11月の損益と魔界のUSDCについて詳細を解説する。

11月は仮想通貨 -202万円 株 -30万円でした。バイナンスが日本に来るらしく、日本人が新規登録停止なのは鬱ですね。

 人生で初めて月次マイナスです。何が起きたかと言うと、ドル円でヘッジが入っていなくて350万ほど飛ばしました。これはBOTでカバーできる損失ではなかったです。
(仮想通貨のBOTは100万ちょっと稼いでいましたが・・・。)
 

ドル円

 税金ニュートラルにするため、持っているUSDの半分をFXでショートし、税金を加味して資産が円建てで変わらないようにしています。これは、国内FXが分離課税であるため、USDCなどと損益通算ができないためです。

 今月、ドル円のヘッジでやらかしました。150円くらいの時に清算されたので日本円を入金し、またヘッジしようと思っていたのですが、必要分の売りを入れてませんでした。二つの国内FXを使っており、一社は7万USD分ヘッジして問題なかったのですが、もう一社でヘッジをいれていませんでした。
 事態に気がついたのはドル円が140円を切った時なので、裸でUSDを持ってしまい10円幅で負けました。

 今年はドル円だけで900万円ほど負けています。ヘッジなんてしないほうが良かったなあと思いました。
 ちなみに年初からヘッジしているので、112円ショート入れています。悲しい。
 税金ニュートラルですし、来年に円転する必要がある(税金)ため、そこまでは耐えようと思います。
 税率55%で払う分はできる限り少なくしたい・・・。

FTXについて

先月の私のNoteでこんなことを書きました。

・CEXに大金を置く
 私の場合、Binanceに2割位資金を置いていますが、そもそもCEXに対する信頼はかなり怖いです。海外の所在地もよくわからない会社にお金を入れている、って考えると恐怖心は高い。OFACもありますしね。
 そういう意味では、Bitbankなどの日本の金融庁が監視している日本のCEXはまだマシだと思います。

 FTXJP? Liquidの系譜を継いでメルアドおもらしはいかんでしょ。中身Liquidって言いたくなる。
 でもFTXに対する信頼は正直していて、人にオススメはしたくないけど自己責任で使ってもいいなあって思ってます。取引所ごとにメルアド変えるのは大事ですね。運転免許証を流出させたLiquidはマジゴミでしたが・・・。
 
 冬の相場は中堅CEXやGate.ioくらいのところは簡単に蒸発しそうなので、下手にお金を入れるべきではないです。
 確かに、中堅CEXはアビトラできる可能性は高いのですが、そもそも資金を出金できなかったりとか凍結されたりとかそういう話もあるので・・・。
 LBankとかも鞘はすごいけどカウンターパーティリスクの観点から使いたくないです。

 これはFTXが崩壊する前に書いているNoteなので、この時点ではFTXを信頼(?)していました。中身Liquidと揶揄していますが、これは事実だと思ってます。
 
 この時点での私のリスク感覚では、LUNA崩壊からの相場悪化を引き継いでいるので、資金力のない中堅CEXは資金繰りが怪しくなり、出金停止などのトラブルが頻発するだろう、と思っていました。

 つまり、そのようなリスクを取らないで済むためには大手CEX(Binance,FTX,Kucoin,OKX)あたりを使い、BybitやGate.ioなどの中堅どころを避けるのが良いだろう、と思っていました。

 ただ、まさかのFTXが蒸発で本当にびっくりしました。これは想定外ですし読めていなかったです。

 Liquidからの引き継ぎで60円くらいしか資金が入っていないのでほとんど被弾していませんが、OMG戦の時などは3000万円ほど普通に入れていたので、もう少し時期がずれていたら資産をふっ飛ばしていた可能性がありました。

 また先月私はこんなことを書いていました。

そもそも現実世界だと、担保ないし信用(収入情報等)なしで人にお金を貸すことはないのに、仮想通貨の世界では金利収入を盾にそれがまかり通っているのはオカシイと思っています。

 年利の%は資産を全損する%と同じだと思っています。年利10%で10個のプロトコルに分散させたら1個は冬の相場だと食らいそう・・・。

 これはFTX Earnについて書いたわけではないですが、年利の%は資産を全損する%というのはどのステーキング系プロトコルにも共通していると思います。

 ノーリスク金利は属する国の預金利率(ないし国債金利)以下であると思っていて、それ以上はなんらかのリスク(カウンターパーティ(CP)リスク等)を大きく取っているものだと考えています。

 利率を稼いでいないと安心しないステーキング主義者はものすごいリスクを取っているなあ、って気がしています。CPリスクはなめてはいけないですし、ちゃんとできる人はよほどの上級者だと思います。
 Hashhub lendingとかすごいなあ、って思います。被弾した噂を聞かない・・・。

 全損リスクが特に冬の相場では高いので、給料で返せる少額でない限りはステーキングするのはどうかなあ、と思います。Binanceのステーキングで5000USDくらい入れる分にはいいと思うけどね。

FTX騒動時の私の動き

 私自身は魔界チェーンを主戦場としているので、なにか違和感があったら手数料を払ってでも逃げる癖がついています。正直言ってビビリですが、資産を失うよりはマシだと思っています。
 CPリスクを換金するのがアビトラマンですし、このリスクについては非常に敏感になっています。

 11/7時点ではFTXがヤバそうという情報をキャッチしてから、Binance側に波及したらどうなるか、という遠足のしおりを作っていました。この時点でBinanceには2000万円ほど資金を置いています。

 その後、BinanceがFTXを買収するという話や、買収できないから諦めるわ、みたいな話が大量に流れ、情報を追うだけでもいっぱいいっぱいになりました。
 DEGさん主催のFTXコミュによくいるのですが、そこのログ読むだけでもメチャクチャ大変でした。ただ、有事の時はあそこのコミュが情報精度が高く、早期に情報が得られるのでおすすめです。


 11/10時点でこれはFTXあかんぞ、と思いUSDやJPYに逃げるか、ETHチェーンのUSDCに逃げるかを考えていました。

 なぜBUSDに逃げなかったかと言うと、Binanceが死んだ時に一緒にデペグするだろう(ETHチェーンのBUSDはPaxos発行なので生き残るはずだから、ETHのUSDCで持っておいてBUSDにSwapすれば儲かるはず)と考えていたからです。
 あと、USDTがデペグするだろうと読んでいて、10%乖離したら全財産USDTになろうと思っていました。(結果的には3%乖離でSwap機会訪れず・・・)
 この時点ではETHチェーンに11万USDTほど持っていたのですが、利益が出る良いルート(ただし魔界経由)でUSDCにSwapして100USDくらい儲かりました。

 11/11にFTX破産という情報をWatcher.Guruで見て、これは本気でマズイなと思い、Binanceからの撤退を本格的に開始しました。
 

 結果的には流動性危機が発生しなかったようですが、Crypto.comやGate.ioなど怪しい動きをしていました。ある意味、CEXに資産を預ける危険性が浮き彫りになったと思います。
 信頼できる貯蓄場所は銀行に置いたUSDまたはJPYだけなので、取引所にJPYとかを置くのも今は危険だと考えています。

 FTXJPのBTCなどのレートが狂っていたので、アビトラするかを考えましたが、破産中のところに突っ込むのは流石にリスクとりすぎだし、取引履歴などが取れなくなったりすると税金が高くなるだけなのでやめました。

 また、Solana関連でアビトラをすることも考えましたが、知識が少ないのでやめて、ETHを借りてひたすら魔界で売りつけるDEX-CEXアビトラに終始していました。

 今回被弾してしまった人はお疲れ様でした。知らない養分が爆損していてもどうでもよいのですが、知っている人の爆損報告はメンタルにきました。

 FTXJPはおそらく助かりそうですが、他人のKYCでグローバル版FTX使っていたりするのは(犯罪ですし)リスキーだなと思いました。早期に返ってくることを願っています。

 個人的には、今回の件で取引所のリファ(特に海外)を張ったりアンバサダーとかになったりするのは冬の相場にそぐわないリスクを取る行為だと思いました。報酬に見合っていないです。

 有事の時に責め立てられ、訴訟される可能性を孕んでいるので、そういうことはやらないほうがいいんじゃないかな、と感じています。

USDCについて

 モノアイ先生のすばらしいコラのパクリですが、魔界のUSDCやステーブルコインはいっぱいあります。EVMだけでも400チェーン以上あるのでステーブルの状態を把握するだけでも大変です。

 今回のNoteではいわゆる偽札(DEG鯖の用語)とはなにか、というのに焦点を当てて説明しようと思います。間違っていることがあるかもしれないので、遠慮なくご指摘ください。
(*Circle社やTether社などがUSDとの兌換を1:1で保証していないステーブルコインを偽札と定義して本ワードを使用しています。)

 魔界USDCは種類が多すぎるので、取り上げるのは一部とします。全然こんな量じゃないんよ。

(*編集注:銀行やタンスに預けたUSDやJPYに比べてUSDCの信頼性はもちろん低いです。BUSDやUSDTと比較しての信頼性云々は宗教みたいなものなので取り上げません。)

基礎知識

Native USDCとは?

USDC:Circle社(正確にはCentre Consortiumですが、簡便のためCircleと同一と見做します。)が発行しているUSDと1:1でペグするコインのことです。

Ethereum,Avalanche,Algorand,Flow,Hedera,Polygon,Solana,Stellar,TronではCircleが発行し、1:1対応していますが、PolygonだけはBridged USDCという扱いで、Native USDCとは区別されています。

偽札とは?

 USDCの中でもCircleが発行していないものは偽札(DEG鯖の用語)と呼ばれます。これは、USDCっぽく振る舞うけど、Bridge等に信頼を置いているので、Bridgeが死ぬと同時にデペグして価値がなくなります。

 各チェーンにおけるBridged USDCの量はDefillamaのStablecoinのページが詳しく、ほとんどのチェーンのBridged amountが100%となっており、偽札だらけです。

 偽札を持つということは、ステーブルコインっぽいけど実は違う謎のオレオレトークンを持つことと同義なので、それだけでも危険性は高いです。必要量以上は持たないほうがいいやつです。

各チェーンのステーブルコインは何を信頼しているか

Ethereum

 Circle社を信頼し、1:1でUSDと交換できることを担保にUSDCが1USDと等価であると見做しています。魔界チェーンでExploitが起きた時にハッカーが逃げるのは大抵ETHですし、ノードの分散性の観点からUSDCを大量に保有するならETH一択だと思っています。

Solana

 SolanaのUSDCはNativeなものが主流ですが、CEXへの入金拒否(OKXは未来永劫サポートしないと宣言)があるので、Solanaに対する信頼が必要になります。

 Native USDCとはいえ、USDと1:1で交換するには手続き上の障壁がかなり高く、個人が簡単にできるわけではないので、デペグ可能性を孕んでいます。
 また、WormholeというハックされたこともあるBridgeでWrapしたUSDC(例えばUSDCet)も流通しています。
 これはNative USDCではなく、Wormholeに対する信頼が必要で、長時間持つことは危険だと考えています。

Avalanche

 Native USDCが対応するまでの間、USDC.eというAvalanche BridgeがUSDCを発行していたようです。つまり、ETHのUSDCをBridgeを介して持ってきているものなのでCircle社が保証しない偽札のようです。
 とはいいつつ、USDC.eとNative USDCがDEXでほぼ1:1で交換できますが、Binanceなどではコントラクトアドレスの指定があるので、USDC(48a6e)の気分でUSDC.e(4c664)を送金すると資産を失います。むちゃくちゃ危険ですね。

Tron/Stellar/Algorand/Flow/Hedera

 Native USDCですが、これらのチェーンのことはよく知らないです。

BSC

 BSC Bridgeを介してETHから持ってきているため、Circle社が保証しない偽札です。BSCチェーンは独自性を謳いつつ、実際はBinanceが中央集権的に運営しているようなチェーンなので、Binanceが死ぬと同時にヤバイことになると思っています。

 また、BUSDの話ですが、Binance発行のBUSDとPaxos発行のBUSDは異なります。具体的には、BSCではBinance-peggedのBUSDなのですが、ETHではPaxos発行のBUSDで、信頼を置く主体が異なります。

Paxosが保証
BSCではBinance-Pegになっている

 今月起きたFTX事件でもあったように、FTXが債務を保証してPegするトークン(soBTCなど)はFTXが死んだら無価値になります。
 そのため、Binanceが死ぬとBSCの全ステーブルコインは死にかねないので、BUSDを持つとしてもETHチェーンの方がよいでしょう。

 まあ、BinanceからはBUSDを持っていればUSDCとして出金できるので、私はUSDCにしていますが・・・。

Polygon

 CircleがBridged USDCとして提供しているため、偽札ではないですが、Polygon POS Bridgeになにかがあったら死にます。
 BNB-BSCですらBridgeは攻撃されているのでいつ何があるかわからないと思ったほうがいいです。

 普段使いする程度であればPolygonにUSDCを置いて、ガス代負担を抑えつつ魔界を楽しむ分にはいいと思いますが、大金をPolygonに置いて放置するのはかなり怖いと思います。

L2 Chain(Arbitrum/Optimism/Metis/BOBA)

 全てCircleが保証しない偽札ですが、Arbitrum,OptimismのUSDCはBinanceなどに入金できた時期もあり、利便性は悪くないです。

 通常はL2-ETH間で7日間(Metisでは予期することなく10日間とかに勝手に伸びるし、BOBAではガス代が100Gwei?以下じゃないとBridgeが止まる)の引き出し期間があるので、ちょっと面倒です。

 これらのチェーンに行く場合は、CEXを介してUSDCを出金するか、NativeのBridgeを使うか、cBridgeSynapseなどのthird party製のBridgeを使う必要があります。マイナーなやつだとoPortalとかも使える。
(BOBA-ETHの手数料がバグっていて無料になっていた時期に滅茶苦茶使っていました。)

 MetisではGate.ioやKucoinではMetis自体を直接入金できるのですが、Metisのm.USDCを入金することは不可能なので注意が必要です。
 また、MetisのAgoraというところではkm.USDCというのがあるのですが、これは偽札です。

 1Metisは20USDC程度なのですが、934321km.USDCと交換できるのは明らかにおかしいですね。深堀りしてはいませんが触っていないです。危険ですしやめた方がいい。(ハックされたレンディングなので債権トークンかも・・・?)

 また、MetisのHummus ExhangeというステーブルスワップでMetis Nativeのm.USDCをm.BUSDに変換できるのですが、これはPolynetworkやMultichainに対応しているBUSDではないので、Metis本家の7日間以上かかるBridgeを使用しないと脱出できません。
 Poly-BUSDとMultichain対応のBUSDとNativeなMetisのBUSDがあるって、マジで勘弁してほしいなあ・・・。

Fantom/Moonriver/Moonbeam/KAVA/Dogechain/Milkomeda/Telos/Syscoin/Kardia/Evmos/Theta/ETC

MultichainというBridgeを介してペグしているUSDCです。

 FTMScanを見て初めて気がついたけど、ここはNativeじゃなくてMultichain経由のUSDCなんですね。通りでCEXにFantomからUSDCを入金しようとしてもできないわけだ・・・。
 
 Multichainになにかあったら表題のチェーンは全部死ぬ(Depegする)でしょう。
 そのため、Multichainに異常があったら脱出する必要があります。これらのチェーンは遠足のしおりを作ってから入るべきでしょう。
 
 もしDepegしたら基本的には基軸通貨(FantomならFTM)にSwapしつつどこかでヘッジするか、生きているステーブルや仮想通貨(例えばELKやFRAXは独自Bridgeなことが多い)にSwapすれば大丈夫でしょう。
 早めにやらないとDepegが加速するので情報感度はかなり大事です。

 チェーン自体が落ちてしまったらチェーン回復を検知できるBOTを作ったりとか、脱出のための最大限の工夫をすれば、大ダメージは大抵の場合回避できるでしょう。dogeではそんな感じで抜けました。

Astar/Milkomeda/Oasis/Crab/REI

 cBridgeというBridgeに信頼を置く必要があるチェーンです。絆チェーンAstarもこの中の一種ですね。
 たしか、Astar NativeではXCMを使ってaUSDとUSDTなら他のDOT系のチェーンから持ってこれたはずですが、USDCは非対応だった気がします。
 まあ、何に使えるのかよくわからないですが・・・。

Astar portal

Harmony

 1USDCというよくわからないUSDCがあったのですが、Horizon Bridgeのハックで消し飛んでDepegしました。

 Synapseでは100USDが1002 1USDCに化けるように書かれていますが、これはHarmony Chain上のONE(CEXと入出金可能)によって価値が担保されているような感じになっていて、99USD相当のONEと引き換えられます。
つまり、鞘があるわけではありません。

 まあ、鞘ができた時だけSwapして稼いでいるウォレットもあるのですが、ちょっと難易度は高いですし、危険だなあと思います。

 最近またUSDCを復活させるみたいな話も聞きましたが、どうなっているか知りません。

ETH(POW)

 マージ戦(笑)で話題になったPOWのETHチェーンです。
 ハードフォークしているのでETHチェーンで本物のUSDC(0xA0b8)は、このチェーンでは偽物です。

中川もそりゃあこんな顔になる

 それにも関わらずUniswapにETH-USDCの流動性があるままハードフォークされたので、ETHチェーンにUSDCを持っている人はETHWと交換することができました。
 現在は(0x11bb)のUSDCがETHなどから謎Bridgeを介して持ってくることができるみたいですが、触っていないです。

Oasis network

 私の過去ブログでも取り上げたことがある、邪悪プロトコルEvodefi担保のUSDCはOasisのTVLのほとんどを占めていました。
 運営がUST関連に顧客資産を流用し、消し飛ばすというとんでもなところです。
 BridgeのくせしてKYCを出させたり、ニューヨークに住所がないとOasis-ETHのBridgeをさせないなどの地獄みたいなものでした。
 現在はcBridgeベースのYuzuswapがメインになっていそうですが、もう近づきたくないので私は行きません。

Evmos

 nomad BridgeというBridgeがEvmos,Milkomeda,Moonbeamなどに対応しています。
  EvmosのUSDCはほぼ100%がnomad由来だったはずです。
 マークルツリー関連のバグで確かハックされて、裏付け資産をかなり取られてしまったかと思います。

 信頼性の低いBridge担保になっているチェーンに近づくべきではないのですが、そもそもFTXが倒産するような相場なので、大金を持って魔界に近づかないほうがいいんじゃないかな、と思いました。

偽札の偽札シリーズ

 BSC上のBUSDはBinance-peggedなので偽札です。
 これを担保にBridgeしているKAVA上のBUSDは偽札の偽札になります。もはやわけがわからない。

 同様なものとして、ETHのUSDC(本物)をWormholeでWrapしてUSDCet(偽札)とし、それをさらにAptos用にWormholeでWrapしたものがAptos上のUSDCです。これも偽札の偽札ですね・・・。
*https://twitter.com/cryptoo_bear/status/1598257221200416768?s=20&t=Emdt8iNdr4upVyR2MwPn2Q
らしいです。

 NativeのBTCをETHチェーンで取り扱えるようにしたWBTC(偽札)を担保にbridgeされたBSC上のWBTC(偽札)を担保にしたKAVA上のWBTCは偽札の偽札の偽札なのでしょうか・・・?ここまでくると何をトラストすればいいんでしょうね。

余談

 Bitgertという魔界チェーンのUSDTはold USDTとUSDTとUSDTiがあって全部違います。Bridgeの元が違ったり、Bridgeがサポートしなくなったりして、滅茶苦茶なことになっているので危険です。
 
 また、MultivacのMoonswapのbUSD(≠BUSD)とMTVSwapのBUSDは名前が似ていますが、中身は異なります。前者はBridge不可で、後者はBridge可能です。

 絆チェーンAstarで崩壊したOUSD(Orcus USD)と同じ名前でObyteというDAGを使ったチェーンでもOUSDがあります。(https://ostable.org/)誰に需要があるのだろう・・・。

 知らないとDEX-CEXアビトラとかやってしまって脱出できずに損するので気をつけて遠足のしおりを書きましょう!

まとめ

 USDCだけでこれだけ語れることがあるのに、USDTやBUSDでも書いていたらキリがないです。疲れました。養命酒ください。

 また、アルゴステーブル(FRAX,OUSD)なども含めたらヤバイ例は枚挙に暇がないので誰か書いてください。

 この辺の知識は魔界に行く場合の最低限持つべき感じもするので、よくわからなかったらCircleが発行しているNativeなUSDC以外触らないのがいいんじゃないかな、と思いました。こういう系の話は向き不向きがやっぱりあります。ブリッジもよく止まるしね。

 これを乗りこなしてこその魔界、って感じもするので、冬の相場ですがEnjoyしていきましょう。

養命酒

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