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50歳50冊 ニューロマンサー ウィリアム・ギブソン

電脳空間のビッグバン。ネット時代を予見した「はじまりの書」

人生の50冊 SF編 ベスト4

1986年において、この世界のすべてが新しく、すべてがカッコよかった。
当時はギブソンから溢れ出すイメージの奔流に巻き込まれ、
本当の意味が咀嚼出来ないまま我々は圧倒されていただけだった。
しかし、今振り返ればその後の現実の歴史は、
このニューロマンサーの世界観に追いつこうとした30年だったのだ。
まさにこの本からすべてが始まった。
ハッキングもクラウドもウェラブルも人工知能もバイオ工学も
すべてがごった煮状態でニューロマンサーの中にあった。

なにしろ、「ネットの向こう側は広大だ」と
人類に気付かせてくれて、ありがとう。

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