイン会で、たまたま盆栽NFTのfounderにお会いし、あまりにも話が面白かったのでポイントを貯めるとリアル盆栽が貰えるというRWA(Real World Asset)に近いNFTを購入しました。
Twitterから公式HPにたどり着くのが難しいですが、下記になります。Linktreeしてくれ。https://www.bonsainft.club/ja
投機目的ではないNFTの購入はMore Kudasai以来なのでかなり久しぶりです。
国産NFTに対する印象は正直かなり悪く、ユーティリティも特にない微妙なアート系NFTや、BCGのキャラクターNFT(ただしユーザーに儲けさせる気がないキャプ翼みたいなやつ)など、あんまり触る気になれません。
所有権(著作権とか)的な意味でも微妙なものや、play to earnなのにユーザーに儲けさせる気がないものなど、下記の漫画がその辺の事情に詳しいです。
2021のようなバブルでは、金余りしているためNFTであればほぼなんでも儲かり、速抜けしておけば利益を持ち帰れるため、頭を使える人は利益の出る狩場でしかなかったです。
古のBCG(CryptoBlades)ではMFTをMintしたら貰えるボーナスを使って新たにNFTを貰う、というのを繰り返せば無限にお金が降ってくる時がありましたし、界隈はこういうことに溢れていました。(詳細は弊過去ブログ)
現状2023年は冬の相場ですし、運営側が事業を上手く回すためにユーザーに損失を与えるような構造となっているので、何かしらのエッジがない限り脳死購入する気になりません。誰かの損失が誰かの利益なのですが、誰も利益を出せずに運営だけが儲かる構造は無理ゲーです。
もし、私がインフルエンサーとかweb3事業者になったら真逆のこと言って手のひらクルクルしますが、現状はユーザーでしかないので儲からないか、ユーティリティのないもの(ないし、私にとって価値がないもの)は触る気がでないなあと思ってます。
さて、話を戻すと盆栽NFTを買いましたが、こちらは事業者が飛ばない限りはユーティリティがちゃんとあります。
まあ、盆栽が貰えると言っても娘がまだ小さいのでリアル盆栽を家に置くのはまだまだ先かなあと思ってます。4年くらいかけてポイント貯めて一つ貰えればいいかな、という感じです。
昔、サボテンを育てていたのですが、破壊されてしまったので物心つくまで植物系はやめておかないと悲しいことになる・・・。
ただ、リアルイベントで成勝園という盆栽園に行けたのはクッソ遠かったけどよかったです。
五葉松とクロマツの違いなんて普通に生きていて知らないですし、本当に良い刺激を受けました。博物館に行って研究員の人にマンツーマンで教えてもらうような感じでしたし、中々できない経験でした。
体験消費型NFTは個々人によって体験分の金銭的価値が変わるので、定量化は難しいですが、本NFTは盆栽+体験としてMint価格を上回っていると思うので、普通に満足しました。(NFTを経由せずに盆栽を買う方がきっと安いのはそれはそう、って話ですが)
仮想通貨BOTを作っている上で、creativityというか、普段自分が関わってない領域の知識を教養的に取り込みつつ、ストレスを減らしながらコードを書くのは大事だと思っています。ストレスは脂溶性なのでアルコールに溶けるかもしれないですが、それとこれは別。
既存のロジックでも儲かりはしますが、他のこともちゃんと開拓しないといずれジリ貧になるのは明らかですしね。
さて、あくまでも思考実験でやる気はないのですが、下記の盆栽NFT(clubの方)は前回購入価格より高く二次流通するとリアル盆栽が家に届くそうです。 (higher than the previous purchase priceなので、あくまでも一つ前の価格、これまでのATH価格ではなさそう)
openseaですし、NFTをウォレットAで購入/0.0001ethで出品し、ウォレットBで0.0001ethだけ高く購入/出品、ウォレットCで…と行い、最後にオファー価格にぶつけるコントラクトを作れば、ガス代が許す限り無限盆栽Mintできるのではないでしょうか。
もちろん、ガス代がそれなりにかかりますし、無限に盆栽貰ってもどうしようもないですが、これをやられると事業者収益的にはアウトでしょう。
本無限ミントを抑止するならクリエーターフィー10%を有効にしたtxに限る(かつ0.5eth以上の価格などの制限がないと異常な低価格でやられる)とか、一住所一つまでとか、そういう説明を付けていないと、FUDリスクが怖いなあ、って思いました。
まあ、やる奴はいないと思うけど、botter的な考えで思考実験するには面白かったです。面白そうなコントラやNFTがあったら、鞘がないか考えるのは好きです。
RWAとNFTの事業的な難しさ
仮想通貨の文脈におけるRWAとは、現実世界の資産と結びついたFT/NFTのことです。資産価値は現実世界に紐付いているので、償還価値以下か、期待利回り-CPリスク分のプレミアムが乗る程度しか価値が本質的にはつかないはずです。
簡単に言えば、現実資産の価格の何百倍にもRWAの価値が上がることは基本的にないです。レバのかけ方にもよりますが、基本的にハイレバは危ないし、RWAが何百倍になっていたら逆に怪しいです。
stUSDTやUSDRみたいな米国債/不動産利回りをユーザーに提供するものも、Web2系企業の後ろ盾が無い限り運営的に怪しく思えますし、これらの価値が何倍にもなることは想像できにくいでしょう。
最近、RWA関連はなにかエッジがあるか?と思って調べていますが、償還周りが難しく、現物の不動産やワインを貰ってもなあ・・・って感じで二の足を踏んでいます。価格的には鞘があるのですが・・・。外国だし取れない。まあ、USDRはDepegして死んだのでもうアレな話です。
ただの絵NFTが売れた2021-2022年と異なり、2023は溢れ資金が少なく、DeFiのTVLも全盛期から2割になっていますし、相場環境的にもかなり厳しそうです。
そういう意味では、2024年以降の相場は本当にそれはRWA/NFTである必要があるの?という問いに対して答えを出せるものが生き残ると思っています。
例えば、ただの絵はNFTである必要はないですし、ただのチケットはNFTではなく、Web2的技術でも可能だと思います。NFT会員権とかも正直NFTである必要はないでしょう。
Web2技術で代替不可能で、Web3技術でないといけない、という領域はあんまりないでしょうが、ニッチになりがちそうです。
例えば、RWAでも米国債連動系は、証券会社で米国債を買えない人/仮想通貨で米国債を買いたい人/利回りを求める人に需要があるので生き残るでしょうが、CPリスク(カウンターパーティリスク)は非常に高く、今後も試練があるでしょう。はたしてこれは証券ではないのか?とかですね。
私個人が今後も生き残り、活発的に取引されるだろうと思っているNFTはUniswap V3のLPトークンですが、これはあんまり夢がない話です。ソレハソウダネ、って気にしかなりませんし。
Crypto界隈という狭い人口の中で、ユーザーにリーチし、事業者が儲かりつつユーザーも儲かる(か、出口として消費的体験を得る)ものも結構難しそうです。国内は規制が厳しいですし、そもそもユーザー絶対数が少なすぎる。コインチェック事件から印象変わってない人も世間では多いのではないでしょうか。それか、ビットコインなら知ってるってレベルの人。
最近、CryptobarP2Pなどで事業者側の人と話す機会があり、もし自分がWeb3事業をやったら、とか思考実験をするのですが、実業(なにかしらの現物がある商材)+体験を実業ありきでNFTとして売るか、BOTプラットフォーム(例えば上場戦BOTなどで、ETHやBSCなどでかい所以外)を作るか、とか考えていました。
ただ、そもそも私は事業を自分でやることに興味がないので、ただの思考実験です。いつか手のひらクルクルするかもしれませんが・・・。
まあ、そもそも相場の養分からお金を巻き上げていたほうが時間効率と資本効率が良いのでうーん、となっています。サラリーマンを未だに続けているし、起業する気は無いのでしばらく上記をやることはないでしょう。
私より強い人もいっぱいいますが、私より弱い人もいっぱいいるので、しばらくは仮想通貨でお金拾いたいです。弱い人は退場するまで損し続けてくれるので、そういう人がいる限りは儲かると思っています。
ある意味、QASH鯖のクローズドで協力してDeFiからお金を貰っているのはもはやWeb3事業かもしれないな、って思うのでやるならそっち方向かなあ、って思っています。最近はいいネタがないので全然動いていないですけどね・・・。
MEVTokyo
MEVTokyoに参加しました。次の予定があったので途中で抜けましたが、内容は面白かったです。
私自身はETHみたいな超大型チェーンで勝てる気がしないので、バンドルtxを使うようなMEVをやっていないのですが、日本でも真面目に取り組んでいる人はいるんだなあ、って思いました。
当日50人くらい集まっていましたし、cryptobaseは初めてでしたがこういう感じなのかあ、といい経験になりました。
いまいちよくわかってないですが、例えばatomic arbのコントラを作り、利益の95%とかのETHをblock.coinbaseに送ればいいのかなあ…。
MEVの問題点とか解決案とかの話しを聞いても、自分の実力が足らず、そこまで理解しきれなかったというのと、自分はETHのBlockchainをどうこうするより、落ちているお金を拾ってワインを飲むのが好きなことを再認識しました。
ETHの厄介なところはコントラ作成コストが相当高いところと、簡単なロジック(uniswapV2 V3の鞘とか)では収益をバリデーターに取られまくるところなので、中々悩ましいなあと思ってます。
鞘の調査は得意ですが、コントラのガス節約とかそういうのは苦手なので、なんだかんだ手を出せてないです。huffとか書けない。
MEVbotで稼いでます、ってbotterを見たことがないので、もしいたらお声掛けください。自分の視野が狭いのか、観測できない…。
CryptoBar P2P
界隈では有名な仮想通貨関連のBar、CryptoBar P2Pの年パスを購入しました。2500USDほどしましたが、年パス限定系のイベント(ワイン会とか)に行きたいのと、刺激を受けたいな、と思ってます。日本酒のイベントも良かったです。
https://x.com/CryptoBarP2P/status/1717041270370255121?s=20
次回のワイン会は11/16で日本ワイン持ち寄り(かつ年パス2500USDを保持)のようです。年パスが10月からお得になったけど全然売れていないらしいので、これを機会にどうでしょう(MintするならPolygonが良いみたいです)
年パスのユーティリティで、同伴者1人無料となるのでFFの方はお気軽にお声掛けください。銀座なので微妙に距離があるのですが、暇な時は行こうと思っています。
雑記
体調は本当に大事。子供由来の風邪はマジでしんどい。養命酒でも勝てないものはある。
最近、作ったら儲かるとわかっているBOTを作るのに忙しく、Kudasai/DEG鯖あたりに全然顔を出せていません。忘年会とかあると思うし楽しみにしています。
なにかあればQASH鯖あたりか、Twitterにでも書き込んでおいてください。