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【ポエム】ものを作るときの責任

※ PL 法の話ではありません

こんにちは。
合同会社カディフ 海江田です。

この文章は、一言でいうと「(考えられる範囲で)考えてモノを作ろう」という話です。補足として、「考慮漏れは素直に認めて修正していきましょう」ということを記載しています。


ソフトウェアを作ったり、ネットワークを設計・敷設する時に、なぜこのように作ったのか、考えたのかと説明できる必要があると考えています。

これは要件定義のドキュメントでも同じで、なぜその様に作ったのか、作らなかったのかを説明できる必要があると考えています。

それは、依頼に対する「答え」だからです。

「間違えてはいけない」とプレッシャーがかかっている環境ではなかなか難しいのは理解できるのですが、どんなにくだらない理由でも答えられる必要があると考えています。それで相手が納得するのであれば「気分でこうした」でもいい、とにかく答えることが大事と考えています。

例えば算数の問題に置き換えて考えてみてみましょう。
ちょっと離れた場所に、りんごが3個、みかんが4個あります。合計の数を知りたいとします。あなたは業者に尋ねます。
「あそこに果物は全部で何個ありますか?」
業者は「7個ですね」とか、「10個弱あります」と答えました。

あなたは「なぜ7個と考えたのですか?」と聞くことができます。
業者は「りんごが3個、みかんが4個だったから」と答えるかもしれません。「そのくらいの個数に見えるから」と答えるかもしれません。

質問者が、納得すれば、どちらでも良いと思います。
もちろん「この業者に聞いてもムダか、自分で数えるか」になるかもしれません。

最悪なのは「返答なし」や「わかりません」という返答と考えています。質問者から「あの『7個ですね』とか、『10個弱あります』は何だったのですか?」という問い合わせがくるのは当然ですよね。

情報システムの場合、これが強い確認になります。
情報システムは、 y = f(x) の応用といえます。つまり、入力 x に対して、出力 y を出すための関数を作っています。どのような関数を作るのかがドキュメント、ソースコードで作成されています。
情報システムは、正確性が求められるので関数 f() が考えなしでは困るのです。

閑話休題。
説明をし、問題点を指摘された場合に「考慮していませんでした。修正します。」「知らなかった。申し訳ない。修正します。」は良い回答だと考えています。

人間には、考えられる範囲があります。

すべてを知ることができない我々には、その道の専門家の指摘を受けて、修正できることが必要だと思っています。それは、誰でも同じです。
一緒に暮らしている人かもしれない、嫌いだった人間かもしれない、自分の常識では受け入れられない人かもしれない、難しいときもあるかもしれない。
それでも、良いものを作るために、頑張ってヒアリングを行い、いろいろな思惑を削ぎ落とし、実装に落としていく必要があると考えています。


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