ニセ明のREAL(ReAssembly ver.)を発売してほしい話

※音楽用語がふやっふやの奴が書いてる上に現物の曲が現状有料配信でしか見られなくて引用できないので大体全部擬音語で説明するんで察してください。多分3万回「みたいなやつ」的なワードを言うと思う。

まずはこちらをご覧ください

これがREALの原曲です。

ちなみに歌詞

曲の説明

 これをね、ライブでやったんですよ。ライブアレンジで。
 そのアレンジが個人的にめちゃくちゃ好きで。
 アレンジが完全に源曲からかけ離れてるロックアレンジなんですけど、もうなんていうか、ポジティブめのロックの王道全部詰め込んであります!みたいな。
 ご飯で言ったらエビフライにナポリタン小さいオムライスに旗まで立ってるお子様ランチかカニウニイクラの痛風三色丼、2時間ドラマなら絶海の孤島の洋館で台風の夜に船が爆発したところから始まる殺人事件。

所謂リードギターのポジションはサックスが担当してて、ギターの人はギャリギャリいわすディストーションでバッキングキメてて、キーボードはなんかよくロック系の曲に出てくるコロコロしたシンセ!みたいな音(絶対名前ある)でしっかり存在感ある感じ。ドラムはどんどこ言うしクラッシュシンバルシャンシャン鳴らしてるやつ
※以下、サックスをリード、ギターをリズムと呼びます。

 まず、イントロからもう王道。
 ドッタンドドタンドドタンドドタンドドタンドドタンタンタンタンタンのドラムから始まる(多分なんか名前ある)
 Aメロはリードが歌の合いの手的な感じでジャッジャジャジャンジャンジャジャンみたいなの入れる程度で、リズムも大人しい感じ。
 Bメロから徐々にボルテージ上がってきてそこのコード進行もあ~これね!これ!みたいな、なんかもうそこそこロック系聴いてる人なら知らなくても勘で歌えそうなやつ。
 サビ前にドラムがドタドタドタドン!でサビ入りという「殺人鬼と同じ部屋にいられるか!」って言った偉そうなオッサンが1時間後に鍵がかかってる部屋で死んでるみたいな「王道~!」って感じの展開。最高。

 サビでワーッと空間が広がるようなメロディラインも、コール&レスポンスができちゃう感じも超王道。
 ニセの「武ちゃんカモン!」からのサックスソロもあ~~~~!こういうのね~~~~!!!!!ってなる感じなんですよ。
 リズムもめちゃくちゃ早弾きでティロリロしてメレメレするやつでうわ~
 ソロの後半に行くにしたがってドラムがドンタンドドタンだったのがドタドタドタになって、リードが吹き上げた所にキーボードの鍵盤ブワッってやるやつ(絶対なんか名前ある)で大サビに入る。
 で、大サビの頭ワンフレーズがドラムとボーカルだけになるパターンからのコール&レスポンス的な感じで「一緒に~!」って言って全パート集合する。良~!!!!
 大サビの「心騙したら」が「こころだぁ↑ま~し~たら~」のあの音がハネるプロっぽいやつやるのもめっちゃ王道~!って感じだし、アウトロの進行もうわ~すごいなんか聴いたことある~!ってなるの。

 ちなみにこれ書きながら有料配信のREALのところだけ繰り返し聴き続けてるんだけど、既視感ならぬ既聴感の正体はアニソンかもしれない。リードをサックスが担当してるところとかキーボードがいるのも90~00年代前半のアニソン的な。
 Butterーflyの曲調好きな人は多分好き。

歌詞について

サビがオモロだしみんな笑うポイントになってたけど、私としては歌詞がめちゃくちゃ好きなんだよな~!!!!
大サビの"甘いもの食べて心騙してなんか生きるのさ"とか友達とほぼ毎月やってるやつ過ぎるし〆の"あとお金要る"は会話の着地点で「まあ月収5億あればいい話なんだけどさ…」ってよく言ってる奴そのまんまだし。
なんだかんだしっかり星野源味してる歌詞なんだよな。表現が身も蓋もねえけど。

でも音源ない

 ないんですよ…原曲の方がシングルコレクションのボックスの特典にしか入ってない。
 今ふわっふわの言葉で説明したライブバージョンもない(ないよね?)

 でもライブバージョンめちゃくちゃよかったんだよ~!!!!
 ほしn…ニセは「ダサくてびっくりした」って言ってたけど私は好きだ~~~!!!!多分これでもかっていうくらい王道!みたいなのが詰まってるからそれを指してダサいと言ってるのかもしれないけど、スタイリッシュではないけど絶対好きな人いっぱいいるよ~!!!

 配信だけでもいいからライブアレンジのREAL売ってくれ~!!!!!
 もしくはマジで色んな人に聴いて欲しいから期間限定でもいいからYouTubeに上げてくれ~~~~~!!!!!!

余談

 曲中に手拍子じゃなくて拳ソイヤッソイヤッしてたんだけど、そういう時に出る動きって今までいた現場に影響されるじゃないっすか。
 私がバンギャだからなのかわからないんだけど、拳の上げ下げのリズムが周りと逆でオッホホスミマセンってなったの一人でワロてた。
 説明が難しいんだけど、ドッタンドドタンのリズムに合わせて上げ下げする場合、私だとドッ↑タン↓ド↑ド↑タン↓で、なんていうか、逆ダイみたいに"下げること"がメインの動きになるんだけど、私の周りはドッ↓タン↑ドド↓タン↑で"上げること"がメインだったんだよね…
 異文化コミュニケーションっちゅうやつやな…まあ受け取るのみで全然コミュニケーションしてないけど…

蛇足

 源がライブアレンジのREALの(3年前に中止になった時の)リハ音源を今回の為に聴いて「ダサい」と表現した事について、ああ、これが音楽性の違いというやつなんだな…としみじみ思うなどしていた。
 確かにフレーズやコード進行として目新しいとか斬新と言えるものではなく、気に入ってる私でも、「格好良い」とは少し違うのかもしれないとは思っているけど、ある種のカノンコードに近い、絶対"美味しい"と思ってしまう要素が入っているのがとても気持ちよかったので、(恐らく)あえて狙ってそういう風に聴こえるように入れて作っているのだろうとは分かっていても、星野源のレベルと音楽性ではそれは「ダサい」と表象されるものなのだな…と、少し刺さる棘があったのも事実。
 しかし、私だってつい最近Jラップを「好きじゃねえ」と言ってるし、音楽なんか所詮優劣ではなく好き嫌いのものなので、それはそれで仕方がない。ニセはそもそものコンセプトが「あえてダサく」だと受け取っているので、むしろかっこいいとか言われても困るのかもしれない。
 しかも私は俳優玄関から入っているので、音楽性は二の次。
 そもそもその程度で萎れたり自信が無くなるような温い感覚で本名盤の音楽性を愛してないので、どうしても気になるなら毎秒新規絵を捨てて源場に行かなければいい話なのである。
 後は多分、FC限定って言う"場"もあったのかなとは思う。絶対に自分のファンしかいないって分かってるわけだし。物凄くハイコンテクストというか、言葉の意味が"わかる"人しかいない前提で話してたんじゃないかな~みたいな。何も分からない私はそれすら判断ができない訳だけど。
 マルチにやってる人に畑違いの人間がたまたま別のルートから入るとどうしてもこういう事は起きる。
 もしも次にそういう事が起きたその時は、私はハコで、そなたはアリーナで暮らそう。会いに行くよ、円盤を買って。


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